RICOH Image Pointer誕生秘話①
https://kibidango.com/project/1298/action/8909
RICOH Image Pointer誕生秘話②
https://kibidango.com/project/1298/action/8938
RICOH Image Pointer誕生秘話③
https://kibidango.com/project/1298/action/8939
の続きです。
RICOH ACCELERAOR 2019 (TRIBUS)
こんにちは!リコーの和田 雄二です。
前回はRICOH Image Pointerがそもそもアイデアとして封印されたところまでお話させていただきました。
その後、どんなことがあったのか、本日はご紹介します。
これを書いてみて、いま改めて思うこととして、種を蒔いておくと、時々思わぬところで芽が出ることもあるんだなぁなんて感想だったりもします。
RICOH ACCELERATOR 2019 (TRIBUS)
突然ですが、動画を2つ掲載させていただきました。(ちなみに、youtubeデビューです)
こちらは、社内事業創造プログラムへ応募した際に書類選考に付けた付随資料の一つです。
本日は、その話を中心にご紹介したいと思います。
さて、アイデア封印された2019年の3月~4月に、社内で始めてみるお知らせ/ポスターがありました。
RICOH ACCELERATOR 2019というものです。
(2020年度よりTRIBUSと名称変更しておりますので、以下、TRIBUSと記載致します)
こちらは、簡単に表現すると「ボトムアップ提案型の社内起業プログラム」です。
要するに、リコーグループの誰でも応募することが出来、選考を進んでいくと、事業化(望めば起業)検討の権利を得られるというものでした。
なんとなく面白そうだと説明会に参加しました。
そこでは、01boosterの合田ジョージさんが起業について講演されていました。
10年もずっと設計だけをやっていると、どうにも縁がない世界なので、実感としてはほとんど理解しきれないながらも、以下だけは認識しました。
① 世の中、スタートアップが流行っている
② スタートアップはチーミングが大切。
③ 応募内容は自由。選考に通ると、事業化検討の権利が得られる。
(面接を通るだけでも本格的な指導を受けて、社長含む経営陣にプレゼンができる権利獲得!)
特に強調されていたのが、チーミング。いかにチームを作るか。
つまり、選考でもチームがきっと考慮される。
モノはある・・・
部署内で不評だったRICOH Image Pointerのプロト機。敢えてハンディプロジェクタと当時の名称で記載させていただきます。
これが本当に面白くないのか、TRIBUSに出してみることにしました。
なるべく面白く見せる為に、変な動画を取ってみて、書類も文字数制限ギリギリの中で、全力でアピールしました。
このプロダクトの面白いところは、固定のプロジェクタと違って、自分の好きなところに、好きなものを映せること。
それを表現する為に、縮尺もろくにあわせていないいい加減な背中へのプロジェクションマッピングやら、
ヘルメットに顔を映すなんてものをひたすら撮影していました。
また、私のお気に入りが天井と床で、そんなシーンも添付資料に添えて提出しました。
(ちなみに動画で背中を見せているのは米田です)
天井に地図
そんなこんなで、モノがあっただけに資料は簡単に作ることができ、アピール用の動画も作れました。
そして、凄く重要とされていたチームですが・・・
気にせず一人で応募しました!!
そもそも事業化と言われてもよくわからないし、チームを作るも何も、先にモノができちゃってるし・・・
という感じもあり、ある程度選考残るまで、保留にしてました。
もし残ったらチーム作ります、というスタンスです。
実は最初のファンがいました
さて、完全な余談です。
部署内で散々だったRICOH Image Pointerですが、実は熱狂的なファンが一人だけついてくれていたのです。
弊社は一般的な役職で言うと、管理職として「課長(グループリーダー)」が直属の上司としており、
「課長」を束ねる「室長」がおります。
私から見て2つ上の階層である室長。
2019年4月の人事異動で室長が変わりました。せっかくなので、展示していたRICOH Image Pointerを見てもらいました。
「これは良い!物があってわかりやすいのがすごく良い!絶対面白い!!」
何故か初めて絶賛してくれたのです。
残念ながらこちらの室長さんは、組織全体の再編成などもあり、半年で別の部署の室長さんに異動されてしまったのですが、
今でも凄く応援してくれており、いわゆるメンターとして困ったときに相談できる方です。
TRIBUSへの応募に対しても非常に前向きに推進してくださり、RICOH Image Pointerの産みの親の一人だと思っています。
そうしてTRIBUSに応募しました
私が今ここでこれを書いている時点で、全ての選考は通ったという結論ではあるのですが、
時系列で誕生秘話ということでご紹介を今後も続けたいと思います。
もちろん、書類選考は通過。(書類選考で1/3くらいが残る、だったかな??)
書類へのフィードバックも「面白い」、「ワクワクする」などポジティブ意見がありました。
これまでは、ほとんど見たことのないコメントです。なんとなく、おや?と思い始めたのがこのあたりでした。
では続いて面接・・・というところで、今回の活動報告は終わりにしたいと思います。
御覧くださいまして、誠にありがとうございました。
和田