Tenuis - 更なる進化を遂げた薄い財布![]() ![]() 究極の薄さはそのままに、機能面の追加と強化
Tenuis(テニュイス)は今作で第4世代になるSOLAHANPU定番の薄い財布でシリーズ合計で1億円以上売り上げています。これまでTenuis1, Tenuis2, Tenuis3、Tenuis3 LeatherTL, TenuisBGと異なるバージョンを開発して来ましたが直近のTenuisBGは新しい材料での試みだったのでどちらかというと派生版になり、今作は最も主流なシリーズの後継版となります。一時期海外生産も試しましたが現在はやはり様々な面で管理しやすい日本製です。名称は今作より「Tenuis」に統一いたします。 薄くても強靭さを誇る山羊革を財布内面に、質感あふれるイタリア製高級牛革を外面に使用し大人の雰囲気に仕上げた財布となっています。近年増えているコインとカードが重ならない薄いコンパクト財布とは別の方向性で薄さを追求、特殊すぎて扱いづらい等が無いように使いやすさにも気を付けています。カードを2カ所に分けて薄くする構造は継承、コイン入れ部分は前作とは違う工夫で薄くまとめる事が出来るようになっています。※Tenuis TL(旧称Tenuis3 Leather TL)は「おもてなしセレクション」にて2025年度金賞を受賞しました。 参考ページへのリンク: 開発の経緯![]() デザイナーSolaは若い頃より国内外色々なところに住んだり、旅をしてきました。一カ所に定住する事が難しく、全ての荷物を持ち移動生活を続けるうちになるべく荷物を減らす、かばんを小さくする、財布なんかも全てのものをまとめてもなるべく薄く、等の経験から薄い財布シリーズを開発しています。 各国をまたいでの旅の影響でパスポート、前後に滞在する国の紙幣、硬貨、生命線である日本の銀行の国際キャッシュカードや現地で調達する交通カード、当時は携帯電話を持たなかったのでメモ用紙と手帳用ペン、海外経験浅かったので財布サイズの薄い電子英語辞書(確かSharp製だったと思いますが現在は無いかもしれません)等、色々と持ち物がありましたが理想の財布が無いなか何とか市販の財布を買い無理やり自分の用途に合わせて使っていました。その後元々幼少期より得意だったクラフトや立体工作を活かし独学で本格的なデザイン、縫製の知識や実務を勉強していきSOLAHANPUブランドが始まりました。 ![]() Tenuis自体は2016年から続く定番のシリーズで今作ではより時代に適したつくりとなっておりコインを使う/使わないの選択可、カードを多めに入れたり良く使うカードをすぐ取り出せる仕組み、前作から続く隠しポケットも細かい調整を加え更に使いやすくなっています。 世界ではキャッシュレス化が進んでおりますが日本をはじめいくつかの国や場面ではまだまだ現金が必要な時があり、丁度移行期にあたる今、現金派、キャッシュレス派、その中間を行くような使い方が出来る財布を目指して開発しました。デザイン面はカジュアル、フォーマルどちらでも合わせることが出来ます。
強力な組み合わせ、牛革と山羊革の融合![]() 内面は薄く強靭な山羊革、外面は様々な魅力を持つイタリア高級バケッタ製法オイル革、何故この組み合わせなのか、気になる部分を説明します。山羊革は見た目は繊細なシボ模様(独特なまだら模様)が付けやすく、薄くしなやかで弾性や引っ張り強度に優れています。 これら特徴はTenuisに採用されている無駄のないツインカードスロットに最適、コインポケットも薄くできる、更に隠しポケット等の特殊構造を搭載しても尚薄くできるという利点から利用しています。隠しポケット機能が充実した薄い財布はほとんど他では見当たりません。 ![]() 内面の山羊革だけでは柔らかすぎるので、外面はある程度の硬さや耐久性があり、見た目の質感、美しさや色々な味わいと出せる素材を考えた結果イタリア製牛革を選び、薄い財布用なので強度を保てる無理ない範囲で薄く漉き加工を施した革を採用しています。Tenuis(テニュイス)はラテン語で「薄い」という意味があります。 ![]() 今作では表面に毛羽立ち加工を施したつやの無い和紙のような質感のイタリアンオイルレザーを使用しています。使用につれ毛羽立ちが寝てつやが出る、色が深くなる等の特徴があります。
Tenuisのサイズ感折り畳み時、約幅90㎜、高112mm、厚6㎜(非収納時)とほぼカードを2枚分並べた大きさです。重さはわずか60gでポケットに入れても負担を感じません。程よい硬さに仕上げているので従来の分厚い革財布の様にポケットの中でのごつごつした異物感等はありません。 厚さを分散するツインカードスロット![]() Tenuis3(2019年)時代から受け継いでいる最大の特徴であるカードを2カ所に分けるツインカードスロットで厚さを分散、4枚×2箇所=8枚(カード厚により10枚)と十分な収納力があります。カードを2枚並べたサイズでもカードポケットを内側から縫製する構造により一般的な財布の様な「縫いマチ」を無くす事で余計な大きさが加わらず、カード2枚分の大きさがそのまま財布の大きさになっています。 各スロットに最初1,2枚以上入れるとちょっときつく感じるかもしれませんが使用している山羊革の特徴である「伸縮性」により3,4枚以上入れると同時に程よく伸びていきます。薄い、伸びる、しかし革強度自体は強靭なので破けたりする心配もございません。 ![]() ↑↑↑↑↑ 従来の財布ではこのような重ね方が多いです。 ↓↓↓↓↓ Tenuis ではこういう理論で重ねています。 ![]() このスロットを考えるきっかけとなったのは従来の財布によくある数ミリ、数センチずつずらしてカードを何枚か入れ薄さを出そうという構造を見直した時に始まりました。この構造、一見薄さに貢献してるようですがよく考えてみると4枚(8枚)のカードを1cmずつずらして並べても中心部は結局4枚分(8枚分)の厚さになっているので細かく言うと「端は薄いが中心部は厚いまま」なのです。 そこで思ったのがどうせならカード4枚と4枚を並列に並べて多少面積は増えるが従来の4枚分の厚さで8枚分収納できる方が効率的では無いかという点です。ただそれを収納できる財布は縫いしろやマチの分、カード2枚並列分の面積より大きくなってしまいがちですがそれを解決してくれる薄く強靭で伸縮性のある山羊革、及びカードスロットの革を折り込んで内側から縫う構造を考案し実現に至りました。 ![]() ※通常、薄くとも山羊革は裂け目から破かない限り手で引き裂けないほど強靭です。見た目や触り心地が似た素材に羊革がありますがこちらは山羊革ほどの強靭さはなくTenuisに使用する薄さ0.5mmになると手で引き裂けてしまいます。SOLAHANPUでは一貫して強靭な山羊革の方を使用しています。 ![]() ツインコインポケットで薄く、多様な使い方を実現![]() 従来の財布ではコインポケットはただのコインを入れる空間です。コインを入れると当然のことながら財布を傾ける方向により片方に寄ったり、重なったりと分厚くなり放題です。 そこで考えたのがコインが重ならずに分散できる構造です。山羊革自体は薄いですがツインコインポケット部分はある程度の硬さと弾力を出すために極薄PP(ポリプロピレン)シート素材を裏地として使用しています。 ![]() 前作ではコインポケットに薄型財布用ファスナーと真ん中の仕切りを搭載し薄い構造を作り出していました。今作ではコインポケットを上下段に分割、更にそれぞれのポケットに仕切りがあるので「コインを分散して分ける」点では更に徹底した構造と言えます。 ファスナーの代わりにPP裏地ありの硬めの蓋を重ねて閉じる方式で素早い開け閉めが可能です。2か所に分ける事でそれぞれ独立した使い方、例として片方にコイン、もう片方には鍵や切符などの小物を入れる事も可能です。 ![]() 各ポケット内の「仕切り」と「補助抑え」で上下段に別れたコインを動かない様に固定、どちらも使用前に軽く「ツメ」を立てる事で効果が出ます。 そして、、、更に別の使い方を紹介します!この各ポケット、実はカード(一般的な幅)が1枚づつ入るんです。出し入れ簡単なので頻繁に使うカードを入れておくと便利です。ご自分のライフスタイルに合わせ使い方を決められる、今の時代に合う柔軟性を持ち合わせています。
![]() 従来通りで出し入れしやすい大きく開く紙幣入れ![]() 従来の財布の様に紙幣をそのまま入れられる紙幣入れです。なぜ「従来」と言うかというと、近年増えている薄型コンパクト財布ではその構造の影響でちょっと変わった方法でのコイン、紙幣、カード等の出し入れ方法が少なくありません。 Tenuisシリーズは多くの方が慣れた使い易さも忘れずに設計されており不便さを感じることなく使用できます。 更に収納できる隠しポケットが2カ所紙幣入れ中の背面側には隠しポケットが2つあります。それぞれにカードが入る大きな空間及び鍵差し専用のスロットが2つあります。前作では三角型だった蓋部分は深すぎて見づらい部分があったので、より簡単に開け閉めできる形状へ変更、出し入れ部分の視認性も向上しました。 蓋の革自体にも補強を加え型崩れを防いでいます。財布から出さずに使う事が多いタッチ式の交通カードや滅多に取り出さない会員制スーパーのカード等に適しています。 ![]() これはデザイナーSolaの性格の影響が色濃く出ている部分です。外面牛革と内面山羊革を貼り合わせる間の空間を想像した瞬間に隠しポケットが第一候補に挙がりました。 あまり取り出さない交通系カード、滅多に人前に出さない貴重なカード、予備のカードやレシート、鍵などが入る、本来何もない素材の間に出来る空間をうまく利用した自分だけが知っている隠れた収納場所、、、ギミック好きに最適です! 薄い財布なのに大容量![]() 下記記載の収納例:例2の収納量 薄い財布というと収納物を制限して薄さを保たないといけない、というイメージが湧きませんか?確かにそういう使い方も可能です。 しかしまだまだ現金を使用する機会がたくさんある日常でとっさに現金やカード量、一時レシート等が増えたりすることも日常茶飯事です。そんな時でも十分な容量があるので安心です。 ![]() 下記記載の収納例:例2の収納量 実際の収納例:例1:普通量:カード8枚 硬貨10枚 紙幣10枚【厚さ約10mm】 例2:ちょっと多め: カード10枚 硬貨15枚 紙幣15枚【厚さ約15mm】 例3:かなり多め: カード10枚 硬貨20枚 紙幣20枚【厚さ約20mm】 ※目安として硬貨15枚で999円分として数えています。 使用場面![]() ポケットやかばんに関わらずかさばらずに持ち運べるので日常の生活の色々な場面に合います。 コインポケットは2つありコイン、鍵、小物、更にカードまで入るのでご自分のライフスタイルに合わせて自由な使い方が可能です。カードやコイン入れが2か所づつあるので国内や海外旅行でも収納物の仕分けが楽に出来ます。 デザイナーSolaが個人的に良いと思う,役立つ使い方をご紹介します!●クレジットカード個人用/仕事用1枚づつ、銀行カード個人用/仕事用1枚づつ、予備デビットカード1枚、運転免許証、健康保険証をカードスロットに、保険証の様な薄い素材は折れ防止のため硬いカードとカードの間に挟んで抜き差しする。 ●隠しポケット1には会員制スーパーのカード1枚、家の鍵を2本、ポケット2には予備の名刺を2枚、絆創膏を4枚常備。絆創膏はお子様と一緒に出掛ける場合かなり役立つと思います。 ●紙幣や小銭はなるべく多くならない様に支払い方を考えているのでそこまで多くなることはありません。 ●小さく薄い自転車の鍵はコインポケットに入れたりしています。レシート類は札入れに、重要な物なら隠しポケットに入れます。 以上がSola日常の使い方ですが、その他に隠しポケットに交通系カードを入れておくと改札でスムーズかと思います。 ※海外では使用想定地域により財布自体にスキミング防止機能がある場合がありますが、SOLAHANPUではいまのところ該当機能は導入しておりません。理由は交通系カードの様にタッチ決済の利便さもあるため財布自体にスキミング防止機能をつけてしまうとこういった利便性が無くなる事を懸念しております。もしお客様側でスキミング防止をご考慮される場合は、該当機能を持ったカード等を財布に入れる事で同等の効果が得られるのではないかと考えております。 色展開(和紙の様な質感の革にちなんで下記の呼称にしています)この革は最初は和紙の様に毛羽だった感触がありますが、使用につれて徐々に滑らかで光沢のある雰囲気に変化していきます。色合いも濃くなっていきますので使い始めとは全く違った状態になります。 ・和紙漆黒 Washi-Jet Black
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