長崎五島列島の六島(むしま)で、みんなの島づくり!島民3名からの挑戦

2015-07-25 10:29:15 活動報告一覧に戻る

アフリカからの移住者??(笑)

六島プロジェクトは残念ながら未達成のまま終わりましたが、島では毎日、島存続に向けて活動が続けられています。
さて、島民3名の一人、梅ちゃんからおもしろいレポートが上がってきました。

アフリカとのつながりの話です。

------------------------
 一昨日、マラウイからのJICA研修員11名、JICAプロジェクト(マラウイ国公共投資計画能力向上プロジェクト)関係日本人専門家3名、及び日本人通訳2名の計16名が小値賀を訪問しました。


 博多発のフェリー太古で当日早朝に小値賀到着、町役場で2時間の講義を受けるほか、公共施設や歴史資料館などを視察して、午後2時10分発のフェリーなるしおで佐世保へ向いました。

 マラウイ人研修員は男性10名女性1名で財務・経済計画開発省の局長や副局長のほか教育・科学技術省、運輸・公共事業省などの局長代理や計画官など、錚々たるエリート達でした。僕は2日前に役場総務課から電話がありオブザーバー出席を求められたので、喜んで出席し久しぶりに英会話を楽しみました。


 僕は講義が始まる前に、初対面の挨拶として、「皆さん小値賀へようこそ!僕も2004年から2年間マラウイにJICA専門家(熱帯果樹)として住んでいたので、セミ・マラウイアンだ」と自己紹介してリラックスムードを盛り上げました。

 講義は小値賀役場の中川総務課長が、小値賀群島と小値賀役場の英文紹介資料(パワーポインター)に沿って進め、その都度通訳が英語に訳しました。


 質疑応答は小値賀町役場の予算の出所や人口減少・過疎化対策など活発でした。研修員達は、小値賀町役場の予算の90%が政府からの地方交付金で賄われ、地元からの税収は10%を占めるにすぎないという総務課長の説明に、うらやましそうな表情でした。小値賀の人口増加対策の一環としてIターン者歓迎があり、人種・宗教は問わないという説明があると、早速アフリカからも小値賀への移住希望者が出るのではないかと思わせぶりの表情も見られました。

 僕も人口3名で無人島一歩手前の限界村である故郷六島と、僕の島おこし活動として4Fキャンペーン(Flower, Fruit, Fishing, Feeding Animalを楽しめる島)を紹介しました。JICAを退職した後、女房が島おこしについてこないので、「故郷はチェンジできないけど、女房はチェンジできるのだと言ったら女房からひどく叱られた。マラウイでも同じだろう!」と冗談を飛ばすと全員爆笑で盛り上がりました。
 

 小値賀港ターミナルに見送りに行き、彼らはフェリーに乗船するまでの15分間ほど、僕のマラウイ2年間の思い出話に付き合ってくれて、大いに盛り上がりました。最後に記念写真を撮り、いつの日かマラウイ再訪を口約束しました。

-----------------------------

 梅ちゃんは、国際協力機構で世界を渡り歩いた人で、このようなつながりができると、すばらしいですね。

 外国人だからこそわかる地域の良さというものもあるようです。

 私(三好)が、先日、毎日フォーラムという雑誌で、「グローカル地域おこし」というタイトルで書きましたが、いまや外国人のほうが日本地域の良さを発見してくれるのかもしれません。
http://mainichi.jp/feature/news/20150707org00m010023000c.html
 
 これからも六島の挑戦は続きます。
 みなさん、一度訪れてみてくださいね。

三好

活動報告一覧に戻る

集まった金額

  • ¥612,500

プロフィール

  • Takahiro Miyoshi


  • 1970年生まれ。日本大学法学部大学院卒(政治学修士)、英国マンチェスター大学社会経済学部大学院卒(経済学修士)。 技術系コンサルティング会社で勤務後、国際協力の財団で参加型マネジメントや評価手法に関する研究や調査に従事し、研修講師も務める。2004年に独立し有限会社エムエム・サービスを設立。 世界30カ国以上を渡り歩いた後、2005年よりザンビアに9年間派遣され、農村地域支援の仕組み作りに携わる。 国内では、NPO法人 PCM Tokyoを設立し、国際協力のツールを国内に紹介し、住民参加型マネジメントの普及に努める。帰国後は、国際協力と日本の地域おこしをミックスした「グローカル地域おこし」を推奨し、千葉県や宮城県、また東京の離島などで地方創生にかかわっている。横浜国立大学での非常勤講師など、複数の教育機関で講師も務める。 「グローバル人材に贈るプロジェクト・マネジメント」(共著)のほか、論文多数。
  • Takahiro Miyoshiさんへ意見や質問を送る

特典としての商品・サービス

六島名誉島民になれる権(島づくり報告会・六島物産展へご招待)

¥ 3,000

受付終了

「名誉島民」として登録させていただきます。ご希望にあわせ、島の美しい木札または自然石にお好きな名前を明記しまして港の入口に提示させていただきます。また、今後のしまづくり方針において、名誉島民として1票の投票権が与えられます。島づくりパートナーに応募することも可能ですし、島づくり活動終了後の報告会にご招待させていただきます(六島物産展も合わせて開催予定です。) <セット内容> ・名誉島民として島にお名前掲載 ・島づくり活動報告会ならびに六島物産展にご招待 ・島づくりパートナーより、業務日誌をお送りします ・島づくりパートナーへ応募できる権 (注意: 名誉島民は、バーチャルな役名であり、公的な住民ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 4 

六島名誉島民+鯛丸ごと刺身盛り合わせ、または漁師体験

¥ 5,000

受付終了

「名誉島民」として登録させていただきます。 島で採れた木で作った木札または自然石にお好きな名前を明記したものを、港の入口に提示させていただきます。名誉島民として、1票の投票権が与えられます。 加えて、鯛丸ごと刺身盛り合わせを来島・宿泊時にサービスさせていただきます。(自然条件により釣れない場合もありますので、その際は他の魚になります。) または、島民が漁にでるときに同行し「漁師体験」をしてもらうことも可能です。(こちらも自然条件によって左右されますので、ご了承ください。) また、島づくりパートナーより、業務日誌をお送りします。 島に上陸して活動する”島づくりパートナー”に応募することも可能です。 (注意: 名誉島民は、バーチャルな役名であり、公的な住民ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 14 

公民館シェア・オーナー(1日島人体験・宿泊付き)

¥ 10,000

受付終了

島唯一の宿泊施設でもある「公民館」のシェア・オーナーとなっていただけます。 シェア・オーナーとしての名前を明記させていただくとともに、来島時で一泊分の宿泊が無料でしていただけます。公民館の運営方針やイベントについても、ご提案もしていただけます。もちろん、島づくりパートナーからの「熱い業務日誌」は送りますし、名誉島民と同じく1票の投票権が与えられます。 島に上陸して活動する”島づくりパートナー”に応募することも可能です。 (注意: ここでのオーナーとは、バーチャルな役名であり、所有権を有する所有者ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 22 

六島開墾地のシェア・オーナー

¥ 50,000

受付終了

50,000円以上の方には開墾地において、その開墾地のシェア・オーナー(子地主)として、お好きな名前をつけることができます。何を植えるかの選択についてもご提案いただけます。名前はその土地に明記されます。 もちろん、島づくりパートナーからの「熱い業務日誌」、1万円につき1票の投票権が与えられます。 島に上陸して活動する”島づくりパートナー”に応募することも可能です。 (注意: ここでのオーナーとは、バーチャルな役名であり、所有権を有する所有者ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 4 

六島スペシャル・シェア・オーナー(特別地主)〜社名やあなたのメッセージを島に記してみませんか〜

¥ 100,000

受付終了

100,000円以上の方には、開拓地または島内の見晴らしの良い所に、石などを並べて、社名などをgoogleの衛星写真からみせます。島全体をつかった広告です。 法人・個人様問わずお申し込みいただけます。人生の特別なシーンで、あなたのメッセージを書きたいというご要望もご相談承ります。 ただし、自然条件や技術的な問題で不可能な場合には、上記のシェア・オーナーの2口分として、登録し、名前も二つ登録します。 島に上陸して活動する”島づくりパートナー”に応募することも可能です。 (注意: ここでのオーナーとは、バーチャルな役名であり、所有権を有する所有者ではありません。)

お届け・提供予定時期

サポーター数 1 

thumbnail

\このプロジェクトが気に入ったら/

いいね!するとどうなるの?