返礼品のポストカードやショッパーバッグなど、あらゆる場所で使う予定のhontenロゴはんこ。
作ってくれるのは、消しゴムはんこ作家のKANA.さんだ。
現在製作中のhontenはんこ、とても素敵なデザインに仕上がっているので、どうぞお楽しみに。
遠方にお住まいのため、メールでアンケート形式のインタビューを行った。
KANA.さんにはんこ作りを依頼して本当に良かった、と思える回答が返ってきた。
Q1.消しゴムはんこを作り始めたきっかけは何でしたか?
きっかけは、『何か趣味を持とう』という気持ちからでした。
出産して、子育ての合間に出来る事を探していました。
最初は、子供の好きなキャラクターを彫ったんですが、はんこを見た子供が嬉しそうな笑顔で喜んでくれて、それがものすごく嬉しかったんです。
ハマったのはそこからですかね。
その子供も小学生にあがり、一筋縄ではいかなくなってきて、直接注意したりすると、すぐに喧嘩っぽくなってしまうので、『何とか、うまく気持ちを伝える方法はないものか?』と考えて、趣味で始めたはんこを使って、ノートなどに捺してコメントをつけてみたら、意外と上手くいったんですよ。
『はんこ』と言うワンクッションを置くことで、自分も相手もすこし冷静になれることに気づきました。
子供とのコミュニケーションにも役立っています。
趣味程度で始めた消ゴムはんこ作りですが、
『もしかして、何かの役に立てるんじゃないかな?』
『誰かを少しだけでも幸せに出来るかな・・・。』と思って、本格的に力を入れることにしました。
Q2. 消しゴムはんこを作る時のこだわりはありますか?
こだわり・・・。結構あります。
★こだわり1★
はんこを作るときは必ず手描きでデザインを起こします。
今の時代、ほとんどのことがPCで出来てしまう。そっちの方が仕上がりもキレイなんだろうけど、あえてアナログの手描きにこだわってます。
手描きにしか出せない温かみや優しさや柔らかさを大切にしたいんです。
★こだわり2★
『いかに印影を綺麗にするか』・・・それは当たり前の事なんですが、印影だけでなく、『はんこ自体をいかに美しく仕上げるか』を心掛けています。
私の作るはんこは、持ち手と消ゴム部分が滑らかにつるんと繋がるように仕上げています。
印面の余白部分も滑らかにつるんとなっています。
『目で見てキレイ』
『触ってみてキレイ』
『捺してみてキレイ』
そんなはんこを目指しています。
★こだわり3★
ご依頼主サンの『想い』を形にすることです。
これは、フルオーダーの場合でのこだわりなんですが・・・。
主にデザイン起こしの段階の話なんですが、お話を伺い、最初にいくつかデザインをしてそこから、お相手が納得いく形になるまで何度でもデザインの手直しをします。
いかに理想の形に近づけるかを常に考えています。
★こだわり4★
これは作る時のこだわりになるからはわかりませんが、私が作って販売している物は『商品』ではなく『作品』なんだということ。
「お金を払うから『商品』でしょ?」・・・と言われたらそうなんですが、ひとつの物にたくさんの想いを込めて、たくさんの時間を掛けて、全力で作り上げているので、私はそんな想いからいつも『商品』ではなく『作品』と言っています。
Q3.どんな想いで作っていますか?
いつも、私のはんこを手にする人の嬉しそうな笑顔を想像しています。
『手元に届くまでのワクワク感、作品への期待感。』
お相手のそんな気持ちを想像して、笑顔を妄想して、ひとつひとつ丁寧に作っています。
製作時はゾーンに入り込んでしまう為、作りながら妄想しちゃうので、ひとりにやけてしまったりしてて、少しヤバイです・・・。笑
Q4. これからやってみたいことや夢を教えてください!
まだまだ、消ゴムはんこは世間に浸透していないので、ひとりでも多くの人に知ってもらいたい!
その為に、たくさん教室やワークショップを開いて楽しさを知ってもらいたいです。
デザイン本なども出してみたいですね!
自分のデザインをたくさんの人が気に入ってくれたら嬉しいし、それを見た誰かがほっこりしてくれたらさらに嬉しい。
消ゴムはんこは捺すだけじゃないんです。
作って楽しい!捺して楽しい!
消ゴムはんこでやれることは無限大にあると思っています。
Q5. hontenへのメッセージをお願いします♪
今回、とても素敵なご依頼頂けて、すごく光栄です。ありがとうございます!
hontenサンの想いをたくさん詰め込んだはんこになっていると嬉しいです。
私も本が大好きで、『読むのも好き』『書くのも好き』なんですが、移動本屋・・・思い付きませんでした!
すごく素敵な発想です。
たくさんの笑顔に出会える本屋サンになることを期待してます。
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