知的障害者の生活の場づくりをめざしてさまざまな障害を持つ人たちが社会で活躍する場は、企業や周囲の努力で広がりつつあります。一方で少子化の中で障害者の比率は上がっているという指摘もあり、将来的には働く場所、住む場所ともに足りなくなる可能性が高いのも事実です。 台東区は23区で一番小さな面積の中に、浅草、上野といった有名な観光名所と、昔ながらの工房や事業所、住宅を多く抱えています。人口密度が高く(全国9位)、面積が小さいこの台東区で、知的障害者のための生活介護施設の設立を目指している団体があります。 現在、上野の永寿総合病院にほど近い場所で児童放課後デイサービス事業を展開している社会福祉法人 美谷会 結ふる美谷東京さんです。生活介護施設設立の厳しい条件の中、2015年度内の設立を目指し、行政と地元の理解を得ようと日々努力されています。 来年1月23日、その結ふるさんの主催でダウン症女流書道家・金澤翔子さんの母、泰子さんの講演会が予定されています。当日はお母様の泰子さん、翔子さんご本人からお話をいただきます
母と子、二人三脚で歩んだ道金澤泰子さんはダウン症というハンディキャップを持つ翔子さんを授かりました。5歳から書道を教え、翔子さんの興味と集中力を伸ばし、立派な書道家として育てました。その軌跡は多くの書籍、NHKドラマなどにも取り上げられ、多くの方の知るところとなりました。 1月23日、東上野のオーラムというホールにて、ダウン症の女流書道家金澤翔子さんの母、泰子さんの講演会が開催されることになったのです。タイトルは、「母と子、二人三脚で歩んだ道」。翔子さんの可能性と才能を信じ、書道家としての力量を開花されたお母様と、翔子さん本人の努力。知的障害を持つお子さんを育てる保護者や、関わる多くの方にとって、ヒントと励みになる講演会となります。 ところが1つ、私にとって、気になることがありました。 それは2000円というチケット代でした。力強く迷いのない翔子さんの揮毫。無心の強さが書に表れます
どんなに良いプロジェクトも赤字では継続できない私は、長年企業のマーケティング活動のお手伝いや、イベントの運営支援を行ってきましたので、果たして2000円のチケット代で実費をまかなうことができるのだろうか?という点が気にかかりました。 日頃、児童デイサービスで自閉症の次男坊がお世話になっている保護者として、結ふるさんに確認したところ、 「実は、座席が全席売れても赤字になる設定です。それでも障害を持つお子さんを育てている保護者の方はもちろん、支援で関わる方、今まで障害とは無縁だった方・・・多くの方にこの講演を聞いていただきたいと考えています。」 とのこと。 結ふるさんの想いに感銘を受けましたが、それでも、誰かが一方的に赤字をかぶるプロジェクトは、どれほど有意義でも継続ができないと考える私にとって、満席になっても足りない15万円を埋める手立てがないか、ということはいつも頭の片隅にありました。翔子さんの力強い書。NHK大河ドラマ「平将門」のタイトルで多くの方に知られるようになりました
クラウドファンディングへの挑戦そこで、 ●このイベントを多くの方に知っていただきたい ●当日のご都合はつかないけれど、イベント開催をご理解いただき、力を貸していただける方を募りたい ●趣旨を応援いただける企業さま、団体さまの協力を仰ぎたい という考えから、この講演会の実費残り分をまかなうべく、クラウドファンディングでみなさまの支援をお願いしたいと考えました。友人のSOL'S COFFEEの荒井利枝子ちゃんからkibidangoさんをご紹介いただき、お話をよく伺い、場を借りて取り組ませていただく決心をしました。 実費の支払期限となる1月末までのプロジェクトとして、立ち上げさせていただきます。 (注;このプロジェクトでご支援いただいた費用の入金は2月末となります) 障害を持つ子どもたちが大人になったとき、親と離れたとき、安心して住み、活躍できる場を台東区に作るための第一歩。 是非この講演会の成功に向け、力をお貸しください。 |
目標は ¥150,000 に設定されています。
プロジェクトは 2016/01/14 に達成し、2016/02/01に募集を終了しました。
結ふるソングCDと当日レポートお届け【送料・税込】
お届け・提供予定時期
サポーター数 3
結ふるブレンドと当日レポートお届け【送料・税込】
お届け・提供予定時期
サポーター数 8
サイン書籍と当日のレポートお届け【送料・税込】
お届け・提供予定時期
サポーター数 8 | 数量限定あと 2
協賛社(者)さまとしてのご紹介【送料・税込】
お届け・提供予定時期
サポーター数 2
\このプロジェクトが気に入ったら/