Ztellaの創業者、アンディ・ホー氏(聞き手はZtella事務局メンバー)
こんにちは。Ztella事務局の松崎です。
先日、Ztella開発者であるZorloo社の代表であるアンディ・ホー氏に直接色々と話を伺うことができました。
DACの表も裏も知る豊富な知見を持つ創業者
DAC(Digital to Analog Converter、D/Aコンバーターともいう)とは、デジタル音楽を再生するために欠かせないデジタル信号をアナログ信号に変換する装置ですが、創業者のアンディは、もともとこの高性能DACを開発する米国ESS社の中国代表をつとめた人物。ESSの開発する高性能DACを、もっと手軽に活用してもらうことはできないかと、これまでに海外クラウドファンディングサイトにて4つのプロジェクトを実施してきた経験を持っています。
DAC内蔵イヤホンなども開発してきたものの、イヤホンを独自に設計するよりも、DACに特化し、ケーブルの小型化を目指す方向に切り替えて実現したのがこのZtellaです。
【Zorloo社が手掛けた過去のプロダクト】
・超小型DACドングル:ZuperDAC-S (2018年2月。DAC:ESS SABRE 9018Q2C)
・DAC内蔵デジタルイヤホン:Aero Digital (2016年4月。DAC:ESS SABRE 9018Q2C)
・小型DACドングル:ZuperDAC (2015年5月。DAC:ESS SABRE ES9018K2M)
・DAC内蔵デジタルイヤホン:Z:ero(2015年2月。DAC:Wolfson WM8918)
社名・プロダクト名の名前の由来は?
Zorloo(ゾールー)の由来は、広東語で「愚かな」を意味する「儍佬」の読みから来ているとのこと。ちょっとふざけてますが、意味としては「枠を超えた、ありえない」というようなことを言わんとしているそうです。また、Ztella(ズテラ)というプロダクトは、若くして亡くなられてしまったご自身のお姉さんの名前「ステラ」にちなんでいる、とのこと。このプロダクトにかける彼の並々ならぬ想いが伝わってきます。
開発面でのこだわりは?
これまでにもいくつものプロダクトを作ってきた同社。今回特にこだわったのは、クオリティに一切妥協せずに小型化を実現するという、一見すると相反する挑戦だったとのこと。アルミ筐体を使いながら、内部の回路設計にもこだわっているとのこと。
ESS SABRE 9281PRO採用について
このチップが発表されたのは2019年1月ですが、実際に量産が開始したのは去年末だったとのこと。他社に先駆けいち早くこのチップをZtellaに内蔵できたのは、同社とESS社との関係性の深さにあると言えます。
何よりもその一番の特徴は、高音質でありながら容量が小さくストリーミング配信にも最適とされているMQA音源のレンダリングを世界に先駆けて実現したこと。Ztellaの開発にあたり、MQA認証も取得しています。
一番の特徴は?
Ztellaの何より一番の特徴は、高音質なハイレゾ音源を聴くために新たに高い機械や、イヤホンやヘッドホンを買う必要がないというところ。今持っているスマホやPC、イヤホンやヘッドホンで最新のハイレゾ音源を楽しむことができます。
将来のロードマップは?
今進めているプロジェクトとしては、アンプドライバ回路の改善と、バランス出力の実現。もしできれば、高音質化にかなり貢献するのではないかと思う、とのこと。
ずばり、他社商品との差別化ポイントは?
MQAをはじめ、ハイレゾ音源を聴けるDACアンプ内蔵のアダプタは他社からも既に出ていますが、いずれもZtellaに比べると高価でサイズも大きいことから、厳密には競合と呼べるプロダクトは存在しないとのこと。
お求めいただきやすいリーズナブルな価格とコンパクトさを実現したところがZtellaの最大の特徴と言えるでしょう。
プロジェクト支援開始まであと15分!
Ztellaのプロジェクト開始まで、あと15分となりました。
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(Ztella事務局 松崎)