浮世絵にインスパイアされた格闘ゲーム「Edo Superstar」(By Jed Henry) - Kibidango(きびだんご) : クラウドファンディング型EC

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浮世絵風キャラクターによる格闘ゲーム「江戸スーパースター（Edo Superstar）」の日本語版制作プロジェクト。特典にある、浮世絵キャラの木版画などにもご注目ください！私たちは、米「キックスターター」において「浮世絵ヒーローズ」プロジェクトで2,400人を超えるサポーターから3,000万円を支援いただいた実績のあるクリエイターのチームです。

I. はじめに

米国在住のアーチスト、ジェッド・ヘンリーです。私は、生粋の日本オタクでもあり、これまで日本の伝統的な技法にヒントを得た作品をつくってきました。今回、浮世絵をモチーフにしたまったく新しい格闘ゲーム「江戸スーパースター（Edo Superstar）」の「日本語版」を制作するプロジェクトにチャレンジをします。Android、iOS、Windows Phone、Windows PC、Mac全て対応予定です。私たちは昨年、「浮世絵ヒーローズ」という木版画制作プロジェクトを米国のクラウドファンディングサイト「キックスターター」で公開し、みなさまのような素晴らしいサポーターの方々の支援によって、目標をはるかに超える3,000万円以上の資金が集まるという経験をしました。「浮世絵ヒーローズ」は、日本の有名ゲームキャラクターをヒントに、浮世絵風のアレンジを加えてできあがったパロディアート作品です。プロジェクト支援の特典として、東京在住の木版画家デービッド・ブル氏による「浮世絵風の木版画」を提供したところ、予想以上の大きな反響をいただきました。こうして集まった資金を通じて、デービッド氏は、弟子や他の腕利きの職人たち計12名と共に制作に打ち込める活動資金を得ることができています。そのプロジェクトを経て、今回は新たに格闘ゲーム「Edo Superstar」プロジェクトを構想。前回同様、「キックスターター」で2013年8月に開始をして、ゲーム（英語版）開発の資金が集まりました。これから約1年かけてゲームを開発していくことになりますが、素晴らしいゲームになるとチーム一同信じています！今回、改めて「きびだんご」でプロジェクトを開催するのは、このゲームの日本語版をぜひ作りたいと思ったからです。「日本」と「日本のゲーム」を愛するアメリカ人、カナダ人によるチームが、感謝の気持ちを込めたプロジェクトになります。今回も、特典としてオリジナルの木版画をご提供します。

「Edo Superstar」とは？

浮世絵のことを知れば知るほど、この豊かな世界を通じてできることの可能性や美しさに惹かれます。自分がこれまでにやってきたことを更にレベルアップさせ、浮世絵の世界にどっぷりと浸るようなことができないかと考えてみました。こうして出来上がったのがこのプロジェクトで、浮世絵の世界観でビデオゲームを作ってみようと思ったのです！

なぜ、ゲームなの？ 私は日本のゲームが大好きで、子供の頃からゲームは自分にとって共感のできる大切なものでした。ゲームキャラの姿やその動きすべてが好きでした。ゲームのキャラクターと一体になり、その圧倒的な世界に引き込まれました。その魔法は今でも私の創作力の素となっていて、いつか自分自身でもゲームを作ってみたいと考えていました。オンラインで「ゲームを作る」というアイディアをファンの皆さんとシェアしているうちに、このアイディアに賛同してくれる人達がどんどんと増えていきました。作りたいものははっきりしている。今しかない。こう私は考え、才能豊かな素晴らしい人達を仲間にすることができました。あとはサポーターの皆様の支援があれば、この特別なゲームを日本の方々にもお届けする事ができるはずです。

このプロジェクトの意義について このゲーム開発プロジェクトでは、通常のようなお金の集め方ではなく、全く新しい試みとして手づくりの木版画を特典として提供することにしました。昨年アメリカで好評を博した「浮世絵ヒーローズ」プロジェクトと同じく、東京・青梅で30年もの間活動を続けている木版画家のデービッド・ブルさんと再び組みます。デービッドさんは自身でも研鑽を積みながら次世代の木版画職人を育てています。木版画にインスパイアされてゲームの原画が出来上がり、そしてそのゲームが木版画の伝統継承に役立つ。なんて素晴らしい組み合わせだと思いませんか？皆さんにこのプロジェクトを応援してもらうことを通じて、サポーターの皆さんに素晴らしい木版画をお届けし、私はゲームの日本語版を完成させ、デービッドさんは職人技を次の世代に伝えていくことができるのです。ぜひ、皆さんに我々の仲間になっていただければと思っています。よろしくお願いします！
私達について

ジェッド・ヘンリー（右）はイラストレーターで、長年のゲーマーで、日本好きの生粋のオタクです。小さい頃からゲームのマニュアルの絵を描いて過ごす変な子供だったのですが、趣味が高じてとうとうアニメーション学科を卒業するまでになります。現在は絵本のイラストを描いたり、前回の「浮世絵ヒーローズ」のようなちょっとヘンなプロジェクトを日々妄想する毎日です。日本にも２年間住んだことがあり、４歳くらいの日本語だったらかなり上手にしゃべれます。イラストを描くのと、家族との時間とをうまく両立させながらも、いつの日か日本に戻ることが出来る日を夢見ています。
デービッド・ブル（左）はジェッドが生まれるよりも前から（！）東京に住んでいます。日本に古くから伝わる木版画の技法を学ぶために来日し、そして木版画家としての活動を本格的に始めてからかれこれ25年程になります。普段は職人として「ソロ活動」（彫り、摺り、出版全てを一人で行う）を行っていますが、ここ数年は自身の版元「木版館」にて若手の技術継承にも取り組んでいます。

I. ゲームについて

新しいヒーロー 素晴らしいゲームには素晴らしいヒーローが必要。こうしてマサルが生まれました！マサルは大きな志を持つ、田舎者のサルで、日本一のスターになるのが夢。ゲームがはじまると、まずマサルは志賀忍者の一団に入り、戦い方を学びながらいつか名声を得る日を夢見ます。ところがすぐに、忍者はその名の通り「姿を隠して黒子としてしか活動しない」という当たり前のことに気がつきます。これじゃいつまでたっても有名になんてなれっこない！マサルはこうして忍者団を去り、大きな町で有名になるために旅立ちます。道中、彼はやたら早口のネズミに会い、やがてネズミは彼のマネージャーになります。ネズミのマネージャーは、マサルを連れて町から町を渡り歩き、悪名馳せるワルモノ達をみつけ、戦わせます。ワルモノ達をやっつけ、地元の人達をあっと言わせることによって、マサルの名声が上がっていきます。一戦ごと、ステージごとにマサルは戦国時代の日本を西から東に向い、江戸をめざしながら、名実ともに「Edo Superstar」を目指すのです！

ワルモノ！ ゲームに登場予定の敵をちょっとだけ紹介しましょう。これらのワルモノ全キャラクターが登場するプリントのセットについては右の特典の「登場キャラクターのイラストアートカード」をご覧下さい。

タヌキはマサルを襲う一人目の忍者です。クサリ玉の名手の彼は、遠距離・近距離共に危険です。どんなことがあっても彼のボラコイル・アタックを受けないように！他の忍者と同じように化けるのが得意です。背景にとけ込みながら完璧なサプライズ・アタックを仕掛けてきますよ！

山ネコは志賀忍者の２番目の刺客です。一番うごきが素早い彼女は、考えてたらアウトです。ツメ攻撃自体の威力は他の敵に比べて受けるダメージはそれほど大きくありませんが、山ネコはそれを補うかのように執拗に彼女が狙う獲物を八つ裂きにしようとしてきます。特に目への引っかきアタックには注意！しばらくの間、なにも見えなくなってしまいますよ！

滋賀忍者のリーダーであるキツネはずる賢く、そして無慈悲です。ありとあらゆる方法で敵をあざむき、混乱させようとします。変化の術、テレポテーション、先の読めない攻撃スタイル、などなど。毒矢が当たってしまったら、あっという間に死んでしまう前に、すぐに端末を振って矢を抜きましょう！

天狗は山に住むカラス族の一種で、謎に包まれています。神でも悪魔でもなく、いたずら好きで、時に悪さもします。彼等をやっつけられれば、持っている秘技を習得できるかもしれません！他にも沢山の敵が登場します！

ゲームプレイについて

「Edo Superstar」は元々iOSとAndroid用に開発されたゲームでした。そしてそのゲームデザインの基本思想は今でも変わっていません。同時に、多数の皆さんから、もっと一般的なシステム向けのローカライズのリクエストを沢山いただきました。このため我々は利用出来るプラットフォームをWindowsとMacも含めることにしたのです。当然ながら、これらのプラットフォーム上でも全く不自由無く遊べるようにすることをお約束します。プレイヤーはゲームパッド、もしくはキーボードとマウスの組み合わせのいずれかでも遊んでいただけるようになります。当然ながら、特にゲームに慣れたユーザーの方々にはゲームパッドの方がより自然に遊んでいただけます。モバイルについては、マルチタッチスクリーン向けに操作方法を考えました。多くのモバイル版格闘ゲームで採用されている、操作しづらいバーチャルボタンは使わずに、キャラクターを直接操作出来る方法を考えました。ゲームプレイにはタイミングと正確さが求められます。この操作方法を使うと以下のようなコンボ技が使えます。

ビデオで主要な操作をお見せしましょう。まだ開発途中なので、まだまだこれから改良します！

モバイルゲームをもう一度考える モバイル端末の登場により、ゲームプレイの可能性が大きく広がったと私たちは考えています。ジャイロや加速度センサー、ソーシャルゲームはもちろんのこと、美しいグラフィクス、マルチタッチ入力、などなど。そしていつでも、どこでも遊びたい時に遊べるのです「Edo Superstar」はゲーマーのためのモバイルゲームです。一から開発し、伝統的なゲームの手法を大事にしながら新しい技術を有効に使うことを心掛けました。「ストリートファイター２」にインスピレーションを得て、とても緊張感のあるレスポンスの良い戦闘システムを開発してきました。また、ストーリーやキャラクター、レベルアップシステムについてはファイナルファンタジーやキングダムハーツのようなRPGからヒントを得ました。最後の味付けとして、任天堂の数々のゲームに代表されるような楽しいボーナスゲームを加えることにしました。

音楽このゲームの世界観を表現する美しくて楽しい音楽を用意してくれるのはロサンゼルス在住のミュージシャンであるジョーダン・ヘンリー。私ジェッドの弟です。こちらが幾つかのサンプルになります。

PC版、Mac版も開発します！ WindowsやMACでゲームを遊べるようにして欲しいというリクエストが相当数ありました。影響などを検討したところ、ゲーム自体のローカライズはUnity上で開発していることから比較的簡単だとの結論になりました。ゲーム操作については、ゲームパッドを使った操作ができるようにする計画です。ピンチの時にはプレイヤーはキーボードやマウスも組み合わせての操作も可能になります。ゲームパッド・モバイル端末：モバイル端末向けに開発中のバージョンはbluetoothコントローラも使えるようになります。注意：すべての特典で、すべてのバージョンのダウンロードが可能になります。サポーターの方々はPC、MAC、iOS、Androidなど、複数バージョンをダウンロードしていただけます。現在、モバイル版については2014年秋、PC/Macについては2014年冬のリリースを目標にしています。

II. 特典について

今回のプロジェクトの特典として用意される木版画シリーズは浮世絵の雰囲気を生かしながら現代風のテイストも大胆に取り込んでいて、本当に素晴らしい仕上がりになると自信を持っています！複数枚のセットでも、一枚ずつでも楽しんでいただけることと思います。今回デービッドさんは唐刷りというエンボスの技を使ってくれることになりました。これにより、立体感のある木版画を楽しんでいただけます。

特典１：木版画について

①「必勝」細かい織物の風合いが和紙にエンボスされます。サイズ：11 x 15cm、ハガキ版サイン入りタイトルカード付きお届け予定：2013年11月

②「8ビット・富士」日本の新旧文化の融合！一つ一つの「ピクセル」はデービッドの版画刀による手彫りで、版画に大胆なレトロっぽい風合いを与えます。サイズ：11 x 15cm、ハガキ版サイン入りタイトルカード付きお届け予定：2014年1月

③「金ピカ」マサルは、みんなをあっといわせるような格好が大好き。このプリントは江戸時代の硬貨「銭貨」をモチーフにしています。縁起の良い「金」の一文字入り。（注意：これは最終的な木版画ではなく、下書きとなるデザインです。木版画はデービッドさんが現在製作中です）サイズ：11 x 15cm、ハガキ版サイン入りタイトルカード付きお届け予定：2014年3月

④「波」北斎にインスパイアされた「はっぴ」を着けたマサルのデザインです。（注意：これは最終的な木版画ではなく、下書きとなるデザインです。木版画はデービッドさんが現在製作中です）サイズ：11 x 15cm、ハガキ版サイン入りタイトルカード付きお届け予定：2014年5月

特典２：登場キャラクターのイラストアートカード！ゲームに登場する16ものオリジナルキャラが描かれたイラストカードです。サイズ：12.7 x 17.8cm、アート厚紙お届け予定：2013年11月

特典３：壮絶な闘いを描いたTシャツ！単なるオマケのTシャツではありません！自分たちで色々と探した結果一番着心地の良かったAmerican Apparel製ファインジャージーシャツがベースです。3,500円の特典となりますが、（他の特典を選ばれる方も決済時に3,500円を足していただければ結構です。）目標金額が達成された時にお送りするアンケートフォームにメンズ/レディース、サイズ（S〜XXXL）をご記入いただきます。こんな素敵な3色の中からお選びいただけます！

III. 資金の使い道

デービッドと彼の弟子が直ちに「必勝」に取りかかり、出来上がり次第皆さんにお送りさせていただきます。その他の作品については向こう数ヶ月間にわたって、一つずつ順番に木版画を制作し、ご注文をいただいた方々にお届けします。ゲーム開発自体は既に準備が開始されています。私ジェッドがすべて手描きでキャラクターや背景画を描き、動画に起こします。ゲームデザイナーやプログラマーもゲームのコアシステムの開発に取りかかります。ゲームの販売予定は2014年9月を予定しています。完了次第皆さんには無料でダウンロードできるようにご案内します。

ストレッチゴールについて

今回集まった資金の額に応じて、以下の通り様々な面白いものをお届けできるようになります。

IV. リスクと課題

1) ゲーム開発について

今回は私にとっては初めてのゲーム制作となりますが、この規模のプロジェクトには正直、ある程度の予想外のトラブルはつきものだと覚悟しています。もちろん、予想外のプロジェクトの遅れなどがあった場合にはすぐに活動報告で共有していきます。また、こうしたトラブルを防ぐために、これまで時間をかけて準備をしてきました。我々チームメンバーが共有している想いとしては、とにかく人が全て！ということです。私自身が、とても情熱を持った素晴らしい人達をチームとして迎えることができたと思っています。既に累計で数百時間を掛けてデザインやプログラミング、テストプレイなどを重ねて来ました。これを通じて、チームとして信頼を置きながら働ける関係を築けられたと思っています。今のビルドでも、面白いゲームができるという十分確かな感触を感じていただけるのではないかと思っています！もう少し開発プロセスを細かくご説明すると、全体をいくつかのステップに分解して、それを着実にこなしています。ステップ１：楽しいゲームプレイまず第一の目標はコアとなるゲームプレイを完成させることです。これについては今回のプロジェクトが成立後、向こう数ヶ月の開発工数を要します。ステップ２：ゲームプレイを更に拡張し、体験できることの幅を広げる一旦コアのゲームプレイが完成したら、次に複数のステージやレベルを積み重ねていく形でゲームの幅を深め、拡張していきます。ゲームデザイン仕様書では、各章の方向性については大まかに決めてあり、追って細かい内容については詰めていこうと考えています。ステップ３：素晴らしいストーリーでこれらを結んでいきます！我々の大きな目標として、伝統的なコンソールゲームの数々のもつ面白さをモバイルゲームで表現するということがあります。ストーリーは鍵ではあるものの、他の要素に比べると比較的容易だと考えています。

2) 木版画のお届けについて

実際に木版画を作ることになるデービッドさんに聞いてみました。

「今回特典としてお届けする木版画は全て手彫り、手刷りでお届けすることになります。現時点で何枚をご用意しなければいけないかが見えない中でお届けのタイミングを確約することは正直難しいと言わざるを得ません。もし500枚印刷するとしたら、恐らく数ヶ月を要するでしょう。では5,000枚だったら？少しでも透明性をご提供するために、今考えていることを皆さんにお伝えします。現時点では既に２種類の絵柄は彫り終わっていて、残り２種類についてもこのプロジェクトが終わるまでには彫り終わる予定です。今回については何百枚の版画を一度に刷るのではなく、数十枚ずつ彫り、先にご注文をいただいた方から順次お送りしていこうと思います。こうすることによって、数ヶ月後にはまず一番最初にお申込をいただいた方々から順次、お届けする事ができるのではないかと思います。素晴らしい料理はじっくりと時間をかけてつくらなければいけないのと同じように、皆さんにも楽しみながら作品が届くのをお待ちいただければと思っています！」

集まった金額

¥70,000
サポーター9 人

フォローする 18

フォローするとどうなるの？

プロフィール

Jed Henry
「浮世絵ヒーローズ」のプロジェクトオーナーで、米国Kickstarterのアートジャンルでは、当時過去最高額となる支援を集めた事で知られています。「浮世絵ヒーローズ」では日本の昔のゲームのヒーロー達をモチーフにした、手づくりの木版画のコレクションを制作し、日本の伝統的な木版画コミュニティの活性化に微力ながら貢献しました。私の長期的な夢は、世界中にこの現代風浮世絵版画のムーブメントを起こすことです。
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