みなさま、こんにちは!
故郷・愛媛県のイノシシを活用する「みかんイノシシ活用党」主宰の泉原朱美です。
狩猟免許を持つ父を持ち、4年前に愛媛へUターンしたことを機にイノシシによる農作物被害の実情を知り、捕獲されたイノシシをどうにか活用できないかと考えていました。
それをきっかけに、現在は愛媛のイノシシ解体所「ししの里せいよ」の販売代理店として、東京でイノシシ肉の営業活動をしています。
飲食店への卸、イノシシ料理イベントの開催などを通して流通網を広げ、イノシシが皆さまにとってより身近な存在になれるよう取り組んでいます。
今回は、食肉以外の活用法として、「破棄されるイノシシの脂で化粧品を作りたい」と思い、初めてのクラウドファンディングにチャレンジします。
4年前の冬、愛媛県にUターンした私は、実家の冷蔵庫で小さな瓶に入った白いクリームを見つけました。
母に聞いたところ、イノシシの脂で作ったクリームとのこと。
父が獲ったイノシシから出た脂身を熱し、冷蔵庫で冷やしてできたその白いクリームは、『手荒れ部分やあかぎれに塗ると治りが早く、とてもしっとりする』と言って自家製クリームを作っては、愛用していたのを覚えています。
愛媛といえど冬には30cm級の大雪が降る寒い地域。
特に水仕事の多い母の手は、毎年あかぎれを起こしカサカサに乾燥していました。
一般的なハンドクリームではなかなか肌荒れが収まらず苦労をしていましたが、イノシシ脂を手に塗ったことで、炎症が治まり、かゆみも無く過ごせるようになったようです。
私自身も塗ってみたところ、
✔ しっとりと肌の奥まで浸透する感触はあるのにベタつかない塗り心地
✔ 皮膚をコーティングしてくれるため、手荒れしにくい肌になっていくのを実感しました。
イノシシの脂というのは、中国では古くから火傷などの民間療法で使われており、日本の猟師仲間の間でも、切り傷に良いということで使われていることを知りました。
その時に私は脂を化粧品化したいと考えたのです。
さっそく化粧品の製造メーカー探しを始めるも、そもそもイノシシの脂を使った化粧品というものが存在しなかったため、化粧品業界でも原料として流通されていませんでした。
そのため、7社ほど問い合わせをしても出来ないと断られるか、返事すらこない状況が続いたのです。
ひと月ほど経ったある日、その中の1社から連絡があり、自社では製造できないが、製造できるメーカーを知っていると紹介いただいたのが、今回製造をお願いするメーカーになります。
やっとメーカーが見つかり、いざ製造へと思った矢先、メーカーの担当者から言われたのは衝撃の言葉でした。
担当者「材料が足りてないんです。」
一体それはどういうことなのか???
詳しく話を聞くと、
✔ 化粧品化するためには一度に300キロの脂が必要だということ
✔ もともと脂を活用する予定がないため、解体所や猟師さんたちが予め脂を保管しておらず、すべて破棄してしまっている
という事情が関係していました。
何にもなれず、ただ破棄されるだけのイノシシたち。
それはいままでに活用される方法を見出さなかった私たちの責任。
このままでは本当にいけないと一念発起し、解体所や猟師さんとのネットワーク作りから入り、脂を収集することを始めたのです。
愛媛県庁の農林水産部に相談をして愛媛の解体所を紹介いただいたり、今年3月に岐阜県で開催された「日本猪祭り」ではイノシシ界でのネットワークを広げつつ、SNSで猟師さんを見つけては収集の依頼をして、何とか材料を集めることができました。
気が付けば、化粧品化したいと行動を初めてから9ヵ月が経過していました。
イノシシの脂というとピンとこない方も多いのですが、「馬油のイノシシ版」というとイメージしやすいかと思います。
馬油のように白いオイル状のクリームです。
全身に使える万能なクリームのため、「トリートメントバーム」と名付けました。
必須脂肪酸とも呼ばれ、細胞膜を作るために欠かせない主要物質の中に「不飽和脂肪酸」というものがあります。
イノシシの脂は、オレイン酸・リノール酸・リノレン酸などの不飽和脂肪酸の割合が人の脂肪酸組成と酷似していることから、『浸透力に優れ、刺激が少ない上に保湿力が高い』のが最大の特徴です。
また、オイルは角質からの水分の蒸発を防いで肌を潤し、バリア機能を高める性質を持っています。
水分を溜め込むことで、乾燥によるシワの予防や、肌の柔軟性を高める役割を果たしてくれます。
また、動物性油で気になる臭いや色の問題も、化粧品製造メーカーの独自製法によって解消されています。
動物性油というと香りを気にされる方も多いのですが、イノシシ特有の匂いのない無臭のバームに仕上がっています。
香りの好みも分かれるため、たくさんの方に使っていただきたいという想いから、香料も一切使用しませんでした。
色は雪のような純白色になります。
もともとが動物の脂だということを忘れるほど美しい白さです。
融点が低いため、手に取るとトロっとオイル状に溶けます。
手の平に乗せ、やさしく体温で溶かしてからお肌に塗布して使います。
伸びが良く短時間でスッと浸透していくので、ベタ付く感覚が少ないと実感いただけると思います。
夏場の暑い時期は、冷蔵庫で保管していただけると、しっとり感を持続したままお使いいただけます。
まずは純粋にイノシシ脂の良さを知っていただきたいため、成分に手を加えることをやめました。
入っている成分は、「ぼたん油(イノシシの脂)」と肌のターンオーバーを促す「ビタミンE」のみ。
合成保存料、着色料、香料は一切使用していません。
肌に優しい天然成分だけでお作りしているため、万が一、口や鼻に入っても安全です。
赤ちゃんやペットのワンちゃん猫ちゃん、妊娠中や産後のお母さんのボディケアとしても安心してご使用いただけます。
顔はもちろんのこと、手、かかと、膝、肘など全身にご使用いただけます。
顔にお使いになる際は、化粧水と乳液でお肌を整えた後にお使いになるのがおすすめです。
日焼け後や、男性の髭剃り後のスキンケアなど、用途はさまざまです。
また、濡れている髪の毛に薄く付けていただくと、髪の毛のパサつきを抑えると共に、フケ・かゆみの予防にもなります。
これからやって来る冬の乾燥も、家族みんなでしっとり肌になって乗り越えましょう!
試作品をアトピーで悩まされている30代の女性に試していただきました。
-------- 以下、感想(※一部抜粋) --------
使用感は、オイルなのにさらっとしていて伸びも良い。
ステロイドや白色ワセリンのようなベトベト感はなく、さらっとしていて、付けていても肌を覆われているような嫌な違和感が無い。
オイルなのに、肌に馴染みやすく、馴染んだ後もしっとりとする。
ただ、付けた後はしばらくテカリが出るので、出かける前にはマスクなどで隠す。
マスクの保湿効果が、相乗効果だったのか、いつもより、肌の回復が早く感じた。
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皮膚科で処方されたステロイドと併用されていましたが、肌の調子が断然良くなったとのことです。
(※感じ方には個人差があります)
サンプル品を、他の方にも使っていただきました。
こちらの女性の方は、しっとり感を実感されたようです。
指先までしっかり塗りこめるので、指のさかむけなどに悩まされている方にも、ハンドクリームとしてぜひ使っていただきたいです。
さらに別の女性の方の感想です。
ご自身でもクリームを作られることもある方でしたが、とても気に入っていただきました。
唇にも塗ることができますが、私もそうでしたが、若干ヒリヒリする場合があります。
唇は特に皮膚が薄い部分になるので、最初は少量だけお試しいただき、使用するのをおすすめします。
先ほどの女性も、唇はヒリヒリと感じたようですが、そのままご使用になられたそうです。
オイルなので、髪の毛のケアにもピッタリなのです!
たくさんの量を付けるとベタつきの原因となるので、少量だけを手に取って髪の毛に揉みこんであげると、広がりを抑えることができます。
こちらは、ひどい乾燥肌に悩まされている男性の方の感想です。
まだ冬本番ではありませんが、今から乾燥予防のためにお使いいただくと良いかと思います。
香りは無臭・無香料ではありますが、こちらの方はほんのり香られたよう。
塗ってお肌の状態も安定し、気持ちもリラックスできたようで何よりです!
ブランド名は「TAON」(読み:タオン)と言います。
小さいなお子さまでも覚えやすい音で、幅広く愛されるブランドになるように名付けました。
TAONは、「take advantage of nature(自然を活用する)」という言葉の頭文字から来ています。
「自然の恵みを尊び、自然の恵みに助けられ、上手に共存していく」がテーマです。
使う人にもメリットがあり、使うことで自然にもメリットがある。
両者にとってwin-winの関係を築いていきたいと考えています。
イノシシという動物は、都会の方や女性にはあまり馴染みのない動物です。
私はこのイノシシ脂の化粧品で、日常的にイノシシを取り入れてほしいという想いを込めて、デザインにもこだわりました。
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✔ イノシシを連想させるデザインを用いず、気分が上がる洗練された世界観
✔ 年齢・性別問わずお使いいただけるシンプルな色合い
✔ 男性がヘアワックスを持ち歩くという話からヒントを得て、持ち歩きにも便利な平たくコンパクトな容器を採用
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また、外箱のパッケージは、みかんとみかんの花でデザインしています。
私のイノシシ活動は「みかんイノシシ活用党」と呼んでいるのですが、その理由も、地元の愛媛県南予地方のイノシシによる被害地域の約64%がみかん畑であることと関係しています。
大事なみかん畑を荒らし、愛媛の農家さんを困らせているイノシシたち。
TAONのイノシシ脂化粧品の材料となるイノシシは、100%国産のイノシシです。
愛媛を代表する果実であるみかんを施すことで、この化粧品が第一次産業にとって深いつながりがあり、皆さまが使うことで第一次産業に貢献しているということも感じながら使っていただければとても嬉しいです!
イノシシは飼養されている動物ではありません。
山を駆け回っている野生の動物です。
農地を荒らし人々に危害を加える被害をニュースで目にした方も多いのではないでしょうか。
イノシシによる農作物の被害は全国で約51億円*1にも上り、それを食い止めるために実に1年で53万頭以上*2のイノシシが捕獲されています。
*1:平成27年度集計データ(農林水産省発表) *2:平成29年度集計データ(環境庁発表)
ただ、その捕獲されたイノシシたちのほとんどは活用されることなく破棄されているのが現状です。
地元の愛媛県では、捕獲数に対して人間の食肉に利用されたイノシシは、驚きの5%未満。
利用率が伸びない主な原因は次のようなものが挙げられます。
1.食肉にするための条件が非常に厳しい
2.捕獲後、迅速に解体所に持ち込むことが困難(生業との兼ね合い)
3.解体所の少なさ
4.イノシシを食肉加工する手間(人件費の問題)
人の食用以外の用途としては、ペットフードなどの加工品、皮製品などに使われています。
それらの活用率もさほど高くはなく、より高い活用方法が求められているのです。
今回の化粧品の材料となるイノシシの脂は、食用にされない脂も利用しています。
背脂などは大変美味しい部分になるため、優先的に食用に回されていきます。
それ以外の、内臓周りに付いているラードや皮の裏側にある薄い脂の層など、食用には向いていない脂を集めて製造していきます。
化粧品利用に関しては食肉ほど規制が厳しくないため、猟師さんが自宅で処理をした脂でも活用することが可能です。
化粧品化するためには、一度に300キロの脂が必要です。
その脂を国内の解体所や猟師さんから買い取ることで、害獣駆除に携わっている人たちに利益が還元され、農作物被害の縮小に貢献することができるのです。
今回は、化粧品製作費60万円のうち半分の30万円を目標金額に設定させていただきました。
イノシシ脂の買い取り費用、化粧品の中身・パッケージの製作費として使わせていただきます。
商品名:TAON ワイルドボア トリートメントバーム
内容量:24g
予定販売価格:3,510円(税込)
毎日朝と晩にお顔に使った場合、約3か月ご使用いただける容量です。
また、イノシシ肉のセットの支援金は、一部を愛媛県の獣肉解体所の円滑な運営のためにも使わせていただきます。
私たちが日々食べている国産の野菜やお米などが、これからも安定して供給される未来を創る。
イノシシをはじめとする害獣駆除を取り巻く環境がさらに良くなり、農家の皆さまが愛情込めて作った農作物が守られるようご協力いただけますと幸いです。
このプロジェクトで製品化する「イノシシ脂化粧品」と、私の地元・愛媛県西予市のイノシシ解体所「ししの里せいよ」からイノシシ肉をお送りさせていただきます。
このイノシシ肉は、「イノシシ特有の臭みがなく、脂身が非常に美味しい」と大変好評をいただいています!
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食べた方からのレビュー
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★肉の油が苦手だったのですが、こんなに美味しくスルッと自然に食べられる油は初めてで色んなイノシシ肉を食べてみたくなりました!
★脂がのっているのに、しつこくなく、くせも少なくてジビエ初心者でもとても食べやすかったです!!
★豚肉よりも脂がのってて、かつしつこくなく、新体験でした!
美味しかったです!!
この解体所は所長さんも猟師!
生体搬入と呼ばれる生きたまま搬入することを推奨しており、より新鮮なお肉の加工に力を入れています。
豚肉の解体技術を習得した熟練の職人の手によって、徹底した血抜きを行うことで、臭みのない肉が仕上がるのです。
支援のお返しには、食べやすいように「スライス肉」をご用意しております。
寒い冬のお鍋にぴったり!
いろんな部位をランダムにお入れしますので、それぞれの部位の味の違いも楽しめます。
家族でも!友達とも!シェアハウスでも!
みんなでイノシシ鍋を囲みましょう!
お届けするお肉は、このようにスライスをして真空パック状態になっています。
これは背ロース(290g)のイメージです。
約250~500gで真空パック(冷凍)されているので、食べたい時に必要な量だけ解凍してお使いいただけます。
冷凍保存しておけば、基本的には1年ほど持ちますが、スライス肉は猪鍋やすき焼きにぴったりなので、冬の間にお召し上がりいただければと思います。
解凍方法は、ご使用になる1日前に冷蔵庫(チルド室があればチルド室)に入れて、じっくりと時間をかけて解凍ください。
スライス肉はすぐに解凍されます。
また、この地域のイノシシは、愛媛県が誇る果物「みかん」の果樹園を荒らしていることが分かっています。
どんぐりや栗といった木の実や根茎などを食べていると言われるイノシシですが、西予市がある南予地方では、被害に遭っている実に64%もの地域がみかん畑なのです。
そのイノシシ肉を使ったソーセージを含むセットもご用意しました。
このソーセージは、イノシシ肉とイノシシ脂で作った「2本入りソーセージ」と、イノシシ肉と豚脂で混ぜて作った「5本入りソーセージ」の2種類があります。
ぜひ味の違いをお楽しみいただければと思います。
お届けについて◆イノシシ脂化粧品
11月上旬頃にお届け予定です。
◆イノシシ肉とソーセージ
イノシシ肉とソーセージは冷凍保存のため、化粧品とは別送となり、クロネコヤマトのクール便にてお届けいたします。
脂の乗ったイノシシをお届けするため、12月~1月末までに順次発送いたします。
また、お肉はスライス状にカットし、約250~500gで真空パック(冷凍)した状態でお届けとなります。
お客様ご自身で解凍しお召し上がりください。
※部位はランダムに選定してお入れさせていただきます。
最後に「化粧品を作るためにイノシシを処分することはしない」ことを皆さまにお約束いたします。
害獣駆除されたイノシシを活用することを第一として、この化粧品を作り皆さまにお届けしていきたいと考えています。
そして、その脂が乾燥に悩む皆さまの肌を救うことができますように。
まだまだ活用されず破棄される命が少しでも報われますように。
Facebookページでは、イノシシ肉の普及活動もご報告しております。
食べて美味しい!塗ってしっとり!
少しでもイノシシが皆さまの生活に活力を与える機会が増えますことを願っています。
■特定商取引法に基づく表記
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目標は ¥300,000 に設定されています。
プロジェクトは 2018/09/10 に達成し、2018/10/21に募集を終了しました。
【Kibidango特別価格】「TAONワイルドボアトリートメントバーム」1個 [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 38 | 数量限定あと 12
【Kibidango特別価格】「TAONワイルドボアトリートメントバーム」2個 [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 13 | 数量限定あと 37
【Kibidango特別価格】「TAONワイルドボアトリートメントバーム」3個 [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 5 | 数量限定あと 15
お手軽イノシシ鍋コース★イノシシ脂化粧品2個&イノシシ肉1キロ&イノシシソーセージ1個 [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 14 | 数量限定あと 6
大家族でイノシシ鍋コース★イノシシ脂化粧品3個&イノシシ肉3キロ&イノシシソーセージ4個 [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 4 | 数量限定あと 6
超豪華VIPパーティーコース★イノシシ脂化粧品10個&イノシシ肉8キロ&イノシシソーセージ20個 [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 0 | 数量限定あと 2
数量限定★早割特典「TAONワイルドボアトリートメントバーム」1個 [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 20 | 数量限定あと 0
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