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企画中の「種」プロジェクトを紹介しています。
せわしない日常から少し離れて、ふっと心がほどける瞬間を。 アーティスト Yoshinobu Kazayama(風山氏) が描く緻密な世界観と、 町工場・TMR industries の『ものづくり魂』が出会って生まれた 「風と山のクッションカバー」 「F.D.Stove」 本プロジェクトでは ・新しいアートプロダクト「風と山のクッションカバー」 ・世界初の変形型ストーブ「F.D.Stove」 をお届け! 栃木から、「あなたに寄り添う」温かさを送ります。

TMR industries
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![]() アーティスト Yoshinobu Kazayama
こわばる心を、じんわり温める。忙しさに追われ、考えることも、タスクもたくさん抱える現代のオトナたち。
そんな時こそ自然の温もりに立ち返ってみませんか?
いろいろなしがらみに囚われる大人のために、アウトドアギア開発を得意とする地域の町工場TMR industeiesと、障害者福祉施設 多機能型事業所そらまめ所属のアーティスト風山氏が手を取り合い、みんなの心を温める2つのプロダクトをつくりました。
好きな場所で、好きな時に。
簡単に焚火を楽しめるストーブと、たくさんの人の想いを込めたクッションカバーをお届けします。
いる場所こそ離れているけれど、私たちはあなたを独りにはしません。
自分にも、環境にも「やさしいChillな時間」を過ごしてみませんか?
![]() 匠の技がつくる地球に優しいストーブ「F.D.Stove」(手前)と地域のコラボで生まれた「風と山のクッションカバー」(奥)
知ってほしいモノがある。ヒトがいる。あなたは、栃木県真岡(もおか)市を知っていますか?
栃木県の南東部に位置する、人口7万6千人ほどの街で、餃子の街宇都宮市から車で30分ほど。イチゴやお米などの農作物が豊かに採れて、商業、工業も盛んな地域です。
真岡のとある町工場には、熟練の技術を世界に届けようと奮闘する職人がいます。
そして、唯一無二の才能をもつ、若きアーティストがいます。
「いいもの」を作りたいという想いに共鳴した、たくさんの人々の協力のもと生まれたクッションカバー。
職人が1年以上かけて開発した、気軽にアウトドアを楽しめるエコなストーブ。
今回は、この2つのプロダクトで「みんなの心を温める」クラウドファンディングを実行します!
自由に自分らしく表現する場所「そらまめ塾」同じ真岡市にある、飲食業を中心に障害者の生活と就労を支援する福祉通所施設、「多機能型事業所そらまめ」。
ここは、就労継続支援B型の「そらまめ食堂」「そらまめ工房」、生活介護の「アトリエファーベ」と、そのほかに制度外の事業として地域の方と共創したこども食堂「まめっこ食堂」、そして利用者のみなさんが自由な創作活動を行う「そらまめ塾」を開催しています。
![]() そらまめ塾での風山氏(左)とTMR戸頃(右)
就労継続支援B型の事業所とは、障害や難病のある方が、雇用契約を結ばずに働く機会や生産活動の場を提供する障がい福祉サービスです。さまざまな「ままならなさ」を持っている方々が、自分のペースで活動しその存在や個性を認められる場所として機能しています。
一方で、工賃が低くそれだけでは生活が難しいという側面もあります(令和5年度全国月額平均工賃 23,053円 厚生労働省発表)。
「そらまめでは、利用者さん一人ひとりが『自分で』やることを大切にしています。だから、まず思ったことをやってみる。思うように行かなくても、みんなで笑いあいながらフォローしあえる関係が、利用者さんも心地いいのかもしれません。もちろん、ケガや社会のルール・マナーに反することが無いように注意を払いますが、細かい所は気にしすぎない。そんな『余白』がそらまめの好きなところです。」
![]() そらまめ塾で生まれた作品と生活支援員の荒木さん
そらまめ塾では毎週火曜日利用者がそれぞれ個性的な作品を生み出しています。
障がいの有り無しではなく、その人の持つ感性やその時の気持ちを大切にして制作する皆さん。
生活支援員の荒木さんは、そらまめ塾についてこう語ります。
「障害のある方の表現はユニークです。それは社会生活では困難さを伴うけれども、アートという場では強みになる。初めてそらまめ塾を見たときの衝撃は忘れられません。いかに自分が凝り固まっていたか気づかされました。
アートは、『上手に描く』とか『綺麗に描く』ことではなく、一人の人間として『あなたがあなたでいること』。そんな場を作って行きたいし、多くの方に知って頂きたいです。
そして作品を色々な場所で発表して、沢山の方に見ていただくことが利用者さんの喜びになるのはもちろん、販売するなど収入にも繋げたい。ただ、現場は忙しくてなかなかそのためにリソースを割けないことが課題でもありました。今回のようなコラボレーションが生まれるのはずっと目指していたこと。」
![]() そらまめ塾の利用者が取材時に描いた作品
作品を世に届けていくことで、彼らの感性が社会とつながる『出会いの場』が生まれます。
手に取ってくれた人が偶然ふれた作品から、「こんな世界があったんだ」と気づく—— その小さな出会いが、私たちの価値観をそっと広げてくれるのです。
そらまめ塾の活動を通して、アーティスト自身が作品づくりの達成感や満足感を得る。
そして、その作品や活動が広まることで私たち社会とつながり、お互いが多様な感性を認め合う機会が作り出されていきます。
TMR IndustriesについてTMR industeiesは真岡市の旋盤加工を得意とする町工場です。
2021年に職人による技術を生かし、自社製品のL.T.Cookerを開発。同製品はInstagramなどのSNSを通して「爆速沸騰」と呼ばれ、発売以来、年間約1,000個を売り上げる人気製品となりました。栃木県真岡市のふるさと納税返礼品としても採用されています。
2023年には自社ブランド「TMRindustries」を立ち上げ、製品展開を拡大。
トヨタイムズやLEXUSとのコラボ企画にも登場し、日本経済新聞や栃木県の地方紙である下野新聞でも紹介されました。
独自の熱変換機能構造は特許を取得し、グッドデザイン賞2025をはじめ、関東地方発明表彰ならびに栃木県発明展などでデザイン・機能性が高く評価されています。
キャンプ・アウトドアギアの開発販売を精力的に行い、地域産業の発展に貢献し、若者の職人育成や雇用創出を推進しています。
![]() 成長中の職人の卵たち(左から中川瑠渚 藤島奈知)
1枚のイラストから始まった、心の物語― クッションカバー「風と山」が生まれるまで ―TMRindustriesの職人である杉山と戸頃は、高校からの同級生。勉強が苦手で幼い頃からものづくりを極めてきました。製作に熱中し、仲間と作り上げたキャンプギアによって真岡市や栃木県に少しずつ恩返しをしてきました。
ある日、かねてから交流があったそらまめ塾で、アーティストの風山氏と出会います。
風山氏は、益子特別支援学校を卒業して、そらまめに入り3年目となります。そらまめ塾では非常に緻密な作品を製作しています。
幼いころからよく絵を描いていたという風山氏。「じっとしていることが苦手」だという彼ですが、昔から絵を描いているときは心が落ち着き、熱中できたそうです。しかし、この作品たちを世間に発表したり、誰かに見てもらったりということはなく、空想の世界を紙に描き起こすだけでした。
誰もが子どもの頃に空想した秘密基地のような彼の絵は、描かれたすべての線に、メカニズム、物語、想像力が宿っています。
![]() 風山氏の作品たち。緻密に描かれたイラストや、細部にこだわった工作を制作している。
TMRの戸頃は彼の作品を見て直感的に悟りました。
「これは、幼い頃の自分だ。」
緻密な仕掛け、独自のロジック、創造への情熱。
そのすべてが、職人・戸頃の心に強く響きました。
「この才能をもっと世に広めたい。誰かの日常に届く形で残したい。」
そこから、このクラウドファンディングの企画が動き出しました。
戸頃は、アーティスト・風山氏に作品の制作を依頼します。
「真岡市から見える、『筑波山』をテーマにしたイラストを描いてほしい」と。
これまでは自由に描いてきた風山氏でしたが、初めて依頼を受けて作品を描くことになりました。
これは、風山氏とそらまめ塾にとって、たくさんの方に作品や活動を広めるための大きな一歩となります。
![]() カバーの原画を描く風山氏
この筑波山をモチーフにした作品をよく見てみると、
・生活できる要塞
・植物を育てるための水の流れ
・内部物流を司るクレーン
・見えないところで動く小さな仕掛け
などが丁寧に描かれ、思わず引き込まれる世界観があります。
![]() 筑波山には基地があり、有事の際には筑波山が動きだすというコンセプト。思わずじっくりと目を凝らしてしまう。
完成した筑波山のイラストと、既存の戦車をモチーフとしたイラスト、さらに依頼した「TMR industries」のテキストを用いたロゴタイプを組み合わせたデザインで商品を制作することになりました。
世界に 「ひとつ」 の風合い― 手刷り職人が生み出す、温もりの印刷 ―![]() そらまめ塾に置かれている「風と山のクッションカバー」
この二者が出会ったことにより生まれた「風と山のクッションカバー」
学歴や人間関係、社会的な立場などの枠組みを飛び越えて「いいもの」を作る情熱を詰め込みました。
原画をそのまま布に落とし込むのは簡単ではありません。
緻密な線を再現しつつ、作品の個性を損なわない印刷方法を探してたどり着いたのが、印刷職人 島田氏 による『完全手刷り』。
島田氏はTMRやそらまめがある真岡市のお隣、茨城県筑西市を中心に印刷業を営んでいます。
石に文字を刻む「字彫り」や衣類などにプリントをする「シルクスクリーン」を生業とし、趣味と特技を活かして活動しています。
・インクのかすれ
・力加減の違い
・わずかな滲み
それらすべてが風合いとなり、二つとして同じものがない、唯一無二の仕上がりになります。
見るたびに物語が始まる、少年心をくすぐる世界観![]() 戦艦 SPⅤ(エスピーファイブ)
![]() 迎撃 IC-0877(アイシー ゼロ ハチ ナナ ナナ)
「風と山のクッションカバー」は、2種類の絵柄で登場!
戦車をモチーフとした「戦艦 SPⅤ(エスピーファイブ)」と、筑波山がもし秘密基地だったら…?という想像を膨らませて描いた「迎撃 IC-0877(アイシー ゼロ ハチ ナナ ナナ)」。それぞれの細かな仕掛けやこだわりは、ぜひ手に取って眺めてみてください。
● 戦艦 SPⅤ(エスピーファイブ)
● 迎撃 IC-0877(アイシー ゼロ ハチ ナナ ナナ)
商品名は風山氏と戸頃が共同で命名。
アートでありながら、どこか「冒険心」と「メカニック感」が漂い、リビングにも寝室にも、キャンプにも馴染むデザインです。
アウトドアシーンでは、ぜひ中綿の代わりに寝袋を収納してください。
素朴で柔らかい肌触りコットン100%の素材を使用したカバーで、手にした瞬間からふっと心がほどけます。
このクッションカバーは使うあなたの日常や、現実から少し離れたキャンプのシチュエーションに溶け込み、癒しと活力を与えてくれます。
![]() 寝袋・シュラフ収納にちょうどいいサイズ
ただのカバーじゃない。幼心を思い出す、アート・プロダクト日々頑張り続けるオトナのあなたには、こんな時はありませんか?
・疲れた夜
・眠れない日
・考え事が止まらない時
・心がちょっと冷えた時
そんな日常のすき間に、このクッションカバーを見つめ、手に取ってみてください。
絵の細部が指先に伝わり、不思議と安心感が生まれます。
誰かのために描き、誰かを想ってひとつひとつ刷り、誰かが使ってくれる未来を信じてつくられたプロダクトだからこそ、やさしく寄り添う力があります。
「F.D.Stove」― 日常のアウトドアの経験値は、防災へ。F.D.Stove は、固形燃料とアルコールの両方に対応するTMR industries 独自設計のストーブです。
扱いはシンプルで、初めての方でも大丈夫。
固形燃料は、使用後に蓋で消火し、そのまま密閉すれば再利用できます。
無駄がなく、非常時にも安心して使える仕様です。
アルミ削り出しの本体は熱まわりが素直で、小さな火力でも確実に湯を沸かせます。
今回のプロジェクトでは、このストーブを「みんなの想いを支える相棒」として位置づけました。
職人が手仕事で作る小型アルミ火鉢は、遊び道具としても、防災道具としてもちょうどいい。
F.D.Stoveの使用例
F.D.Stoveについて固形燃料はTMR industriesのOnline storeから入手可能です。
一人でも多くの方にこの道具が届き、
あなたの心といのちを守る、小さな力になれればと思っています。
プロジェクトで集まった金額は、本企画での商品開発費、広報活動費、送料に使わせていただきます。
栃木県真岡市から、あなたのもとへ― 「どんな時も独りじゃない。」を届けたい ―クッションカバーとストーブ。
どちらにも共通しているのは、「あなたに寄り添う」という想いです。
疲れてクタクタな夜、
体の芯まで冷え込む朝夕、
たったひとり、静かな部屋の片隅。
どんなシーンでも、あなたが「独りではない」と感じられるように。
このプロダクトに込めたのは、そんな小さな灯りのような願いです。
栃木県真岡市から、関わった全員の温かい想いを送ります。
どうか、あなたに届きますように。
取材・編集:株式会社サクシード 平内 真世
Special Thanks!Artist Yoshinobu Kazayama
生活支援員 荒木裕美子
協力 多機能型事業所そらまめ
制作
Printing artist Shima3
Editor・Director 平内 真世
TMR industries
戸頃 智浩
杉山仁
戸頃美和
石田桜子
伊澤愛魅
小林直子
中川瑠渚
藤島奈知
戸頃そら
■特定商取引法に基づく表記
|
Project Seed !
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