ボーダー服を着ているということは = 音を着ているということ
[アーティスト・和田永 本人による解説]
★気づきのきっかけ このことに気づいたのは、ある日のミスが出発点になっています。
暗がりの中でテレビをいじっていて、音と映像の端子を逆に繋いでしまいました。間違えて繋ぐと、、、テレビには横縞のノイズが現れました。
あれ、待てよ。音を繋いで現れた映像なのだから、それは音を意味しているはずだ。
そう考えて、さらにカメラでその横縞を撮影して、映像の端子を音声の端子に引っくり返して繋いでみると・・・
なんと!ノイジーでありながらも音に戻るという現象が起こりました。
そしてある時、そのテレビのノイズとボーダーシャツが似ていることに気がつきます。
ということは、、、ボーダーシャツも音になるはず!?
そんな仮説をプロジェクトの公開考案の場で投げかけてみたところ、
「みんなでボーダーシャツを着て演奏したい!!」という声があがりました。
本当にそんなことが可能なのだろうか・・?
★★早速、実験 早速、実験を開始。
カメラでボーダー服を撮影し、その映像をそのままスピーカーに繋いで鳴らします。
すると、なんとボーダー服が音を鳴らすことがわかってきました!!!ボーダー服の本数が少ないと低い音、多いと高い音が鳴ります。
カメラに近づいたり、遠ざかったりすることでも音程が変化し、服を揺らせばビブラート。
ちょっと下がればチョーキング、伸縮させてもモジュレーション。オンオフさせればリズム誕生。
★★★わかってきたこと 試していくと・・・
ボーダーの本数 × カメラのフレームレート (fps) = 周波数 (Hz) = 音程
という計算式が見えてきました。
14〜15本のボーダー服はだいたい「ラ (440Hz)」の音。
電気の不思議、走査線の魔術。隠された法則との対話をしているよう!
ふむふむ、、、楽器としての可能性が見えてきた!
そこで!!!
★★★★目指す未来 より高度なシステムを開発するとともに、オリジナルの「楽器としてのボーダーシャツ」をつくってみたいと思うようになりました。それが『ボーダーシャツァイザー (Border Shirtsizer)』です。
『ボーダーシャツァイザー』は、ボーダーシャツに何故我々が魅了されるのか、その縞模様に何が潜んでいるのかを解き明かすと同時に、服が音の信号そのもの、そして身体そのものが楽器になるという新しい視点と体験を生み出します。
そして、やがてボーダーシャツを見るだけで 「あれ?そのボーダーシャツ、ラの音じゃない?」や「君と俺のボーダーシャツ、4度のハモリルックじゃん!」みたいな会話が日常的になることでしょう!
ボーダーシャツのファッションショーでは、服そのものが楽器となり、演奏はそのままダンスとなることでしょう!!!
そんな表現の可能性に挑戦したい!!!!!
古い家電に魔法をかける <エレクトロニコス・ファンタスティコス!> とは?
これまで、様々な古い電気製品を使ってオリジナルな楽器を産み出し、世界中でパフォーマンスしてきたアーティスト・和田永。
旧式のオープンリールデッキをコンピュータ制御して演奏する『Open Reel Ensemble』や、ブラウン管テレビをフィジカルに叩いて演奏する『Braun Tube Jazz Band』でメディア芸術祭を受賞するなど、高い評価を得てきました。
そんな彼が、今年新たにスタートさせたのが<エレクトロニコス・ファンタスティコス!>。あらゆる人を巻き込みながら古い家電を集めて新たな楽器を創作し、量産し、奏法を編み出し、徐々にオーケストラを形づくっていくプログラムです。
11月23日にこのプログラム初めての体験型コンサート「初合奏遭遇篇」(会場:浅草アサヒ・アートスクエア)を開催するにあたり、現在実験・開発中のたくさんの楽器の中でも、特に力を入れて開発していきたいのがこの『ボーダーシャツァイザー』です。
ビデオカメラでボーダーシャツを撮影して音に変えていくこの楽器システム。音と映像の根源的かつシンプルな関係性を用いて合奏したいと考えています。 ボーダー服そのものを音の信号として、だれもが楽しく、自由に、踊るように演奏できる楽器を目指します!
プログラムの中心人物、アーティスト・和田永とは?
1987年東京生まれ。
物心ついた頃に、ブラウン管テレビが埋め込まれた巨大な蟹の足の塔がそびえ立っている場所で、音楽の祭典が待っていると確信する。
しかしある時、地球にはそんな場所はないと友人に教えられ、じゃあ自分でつくるしかないと今に至る。
大学在籍中よりアーティスト/ミュージシャンとして音楽と美術の間の領域で活動を開始。2009年より古いオープンリール式テープレコーダーを楽器として演 奏するバンド『Open Reel Ensemble』を結成してライブ活動を展開する傍ら、ブラウン管テレビを楽器として演奏するパフォーマンス作品『Braun Tube Jazz Band』にて第13回メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。各国でライブや展示活動を展開。ISSEY MIYAKEのパリ・コレクションでは、現在までに6期連続で音楽を担当している。
そんな場所はないと教えてくれた友人に最近、偶然再会。
まだそんなことやってるのかと驚嘆される。
リターンについて
リターン(1) ボーダーシャツァイザー オリジナルTシャツ
Tシャツであり 楽器であり アート作品でもある
ボーダーシャツァイザー オリジナルTシャツ
「ソプラノ」「アルト」「テナー」「ベース」
現在、絶賛、開発&デザイン中です!
「初合奏遭遇篇」にて、これを着て、一緒に演奏しましょう!
<イベント情報>----------------------------------------------------------------
和田永 エレクトロニコス・ファンタスティコス! 〜初合奏遭遇篇〜
日時:2015年11月23日[月・祝] 18:00開場 19:00開演
会場:アサヒ・アートスクエア [東京都墨田区吾妻橋1-23-1]
出演:和田永、環ROY(ラッパー)、池田絢子(タブラ奏者) ほか
toppingeast.com---------------------------------------------------------------------------------------
Tシャツのデザインはグラフィックデザイナーの山野英之氏が担当。
山野英之(やまのひでゆき)
グラフィックデザイナー。
1973年奈良生まれ。groovisions、NANAを経て2002年独立。
書籍、CD、ロゴマーク、サインなどのデザインを手がける。
2009年、高い山株式会社設立。
http://www.takaiyama.jp/注意:
●Tシャツのサイズは、実演のしやすさを優先し、メンズM(165-175)ワンサイズとさせていただきます。予めご了承ください。
●Tシャツは11月23日「初合奏遭遇篇」にてお引き渡しします。
・11月23日「初合奏遭遇篇」の入場料はリターンに含まれておりません。
・11月23日「初合奏遭遇篇」の入場予約は
こちら・ご来場が難しい場合は11月23日以降、郵送させていただきます。
リターン(2) あなたの自宅や職場を演奏します!
<エレクトロニコス・ファンタスティコス!>で開発している楽器群。
和田永自らがそれらの楽器や制御機構を実際に持ち込んで、あなたの自宅や職場にある家電たちで演奏を繰り広げます。
★ご自宅での誕生日会(例えば、音楽好きの息子さんへのサプライズ!)
★会社の新年会、設立パーティー(例えば、レトロ家電好きの社長へのサプライズ!)
などなど、お気軽にお声がけください。
条件:
・2016年2月末までの履行となります。
・交通費(車両代)は別途ご負担いただきます。事前に御見積いたします。
・スケジュールを調整をしながらの履行となります。
ご指定の日程に伺えない可能性もございますので、予めご了承ください。
その他、ご質問はメールで随時受け付けております!
支援いただいたプロジェクトフィーは、
・オリジナルTシャツ デザイン&製造費
・『ボーダーシャツァイザー』システム開発費
・<エレクトロニコス・ファンタスティコス!>新作楽器開発費
にあてられます。
最後に。
プログラム初の体験型コンサート「初合奏遭遇篇」にむけて・・・
<エレクトロニコス・ファンタスティコス!>は、だれもが参加できる音楽 x アート・プログラムです。
新たな楽器を演奏したい!という方のみならず、エンジニア、広報、プログラム運営担当など、様々な方々が11月23日のコンサートに向けて、多様な関わり方で参加してくださっています。
このプログラムは単に観客と演者が存在するコンサートを行うのが目的ではありません。
関わる方がそれぞれ自分の得意なことを表現する場として、技術や発想が集結して先鋭的で面白い表現が生まれる実践の場として、たくさんの力が加わることで、プログラムが思っても見なかった方向へ進化/深化していっています。
今まさに日々くり返されている数々の実験。
ゆくは音楽会と博覧会が合体したような時間と空間を生み出していこうとしています。テクノロジーがファンタジーになる瞬間を目撃できる、そしてそれを育てる最初のチャンスです。
この道のりは未だ見ぬ未来の「お祭り」への第一歩にすぎません・・・
是非、この始まったばかりの新たな取り組みにご支援をお願い致します。
■特定商取引法に基づく表記
- 事業者
- 特定非営利活動法人トッピングイースト
- 運営責任者
- 清宮陵一
- 住所
- 〒130-0004 東京都墨田区本所2-10-7
- 連絡先
- TEL:03-5608-1170 / FAX:03-5608-1170
- E mail
- info @ toppingeast.com
- ホームページ
- http://www.toppingeast.com
- 特典(商品・サービス)の価格
- 送料・税を含みます。詳細は特典ごとの記載の通り。
- 申し込み期限
- プロジェクトページ上部に目標金額と併記記載の通り。
- 支払方法・支払時期
- ①クレジットカード決済(Visa/Master)・楽天ID決済)
・当プロジェクトにて提供する特典(商品・サービス)にお申し込みいただいた時点で与信が行われますが、プロジェクトの募集期限までに目標金額に満 たない場合にはプロジェクトは不成立となり、お客様へのご請求は発生致しません。募集期限までに目標金額に達し、取引成立となった場合にのみ、募集期限の 到来をもって決済が行われます。
・クレジットカード決済及び楽天ID決済の場合、各クレジットカード会社等の定める日に引き落としが行われます。
・デビットカードやプリペイド式クレジットカードのご利用はお勧めしておりません。デビットカードを利用された場合は、特典(商品・サービス)にお 申し込みいただいた時点で引き落としが行われますので、ご注意ください。プロジェクトが不成立となった場合には後日、提携金融機関を通じて返金が行われま す。また、プリペイド式クレジットカードについては、与信と支払の実行について、通常のクレジットカードとは異なるタイミングで行われることがありますの で、各カード会社のガイドラインにてご確認ください。
②PayPal決済
募集期限よりも前に当プロジェクトの目標金額が達成された場合(すなわち、当プロジェクトが成立することが明らかとなった場合)は、その時点以降 お申し込みいただく方に限り、上記①のお支払方法に加えて②PayPal決済によるお支払いを選択することができます。②Paypal決済をご利用いただ いた場合は、お申込みの時点で決済が行われます。引落日は、Paypalを運営するPayPal Pte. Ltd.の定めるところによります。 - 引渡時期
- 募集期限までに目標金額が集まった場合に当プロジェクトは成立し、プロジェクトオーナーは集まった資金を元手に特典(商品・サービス)を支援者に提供する義務を負います。特典(商品・サービス)の引渡時期は、特典(商品・サービス)欄の記載の通りです。
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