2020年8月13日早朝フリーフライト(機体:ソラン)
風に誘われて搭乗決定
クラウドファンディング第2便は2020年8月13日の早朝に行われました。
毎月第一土曜日をきびだんご返礼フライト実施日と決めてはいるのですが。
支援者様の日程リクエストや天候の振替などがあれば、積極的に日程調整ができるのが熱気球です。
むしろ天候
この文章をお読みで支援していただいた皆様、ぜひぜひ、「この日に飛びたいのだけれど、どう?」とコンタクトを頂ければと思います。
熱気球に乗る際はに天候に予定を合わせるときっといいことがあります!
今回は直前に1名様予約リクエストを頂き、ちょうど希望日はフライト予定あり、空き席も一つある。ということで体験日2日前に決まったフライトの様子です。
上空と地上の夫婦フライト
今回登場のゲストさんは、かつてパラグライダーを嗜んでいたということで、空には縁が深いゲストさんでした。
それでも15年ぶりのフライト。
久しぶりの空への誘いということで、とても楽しみに当日を迎えました。
奥様にもご同行いただきました。でも奥様は搭乗せず。最初から地上の熱気球サポートでのご参加です。
ちなみに奥様もパラグライダーの熱心な経験者です。
熱気球とパラグライダー。
共通することは「空を飛ぶものであること」それ以上に「必ず地上サポートが必要である」ということが挙げられます。
蛇足ですが、
地上サポートにお越しいただくのであれば、チケットは不要です。
今後ご参加のみなさま。ぜひご家族、ご友人をお誘い合わせの上、気球というものを一度見にきていただければ幸いです。
第二便やっぱり定時より少し遅れて離陸
クラウドファンディング返礼フライト第2便は第1便同様、定刻より少し遅れて離陸しました。
8月13日は夏休みのど真ん中ということで
離陸した横ではクラブでもう一機気球を出して、熱気球ワークショップを開催していました。
この夏一番多くのゲストの皆様をお迎えして、とても賑やかでした。
霧の中の離陸
映像でもお分かりの通り、地表付近に霧が立ち込めています。
霧が散らずにずっと留まっているということは風が穏やかな証拠。
熱気球は幻想的な霧の中、ゆっくりゆっくりと進んで行きました。
チェイスと川のほとりへの着陸
地上クルーはゆっくりゆっくりと進んでいった熱気球を追いかけます。
フリーフライトを行う熱気球は風任せに飛んでいきます。着陸後はパイロットもゲストも気球も、車に乗って帰らなければなりません。というわけで必ずクルーが熱気球を追いかけていきます。専門用語で「チェイス」と言います。
あまり知られていませんが、フライトよりもこのチェイスが面白くて熱気球にハマっている人も多いのです。
今回のフライトで着陸した場所は穏やかな流れをたたえる小川のほとりでした。
熱気球の回収というオペレーション
熱気球はもともと舵がないので行く先は文字通り風任せです。
でも
ただ闇雲に飛んでいるわけではなく、安全に離陸して、安全に着陸できるよう、刻々と変わる気象条件と対話しながらパイロットは空を飛んでいます。
安全に離陸し、川を渡り、穏やかに着陸を行いました。
しかーし
着陸した場所が車が入れる場所であれば、着陸後の回収、積み込みも容易に行えるのですが。。。
この日は9時に開門するゲートの先に着陸したため、500メートルほど気球を運ぶエクストラオペレーションを行いました。
着陸時間6時39分。
気球の総重量は約200キロです。(バスケット、燃料ボンベ、バーナー、バルーン)
これを人力で運ぶわけです。結構大変です。
その辺のプランニングもパイロットの腕(頭脳)の見せ所。気球を浮かせたままみんなで引っ張り移動させます。広場まで到着したら素早く手押し台車を手配し、休憩を挟みながら順調に回収を進めていきます。それなりの苦労を伴いましたが最小限の労力で無事回収を終えました。
そう、焼き付ける太陽が目覚める前に!
ゲストさんの感想(許可を頂き原文のままご紹介)
先日は、貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。
お話しした通り、昔、パラグライダーを飛ばしていたので、回収は苦になりませんでした。
パラは、もっと軽いですが、一人で行わねばならず、ランディングエリアを外すと
結構な苦労がありますから。
私は、パラから離れて20年位、嫁は30年位でした。それでも、空への思いは、忘れられない物です。
嫁は見るまで、行き先を操作出来ないので、と怖がってました。但し、思った以上にコントロールが効き、ピンポイントでランディング出来る事に感心してました。機会があれば、次回は、嫁がフライトし、私が回収に携わろうと思います。
今回担当パイロット
今回フリーフライト担当したのは江田むつみパイロット。
茨城大学で熱気球に出会い、広島大学で熱気球を再興し、風と共に福島会津へ、オーストラリアへと渡り
2020年4月からSOLABASEの管理人として、はたまたWinbalのゲストパイロットして活躍してくれています。
実は江田は熱気球レーサーでもあります。
コロナ禍でありながらフライトチャンスの多い渡良瀬で、腕が鈍らないよう日々フライトを行なっています。
コロナ禍が落ち着いたら国内外の熱気球レースに参戦予定ですので
みなさま応援よろしくお願いします。
それでは第三便フライト報告をお楽しみに!
報告 村田 (当フライトにクルーとして参加)