はじめまして旅する女将、橋本典子です。「旅する女将」の肩書は、店舗を持たずシェアカフェやイベントコラボで「典子食堂」を行っていることが背景になっています。2011年より災害ボランティアとしてたびたび東北へ足を運び、乗合での夜食の差入れと現地での自炊が「典子食堂」の前身であることも大きな要因です。「女将」の所以は、着物が好きで和服姿が女将さんのようだとよく言われるため。これらをよく知るボランティア仲間が、出張料理人として独立する際につけてくれました。 東北ボランティアをはじめたきっかけは、1995年の阪神大震災発生時に神戸で被災した親友のもとに駆けつけられなかったことが心残りであったため。また、当時は海抜2m前後で海まで歩いて5分という職場に勤務しており、沿岸地域での被災が他人事とは思えず、いてもたってもいられない気持ちでその年の6月に南三陸へ向かいました。 初作業は仙台市若林区の民家で震災間3か月手つかずのお宅の瓦礫撤去。ほぼすべての家財道具を瓦礫として運び出し、土砂をとりのぞき、床板をはがし、当たり前の日常がほんの数時間で失われる儚さを体感しました。 南三陸町防災対策庁舎(2011年06月26日)セルビア料理との出会い南三陸での経験がきっかけとなり、今までやりたかったことは先延ばしにせずはじめることに。そのひとつとして、日本に滞在中の外国人によるNiki's Kitchenなどの料理教室に通いはじめました。 手打ちパスタに興味があり、最初に受けたクラスはバチカンの修道女から習ったというレシピでしたが、パスタマシンが必要なためもっと手軽なものを、と探して見つけたのがセルビア料理のクラス。国による文化の違いは、虹の七色のように境界があいまいで少しづつ変化していくものだと思っていたというJelena先生の説明通り、セルビアは周辺各国の影響を受けた多彩な食文化を持っています。 2011年8月に初めて受けたクラスは田舎料理。丸鶏で丁寧にとった滋味あふれるスープと、土鍋をオーブンで焼くという技法に感動し、「この先生についていこう!」と心に決めた思い出の料理です。 ●モンテネグロの赤ワイン『Vranac』 ●祖母のチキンスープ『Pileca supa』 ●セルビアの祖父母の村のパスタ:ドマーシゼランチ 『Domaci rezanci』 ●セルビアの夏の代表料理チキンベジタブルシチュー 『Djuvec sa piletinom』 ●お菓子:ケシの実のシュトルーデル 『Poppy strudel Serbian way』東北の食材で世界の家庭料理を食べる会東北での災害ボランティア活動も継続し、瓦礫の撤去が一段落すると農業支援、漁業支援へとステージが変わり、ボランティアセンターを通したマッチングから、個人とのつながりへと変化がおこりました。 乗合での差入れが評判となり、2012年12月に東北ボランティアの仲間たちとパーティを開き、1日シェフを務めました。相談を重ねたメニューは、バイキングスタイルの各国家庭料理と宮城県石巻市の牡鹿半島直送の素材のグリル。ドレスコードの東北支援Tシャツと、東北のお酒を手に26名が集まりました。 準備の過程で見えてきたのは、東北沿岸部から入手できる食材は魚や牛乳などの原料に限られ、スモークサーモンや、チーズ、バターなどの加工品が手に入らない現実。震災から1年9か月経っても、工場や冷蔵庫などの設備が復旧されていない現実を再認識することとなりました。 「東北の食材で世界の家庭料理を食べる会」はボランティア仲間の東京での情報交換の場として回を重ね、気づけば「典子食堂」の呼び名が定着。被災地域から食材を取り寄せるうち、生産者や卸業者、東北に拠点を移した仲間との結びつきも生まれました。 2012年12月 第1回典子食堂にてセルビア旅行9月18日から26日にかけてのセルビア旅行は、4年間クラスに通ったJelena先生が企画した現地ツアー。修道院やレストラン、教室や個人のご家庭などで料理のワークショップに参加しましたが、何はさておき、まず「お茶っこ」で、帰り際には「あれも持って行け、これも持って行け」と手土産がたくさんになる人情の厚さは日本の田舎と通じるもを感じました。また、親日家が多く「日本人は私たちが辛いときに、いつも力になってくれる」と、いたるところで歓迎を受けました。紀元前から現在に至るまでローマ帝国、オスマントルコ、ハプスブルク家、最近ではNATO軍による爆撃などなど、国土が150回も戦場になった歴史をもつ国にとって、遠国からの援助は私たちが考えた以上に心に深く刻まれていたようです。 ベオグラードのサバ教会 ノビパザでベーカリー見学 農場でカイマックづくり体験 コーヒータイム 修道院での昼食セルビアンナイト今回、代官山come cafe&osamu barのオーナーソムリエ西尾治さんに店舗をお貸しいただき、旅のディナー報告会「セルビアンナイト」を企画しました。 撮りためた写真をプロジェクターで上映もいたします。現地の音楽を聞きながら、目と耳と舌で味わうセルビアの夕べを過ごしませんか? ***************************************************** 日時:2015年11月19日(木) 18:00~20:00 21:00~通常営業となります。 場所:代官山come cafe & Osamu bar ▶Facebookページ 東京都渋谷区鶯谷町8-10 代官山トゥエルブ2 2F-A 東急東横線 代官山駅 北、西口より 徒歩8分 JR 渋谷駅 新南口より 徒歩5分/西口より 徒歩10分 恵比寿駅 西口より 徒歩10分 メニュー: カラジョルジェ・スニクラ(チーズを巻いて揚げたヒレステーキ) ショプスカサラダ(カッテージチーズとトマト、キュウリのサラダ) プロヤ(コーンブレッド) シュネノクレ(メレンゲとカスタードのデザート) 旅のお土産: セルビアで撮影した写真のポストカード5枚セット ☆15名満席となりましたら、スペシャルワインがサービスになります。 会費:5500円 (オーナーソムリエのお勧めワイン3杯、旅のお土産つき) ※募集期間終了後のキャンセルは禁止事項とさせていただきます。 返金には応じられませんが、当日おいでいただけない場合参加の権利を他の人に譲渡することが可能です。3日前までにその旨と代理出席される方のお名前をお知らせください。 定員:10~15名 カラジョルジェ・スニクラ(チーズを巻いて揚げたヒレステーキ) ショプスカサラダ(カッテージチーズとトマト、キュウリのサラダ) プロヤ(コーンブレッド)■特定商取引法に基づく表記
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目標は ¥55,000 に設定されています。
プロジェクトは 2015/11/09 に達成し、2015/11/11に募集を終了しました。
旅のお土産(送料込み)
お届け・提供予定時期
サポーター数 0 | 数量限定あと 20
セルビア料理(ワイン・旅のお土産つき)
お届け・提供予定時期
サポーター数 12 | 数量限定あと 3
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