おかげさまで目標を達成することができました!
きびだんごさんからアドバイスをいただき、「ストレッチゴール」を設定しました。
110万円を達成した場合、今回の仕組みを生かしながら、詰め合わせだけではなく個々の福祉作業所の商品にもQRコードからお客様の声を集めることができるアンケートシステムを作成したいと思います。
QRコードがついたシールを作成し、各商品に貼付することで、お客様の身近な声を品質、味、パッケージなどについて集め、福祉作業所のみなさまにお渡ししていきたいと考えています。
初めまして、縁の木です縁の木代表の白羽玲子と申します。
大学卒業以来、一貫してBtoBの営業畑で働いてきましたが、2人目の子どもが「知的障害を伴う自閉症」と診断を受けた同時期に母が脳内出血で急死し、親亡き後の知的障害者の働ける場所を作りたいと、5年前独立し、珈琲豆の焙煎店を始めました。
うちの子に限らず、知的障害者が強みとして持っている集中力や、繰り返しの作業の正確性、記憶力など、彼らがそれぞれの得意を生かして職業を選べる、そんな社会の実現に向けて、自分のできることから少しずつ、日々模索しながら店を運営しています。
見えてきた「やるべきこと」「良い」ことが必ず「良い」わけではない~模索の4年間起業から4年間、福祉作業所の通所する人たちが作るクッキーによる詰め合わせの商品づくり、無農薬/有機栽培、災害復興のための生産地からの豆の仕入れをおこなってきました。豆の仕入れは原産国に直接買い付けに出向く方から直接、国情や文化を伺いながら行っています。国民性や国の状態によって合う支援がある、と知ることも多々ありました。
4年間は決して平たんではなく、卸売りに慣れていない福祉作業所との商談が進まなかったり、こちらが良かれと思った内職作業の賃上げが良くない事情を産んだり、一概に仕事が増えて工賃が上がることを望まない声があったりと、多くのことを学び、そのたびに工夫してきました。その中で、「珈琲豆の輸入元である原産国の支援」と日本の障害者支援施設、そして顧客をつなぎたい、という目的が生まれてきました。
2つの目標今回のプロジェクトは、
・大地震からの復興に苦しむネパールアディカリ村の珈琲豆を前金購入し、支援につなげること
・顧客の声が届きづらい福祉作業所に、アンケートの結果を届け、商品の改善や開発に役立てていただくこと
の2つを目指しています。
珈琲豆についてはフェアトレードを謳うのは簡単ですが、適正価格でも現地にとっては計画生産が行えなくては意味がありません。縁の木では持続可能な購入で、且つ品質が確かな豆を仕入れ、焙煎したて特有の香ばしさや甘さをお客様に届けることを第一に考えています。
また、珈琲のおともには全国から仕入れる福祉作業所の製品を詰め合わせます。一般の店舗であればクッキーの荷姿や味など、厳しいご意見も含めて顧客の声はフィードバックされますが、福祉作業所の製品は、「買うこと自体が支援」という前提があり、なかなか意見が届くことがありません。健常者も障害者も差別や区別なく同じようにとりくめる仕組みをノーマライゼーションと言いますが、いわば良くも悪くも顧客の声が届きにくい福祉作業所の現状は「一方的に支援され、守られている」という点については、ノーマライゼーションにはほど遠いと考えています。
少しでもこの取り組みで変えることができたらというのが狙いです。
費用については、豆の購入費40万円、アンケートシステム制作費25万円、B型作業所のような軽作業を得意としている作業所でも実現可能な梱包資材の購入、開発20万円を予定しており、目標額の85万円を達成することで、100名前後の方からフィードバックをいただく仕組みを立ち上げることができます。ご賛同を多くいただいた場合は、さらに豆の購入量と福祉作業所製品の仕入れ量が増え、福祉作業所へのフィードバック数も増加していきます。
生産者と顧客を支援の輪でつなぐ仕組みネパール アディカリ村への支援「縁の木」では、近隣にある聖ヨハネ教会内の「カフェエクレシア」を運営する李司祭が輸入するネパール アディカリ村の豆「white mountains」を焙煎、販売しています。
文盲率50%以上、1日2ドル程度の収入の家庭が全体の70%以上、という世界の最貧国の一つ、ネパール。電気の普及率は100%に満たず、停電が数時間続くこともしょっちゅうといわれています。そんな中で2013年に起きた大地震からの復興のために、李司祭が現地から仕入れたコーヒー豆が、現地での復興と生活の大きな糧になっています。今年度の豆を売り切ることで次の仕入れが行え、停電に影響を受けない発電機の購入に充て、台所と子ども部屋に灯りをともすことができます。
港がないネパールからの輸入は難しく、運送費が高いのもたいへんな障壁。それでも来年以降もアディカリ村への支援を続けていくために、1人でも多くの方にネパールの豆を届けたいと考えています。
今回は、2016~2017年クロップを100kg以上購入することを目標としています。フレンチロースト(深煎り)にすると癖のないコクとまろやかな苦みが引き立ちます。甘味と香りづけにエチオピアの豆をシティローストで少しブレンドした「white mountainsブレンド」としてお届けいたします。飲み口はまろやかで甘く、酸味を残さずに後味は香り高く仕上げました。
来年度も豆を仕入れ、継続的な支援につなげるために、灯りの絶えないアディカリ村を作るために、ご支援をお願いいたします。
顧客の声を届けること福祉作業所の方に、「今までクッキーの割れや品質でクレームがきたことはありますか?」と伺って、「ある」というお答えはほとんど戻ってきません。それだけ梱包が完璧だからではなく、購入者側が支援の気持ちで買っているので、失敗や欠点を知らせないのです。障害者は常に「支援される側」として考えられがちです、しかし、例えば今回のようなネパールの豆の製造・販売を通じて、「支援する側」として支援の輪に加わることができると縁の木は信じています。
果たして顧客の声をいただけたら必ず改善できるのか?という点については悩み、考えました。
そして、一つの結論にいたりました。
「割れていたよ」の声に対する答えは「堅いクッキーを作る」の一択ではありません。
パッケージの工夫もできるし、「なぜ割れるのか?」を丁寧に書き添えることだって可能です。そうして、顧客の声に応えていく、という経験が、必ず福祉作業所の商品をもっと美味しく、素敵にしていくはずです。
商品を作っていれば当たり前にいただけるお客様からのフィードバックを得ること。ノーマライゼーションの一つの形として、縁の木がお送りした詰め合わせに対してお客様からフィードバックをいただき、それぞれのパッケージ、味、製法などの改良・改善に生かしてほしい、と考え、詰め合わせ商品のアンケートとフィードバックの仕組みを作り上げたいと考えています。
詰め合わせの中にQRコードが記載されたお手紙を同封、アンケートページで数問のアンケートとフリーアンサーに答えていただくことで、縁の木が製品別にお声を分けて各作業所にお伝えしていきます。お伝えした後も、もちろん改善方法の検討や商品開発をお手伝いしたいと思っています。
また、この仕組みを使えば、とっておきの試作品やモニターをお願いしたいお味のお届け、ご意見収集も可能になります。
ネパールの美味しさをクッキーと共に届けます珈琲は、ネパールの豆をメインにエチオピアの豆で少しだけ香りをつけた「white mountainsブレンド」と縁の木の季節のブレンド、農園指定の有機栽培の豆などをご用意しています。
福祉作業所は、縁の木の地元である元浅草のつなぐ台東第三福祉作業所さん、埼玉県産の食材を丁寧に焼き上げるNPO法人ヒールアップハウス 晴れ晴れさん、1点もののコースターなどさをり織を得意とする金沢文庫のすみなす会 手織り工房コパンさんなど、今回の取り組みに賛同いただいた作業所さんとコラボレーションします。
また、梱包作業はA型・B型作業所とのコラボレーションを考えており、確実な梱包を用意に行える資材の開発も今回行いたいと考えています。珈琲豆を中心にして、支援の輪が拡がり、福祉作業所商品にご意見や感想が集まり、新しい仕事の切り出しや派生が行えること。それを目標に取り組んでいきたいと思います。
ご支援いただくみなさまには、アンケートシステムでのフィードバックを是非お願いいたします!
ご支援いただいたみなさまへは、新しい豆の入荷や縁の木の取り組みをご報告させていただきます。
お届けいただくお声の中から、新しい取り組みや商品が産まれてくることもあるかもしれません。
ネパールからまた、新しい便りが届き、輸入品目にも広がりを見せる日が来るかもしれません。
さまざまな形で縁を結び、実を結ぶ活動の始まりとなるよう、いただいたご支援をしっかりとお返ししていきたいと思います。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
■特定商取引法に基づく表記
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目標は ¥850,000 に設定されています。
プロジェクトは 2018/12/14 に達成し、2019/01/11に募集を終了しました。
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お届け・提供予定時期
サポーター数 26 | 数量限定あと 274
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お届け・提供予定時期
サポーター数 41 | 数量限定あと 59
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