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＞＞冒頭、ここから2019年8月20日追記。↓目標の300%達成！ そして、ストレッチゴールに挑戦します！皆様の温かいご支援のおかげで、開始初日に13時間で目標金額を達成しました。本当にありがとうございます。
そして、思った以上に「気泡わり」という遊びに共感してくださった方が多かったので、さらにこのプロジェクトを盛り上げるべく、ストレッチゴールにチャレンジさせていただくことにしました。
その目標は、支援者人数合計200人です。
 また、本プロジェクトの支援特典（リワード）で参加チケットを選べる、10月30日（水）開催のイベント詳細が決まりましたので、ぜひ下のリンクもご覧いただき、もしよかったら商品だけでなくイベント参加支援もよろしくお願いいたします。
（特典で選べる「イベント参加3,500円」と「製品＆イベント4,500円」がこちらに該当します。）
＞＞2019年8月20日追記 ここまで。 以下、プロジェクト本文です。↓大人になった皆さん、ちょっと子供の頃を思い出してみてください。アラビックヤマトという「液状のり」を使っていたことはありますか？
オレンジ色の容器が印象的なロングセラー商品です。
もちろん今もアラビックヤマトは、事務用液状のりとして国内シェアトップの国民的商品として広く愛用されており、また2019年5月には、液体のりの主成分PVA（ポリビニルアルコール）が白血病の治療で重要な細胞の培養に活用できる可能性についての驚くべきニュースも話題になったりしました。
大人にとっては、小学生の頃によく使ったというノスタルジーを感じさせる存在かもしれません。
そして、もしかしたら皆さんの中に、子供の頃アラビックヤマトを使って何気なく、こんな遊びをしていた方はいらっしゃいませんでしょうか。
・のりの中に浮かぶ気泡を、容器を傾けて「ぷわわーん」と上下に浮かせた。
・容器をしぼって、スポンジ状の塗り口から空気の泡や、泡状ののりを噴出させた。
・下敷きなどの平らな面にのりを塗り、乾かして透明な薄皮をはがした。
・閉め忘れた蓋の中でカピカピに乾いたかたまりをはがして遊んだ。
などなど。
もちろん本来の使い方とは違いますが、「うわー！ やってたわ！」という人は少なくないと思います。
試しに、僕の周辺で、小学生～60代までの男女640名にアンケートを取ったところ、以下のような結果が出ました。
アラビックヤマト使用率グラフ
やってた遊びグラフ
このように、アラビックヤマトを使ったことがある人は驚異の99.7%。そして、本来の文房具としての使い方と全く関係ない無意味な遊びも全国的にやられていました。
僕が小学生だった30年前はもちろんインターネットなど無く、離れた地に住む人たちの活動や遊びを知ることはできませんでした。もちろんアラビックヤマトの発売元も、このような遊びを推奨したなどという歴史はありません。それなのに、アラビックヤマトは、本能的に手遊びの道具になっていたのです。
僕（高橋晋平／株式会社ウサギ代表・おもちゃクリエーター）は、まさにアラビックヤマトが友達、というような子供でした。
小学生の頃、心臓疾患があったことから運動部などを禁止され、同級生になじむのが下手で、なかなか人と一緒に遊べない子供でした。そして、一人で休み時間を過ごすときは、約3年間ずっとアラビックヤマトをいじっていました。
一人でいる時間を救ってくれたのが、アラビックヤマトでした。
そして、僕が3年もの間、飽きずにずっとやり続けていた遊びは、実は、上の棒グラフの中で最も投票率が低かった「ある遊び」でした。
その遊びとは、「気泡わり」。まず、下の50秒程度の動画をご覧ください。
僕が毎日毎日やっていた遊びとは、
「のりの中に浮かぶ気泡を、容器をくるっと回して真っ二つに割る」
というものでした。
上のGIFアニメのように、気泡をねじ切るようなイメージで容器をひねると、気泡が「ぷにゅん」という感じで割れます。
これが、何とも言えず気持ちよくて、癒されるんです。視覚だけで生じるASMR（自律感覚絶頂反応）というべきでしょうか。いつまでも、何度でもやっていられます。
僕は小学校の頃、最初は何気なくのりの中の気泡を「ぷわわーん」と浮かばせて遊んでいました。そのうち、きっかけは覚えていませんが、気泡を割ったりつなげたりできるようになりました。
「俺は気泡を割る上手さは世界最強だぜ！」という変わった妄想をして毎日過ごしつつも、その遊びは同級生にも家族にも、誰にも話さず、たった一人でやり続けていました。子供心に「こんなことをやっている人は他にいないだろうな」とも思っていました。
ところが、2018年のある時、この思い出を知人の女性に話したところ、
「え！ それ、私もやってた！」
という返事が返ってきたのです。
まさか、と思いました。しかしその後、この話をいろいろな人にしていったところ、1か月で3人も、小学生の頃に気泡を割って遊んでいた人が見つかったのです。
僕はある仮説を立てました。もし「アラビックヤマトの気泡を割ってた人、集まれ～！」という発信をしたら、全国各地で似たような思い出を持っている人たちから強い共感の声が上がり、その仲間たちはもう一生の友達になれるのではないか？
それを確かめるために、僕は、
「やみつき感触トイ 気泡わり専用アラビックヤマト」
という、のりとして使わずに、気泡を究極に気持ちよく割って遊ぶためだけのアラビックヤマトを開発し、ユーザー同士でつながりたい！ と強く思うようになりました。
アラビックヤマト発売元の公認を得て、開発がスタート。この商品化をどうしても実現させたいという思いが爆発した僕は、アラビックヤマトの発売元であるヤマト株式会社にこの企画の実現をお願いしに行きました。そうすると、なんと「気泡わり専用アラビックヤマト」の開発・発売の公認と、監修のご協力をお願いできることになりました。
奇遇なことに、ヤマト株式会社は2019年8月14日に記念すべき創立120周年を迎えるということを、最初にご訪問させていただいた時に知りました。
商品の開発は、ヤマト株式会社の商品企画室や各部門の方々と一緒に、試行錯誤しながら進めています。その様子の一部をご紹介したいと思います。
左から、ヤマト株式会社リテール商品企画室の宿谷さん、研究開発室の竹内さん、（と、混ぜていただいた高橋）
１．最適な液状のりの量の検証今回の商品は、通常のアラビックヤマトと同じ容器で、中身の成分も同一。「気泡わり」を気持ちよくやれるようにする最大のポイントは、容器内の液状のりと空気の割合です。
まず、通常販売されているアラビックヤマト50mlを開封し、中身を40ml～25mlまで16段階に分けて用意。気泡わりを初体験する人間にある程度の練習をさせた後、その人間が、気泡を目視でおよそ半々の体積に割れた回数を、それぞれのサンプルで20回ずつ試験して記録しました。
その結果、液状のりの中身が40ml程度では、気泡を割る難易度が高く、成功率は50%未満。そこから徐々にのりの量を減らしていくと成功率が上がっていき、内容量が35mlの時の成功率が70%程度になりました。引き続きのりの量を減らしていくと、さらに成功率は上がり、のりの量が25mlになる頃には、適当に容器を回転させるだけでも気泡が割れてしまう状態になりました。
僕は長年のゲーム開発の経験から、「遊びは簡単すぎても難しすぎてもハマらない」「7割方うまくいくゲームが最もハマる」という理論でモノづくりをしているため、今回、成功率が70%に近い、内容量35mlに充填量を工場で調整していただくことに決定しました。
２．気泡が真っ二つに割れたことがわかる目盛りの位置決め今回の商品のもう一つの重要なポイントは、「気泡の体積をちょうど半々に割る遊びができること」です。
どういうことかというと、
下の写真のように、容器を水平な台の上に置き、２つに割った気泡の境目が目盛りの中央に来たら、気泡の体積がちょうど1:1になっていることがわかるようにするのです。
そうすることで、気泡をちょうど半々に割ってみたいという本能的欲求から、それを目指しているうちに、どんどん気泡わりにハマっていくというやみつきスパイラルを起こすことができます。
気泡の体積が1:1になっている、完璧に美しい状態。これをめざそう！
このように気泡がちょうど半々に分割される位置を特定する方法を調べるために、2019年4月に、以下のようにSNSで友人に協力を求めました。
すると、すごい数の情報が寄せられ、中でも最速で「知人が回答にたどり着いた」という連絡をくださったのが、友人で「お笑い数学協会」のメンバーである、芸人のさんきゅう倉田さん。そしてご紹介いただいたのが、高校教師兼芸人という異色すぎるキャリアの、タカタ先生でした。（この2人は今回の恩人です。）
高校の数学教師兼お笑い芸人の、タカタ先生。
圧倒的な数学力を持つタカタ先生に喫茶店で教えを乞うこと2日間。
詳細は省略しますが、タカタ先生のお力添えの元、以下のような数式で目盛りの中心線の位置を求めました。
これを、念のため3DCADにて検算したところ、x=2.925（cm）となり、上の計算式とほぼ一致！ この時の感動と興奮は忘れられません。（最初からCADでやれよと言われそうですが、自分の力で数学的に計算して確認したかったんです。その方がロマンがありますよね⁉）
これで、目盛りの中心位置を断定し、シールにデザインして貼り付けを行います。
３．オリジナルデザインのシールと、シリアルナンバーこちらが、今回商品化を目指す「やみつき感触トイ 気泡わり専用アラビックヤマト」。ご支援の特典としてお届けします。
シールは、もちろん本家のなじみ深い見た目を踏襲。「液状のり」と書かれた部分を「気泡わり」に変更するという、シャレたデザインに。
そして側面には目盛りを表示。真ん中の線に気泡の境目が来れば、完璧な気泡わりができたことになります。中心から上下5mmまで目盛りを表示しており、どのくらいずれたかを競い合ったり、自分で記録に挑戦したりして遊ぶことができます。
※もちろん、気泡わりのコツを丁寧に解説した取扱説明書も特典（製品）に付属いたします。
さらに、今回、このプロジェクトを支援して下さった方のみに、世界で一つだけのシリアルナンバーを印字させて頂きます。このナンバーは、アラビックヤマトの気泡わりのファンクラブメンバーの証のようなものになります。
ちなみに初回の生産予定数は500本。印字されるナンバーは0001～0500までです。お早めにご支援いただけたら嬉しいです。
※シリアルナンバーの数字は、一部のプランを除いて、選ぶことはできません。
30年越しの夢をかなえる、イベントの開催イベント会場の一部の写真。夜景が見える高層ラウンジに、バーカウンターも。
2019年10月30日水曜夜には、「アラビックヤマトの気泡で遊んだ人サミット＆気泡わりチャンピオン大会」を東京で開催します。
日本を代表する気泡関連会社によるトークショー「気泡サミット」も。
僕の今回の最大の目的は、このイベントの開催かもしれません。昔アラビックヤマトの気泡で遊んでいたつながりという、奇妙な縁で仲間と出会える、ロマンあるイベントを用意いたします。
そして、このイベントでアラビックヤマト気泡わりの初代チャンピオンを決め、その人はアラビックヤマトの歴史に名を刻むことになります。（もちろん、30年前に小学校の教室でそれを夢見ていた僕も参戦しますし、集まってくださった全員と友達になりたい！ どんな方々が来てくれるか、会ってみたいです！！）
※イベント参加の特典を選んでくださった皆様には、開催決定後に大会の公式ルールをメールでご連絡いたします。
ヤマト株式会社、開発担当者に聞くヤマト株式会社 研究開発室 竹内憲太郎さん
ー初めてこのプロジェクトのお話を聞いたとき、どう思われましたか？
竹内：そうですね、企画されたご本人の前ではなかなか言いづらいんですが、正直なところ、何を言ってるのかなこの人という感じでした。
ヤマト株式会社 リテール商品企画室 宿谷尚代さん
ー子供の頃、アラビックヤマトの気泡を割っていたりしたことはありますか？
宿谷：気泡を上下に動かしてはいたんですけど、割ってはいませんでした。
ーこの商品についてどう思われましたか？
宿谷：斬新、、、、だなって。
開発者の想い思えば僕は物心ついたときから「感触フェチ」で、アラビックヤマトの他にも様々なものを飽きずにいじっていた記憶があります。
大手玩具メーカー勤務時代には、「∞（むげん）プチプチ」という、気泡緩衝材プチプチを模したキーチェーン玩具の企画開発をさせて頂きました。どれだけつぶしてもなくならず、病みつきになる感触を楽しむというジョークトイは世界累計335万個を販売する大ヒット商品となりました。（その後は、枝豆をつまみ出す感触をひたすら楽しむ「∞エダマメ」という商品も。）
その頃から僕は、人間が病みつきになる感触のデザインを一つの専門領域として追求し、様々な玩具を開発してきました。開発サンプルとして、自分が気に入っている感触の素材をたくさん集めるということもしています。
そのコレクションの中にはもちろん、子供の頃から愛してやまないアラビックヤマトもありました。しかし、気泡を割っていた人なんていないだろうと思い込み、無意識のうちに商品化の発想を封印していました。
それが今、多くの人の共感の声とご支援をいただいて、オフィシャルな玩具商品として現実になろうとしています。
このプロジェクトで成し遂げたいことは、
■社会人の大変な日常の中で、ときどきアラビックヤマトの気泡を「ぷにゅん」と割って、癒される人を増やすこと。
■「私も、アラビックヤマトの気泡で遊んでたよ！」という奇妙な共通点から出会いの奇跡を起こし、一生の友達を見つけられるつながりを作ること。
そして、
■小学生の僕に楽しい時間をくれたアラビックヤマトに、似たような思い出を持っているみんなと一緒に恩返しをすること。
です。
目標金額10万円達成で今回のプロジェクトは成立し、正式に商品開発を進行します。そして皆様に特典をお届けしつつ、アラビックヤマトの気泡で遊んでいた全国の仲間で集まって盛り上がるための大会イベントを開催します。
そして、このプロジェクトがすごい勢いで成功したら、一般販売に向けて検討を進める可能性もありますので、アラビックヤマトに懐かしい思い出のある皆様に、大いに盛り上げていただけたら、本当に嬉しいです。
僕の30年越しの夢がかなう瞬間に寄り添い、一緒に遊んでください。よろしくお願いいたします！
これが、今回商品化を目指し、支援の特典にもなる「気泡わり専用アラビックヤマト」です！
既存品と、「気泡わり専用アラビックヤマト」の違い（正面）
既存品と、「気泡わり専用アラビックヤマト」の違い（側面）
「気泡わり」のやり方概要「気泡わり」は、以下のようなイメージでやります。（特典でお送りする製品には、より詳しい「気泡わり説明書」が付属します。）
①容器を直立させ、空気（気泡）部分が上にある状態にします。
②容器を逆さに傾けていき、気泡が昇り始めたら、
③容器をひねるようにくるくると回転させて気泡を下に降ろし、のりの重みで気泡をつぶすと、
④気泡が「ぷにゅん」と気持ちよくちぎれて2つになります！
※その後、容器を傾けると、気泡は元通りくっつきます。
また、気泡の3分割、4分割…などもすることができます。やり方としては、最初に分割する気泡をできるだけ小さくし、残りの気泡を続けてもう一度割る、という流れを繰り返していきます。以下は3分割のイメージ動画です。
商品仕様について本体寸法：天面直径約21mm 底面直径約33mm 高さ約105mm
容器素材：主にPE
液状のり主成分：ポリビニルアルコール（PVAL）
※本商品は、接着用としても使用可能ですが、使用すると内容量が変化してしまうため、気泡わり遊びを最適にお楽しみいただくためには接着用として使用しないことを推奨しております。容器と塗る部分のキャップの間には、既存品と同様に内蓋が取り付けてあります。
※気泡わりのコツを解説した説明書も特典（製品）に付属いたします。
お届け時期、その他についてプロジェクトが成立した場合、2019年9月から順次お届けを予定しています。
クラウドファンディングではプロジェクト終了後に発注個数が確定となります。そのため、数量によってはお届け時期に変更や遅れが生じる場合がございます。恐れ入りますが、予めご了承ください。
お届け時期に変動が生じる場合は、随時「活動報告」を通してご報告させていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます！
【SPECIAL THANKS】
シールデザイン：吉川晋平（有限会社エハラ）
撮影・映像編集：クラーク田中
■特定商取引法に基づく表記
|
目標は ￥100,000 に設定されています。
プロジェクトは 2019/07/01 に達成し、2019/08/29に募集を終了しました。
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サポーター数 1 | 数量限定あと 0
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