いろんな角度から、Kibidango(きびだんご)ってこういうこと!を紹介します。
あるところに、桃太郎の子孫にあたる、桃太郎16世という気の優しい青年がおりました。
桃太郎16世は、遊び心あふれるアイデアと手先の器用さで、「桃ゼリー」や「オーガニックピーチアロマオイル」など、桃の関連商品なら何でもつくってしまう日本一の「桃職人」として活躍していました。
しかし、ある日、鬼の集団がやってきて、大きな桃林がある「鬼が島」を占拠してしまいました。鬼たちは島にスパを建設するなどリゾート化を進め、贅の限りを尽くし出します。
一方、桃が手に入らなくなった村の暮らしは悪化し、困り果てる村人たち。
そこで桃太郎16世は、村のみんなのために「鬼退治プロジェクト」を決意します。
しかし、鬼退治のためには、ざっと見積もって100万円のお金が必要です。
「どうしよう…」
そんなとき、隣の村に住んでいるイヌ吉、サル子、キジ男が噂を聞きつけ、桃太郎16世を訪ねてきました。
「桃太郎16世さん、めちゃめちゃカッコいい志だワン!!」
イヌ吉の一言に、思わず涙ぐむ桃太郎16世。
「ありがとうイヌ吉くん… でも、100万円集めないと、鬼が島まで行くこともできないんだ。オーガニックピーチアロマオイルも、原料がないからつくれないし…」
するとサル子が言いました。
「私、『オーガニックピーチアロマオイル』欲しい!1万円くらいなら今すぐ出せるわよ。その代わり、桃太郎1世の昔話でいう『きびだんご』みたいな感じでピーチアロマオイル、もらっていい?もちろん鬼退治してからで大丈夫ウキー!」
キジ男も、
「そのくらいの額なら、ぼくもすぐ出せるよ。オイルじゃなくて、鬼が島スパの入浴券がほしいケーン!」
「じゃあ、3人で友だちも誘おうワン!」
桃太郎16世は目を輝かせながら言いました。
「みんな、ありがとう!じゃあ、いろんな人にサポーターになってもらいやすいように、『きびだんご』的なもののラインナップを決めることにするよ。
¥ 1,000 / 桃ゼリー4個セット
¥ 2,000 / オーガニックピーチアロマオイル1本
¥ 3,000 / 日本一の桃風呂スパ入浴券1枚
¥ 30,000 / 日本一の桃風呂スパ入浴券 年間フリーパス
これでいきます!」
桃太郎16世のサポーター探しを3人が手伝った結果、ついに100万円が集まり、鬼退治プロジェクトが成立します。
イヌ吉やサル子、キジ男らの応援を感じながら、桃太郎16世は奮闘し、念願の鬼退治を果たしました。
村に平和が戻り、人々はたいそう喜びました。
桃太郎16世は、サポートしてくれたみんなに、約束通り桃ゼリー、ピーチオイルやスパ入場券を届けました。
村を出発してから鬼を退治するまでのエピソード満載のお手紙を添えて。
イヌ吉、サル子、キジ男たちは、その武勇伝を読みながらまるで自分のことのように大きな大きな達成感と幸福感に包まれたのでした。
おしまい