RICOH Image Pointer誕生秘話①
https://kibidango.com/project/1298/action/8909
RICOH Image Pointer誕生秘話②
https://kibidango.com/project/1298/action/8938
RICOH Image Pointer誕生秘話③
https://kibidango.com/project/1298/action/8939
RICOH Image Pointer誕生秘話④
https://kibidango.com/project/1298/action/8962
RICOH Image Pointer誕生秘話⑤
https://kibidango.com/project/1298/action/9014
の続きです。
2号機での社内ピッチ
こんにちは!リコーの和田 雄二です。
ついにクラウドファンディングも最終日を迎え、残りのご支援期間が6時間となりました。
こちらの誕生秘話についても、クラウドファンディング実施までの活動については一旦完結として、
今後は開発状況について随時ご報告させていただきたいと考えております。
どうぞ最後までお付き合いください。
ピッチ資料の迷走中のもの・・・
プロト2号機が先回で完成して、いよいよピッチ(=短いプレゼンのようなもの)に向けた準備となりました。
会場には約200名ほど、社内にはリアルタイムでのストリーミング放送されつつ、舞台上で話すということで、
私もそうですが、同じくTRIBUS参加の皆さんが過去に体験したことない大舞台に立たせていただくという状況でした。
そのため、資料については事前準備と練習の時間が全体であったのですが、私たちのチームは実は非常に資料に迷走しました。
私がそもそも綺麗なスライドを作るのが苦手なタイプだったのです・・・
資料1号
これはイメージです
最初の雰囲気をお伝えすると、この面接で使った資料のような、技術系の報告で社内で使っているような普通の報告資料を最初に作ってみました。
事前に練習して7分きっかりで終わるようにはしておいて、さて全体練習。
実は7分というのを守ることが結構難しく、初回練習では時間内に終わったのが20チームくらいの内、2,3チームだったように記憶しております。
練習していたので、話自体はスムーズにできたと記憶しています。
そして、フィードバックを練習会場の皆様からコメントシートとしていただくのですが、一番多くいただいたフィードバックが平たく言えば「資料が酷い」でした(笑)
実際皆さん、凄く綺麗だったり、工夫を入れたスライドを使っている中、私だけが変なフォーマットで戦っていました。
謎のチーム内議論
素直にスライドを格好良く、わかりやすく直せば良いわけですが、何故か当時の私は「変に世の中の流れに乗りたくない」と言い張って、スライドを格好悪いまま戦うことを主張していました。。。
元々技術者というのもあるのと、変なところで意地になっていました。
チーム内では、スライドでわざわざダメな方向に目立っても意味ないから、直そうという話があり、
いわゆる見やすいプレゼン資料の講座を送ってもらったり、ついには事務局からも直せないならデザインの人に直してもらうよう依頼するよ、という話が来まして、
ここで負けず嫌いな気持ちから、「出来ないんじゃなくてやってないだけだから!!」と言って、格好良い感じに変えることにしました(笑)
格好・・良い?資料・・・?
さて、そこで吹っ切れて作った資料がこちらです。
そこまで言うなら逆に全部英語にして格好良くしみよう!とおかしな方向に行った瞬間。。。
こんな感じの資料で第二回の全体練習に臨みました。
どんなフィードバックが多かったか、恐らく御覧くださってる皆様にも予想できるかな・・・と思います。
一番のフィードバックは、「資料だけ無意味に英語だから頭に入ってこない」でした。
はい、素直に日本語にします。
いま、改めて見ると、そこまで格好良くなってもいないのですが、最終的に完成版がこちらです。
(素直にセンスある方に協力してもらえば良かったですね・・・)
ちなみに、利用シーンの写真は全てチームメンバーで撮影しており、懇親会も本当の飲み会の場で一瞬撮影の時間を作って撮影しました。(作った時期が2019年9月なので、まだコロナなどの一切関係ない時期でした)
ピッチ通過~クラファン実施まで
こんな感じでピッチ前に色々迷走してみたものの、最終的にはピッチ通過させていただき、Accelerator期間と言われる、
専業で活動できる期間に進めました。
実は元々このRICOH Image Pointerでは、ピッチにおいても「クラウドファンディングをやります!」と宣言し続けていました。
「これ、面白そうだけど売れないんじゃない?」という意見に対し、なんとか検証したいという想いがあったからです。
モノを見てもらうと「良いね」とは一定数言っていただけます。特にプロト二号機ができてからは賛否両論ありつつも、
「良いね」というお声をいただくことは増えました。
ただ、「良いね」をいくら集めても、じゃあ買ってくれるのか、とはイコールにならない。
これが私たちの悩みでした。
これを打開するにはどうすれば良いだろうか・・・
そんなことを実はプロト1号機の頃から考えており、当時所属していた組織内でも色々議論をしていました。
その結論の一つが、「クラウドファンディングを使用して、実際にご支援いただけるか検証する」でした。
そのため、今回のRICOH Image Pointerでは、ご支援いただけなければ、プロダクトを終了する、という覚悟で
目標金額も事業としてやれるかどうかという観点から作成。
かたや当然ながら、成立したらしっかり作れるように環境整備をしておく。(成立しなかったら中止というのも加味した上で・・・)
こういった活動をしておりました。
クラウドファンディングの種からご支援開始まで
本プロダクトでは2月にクラウドファンディングの種として登録させていただきました。その際、プロダクトはある程度伏せさせていただきつつ、上記の写真のようなことがでできます、などボヤっとご紹介させていただいておりました。
実はこちら、裏話があったりします・・・
2/20にTRIBUSのAcceleratorプログラムの成果発表があったのです。
本来はそこまでクラウドファンディングを開始しておいて、ご支援状況を発表したいと思っていたのですが、
どうしても間に合いませんでした。
一番の理由は、その時点では開発できるという確証がなかったことです。
そこで、せめて種だけでもはじめて、「気になる」登録してくださる方を募るという形を取らせていただいておりました。
こちらの成果発表もどうにか通過しまして、約1カ月間、開発が本当に問題ないか詰めて、「良し!行ける!」というタイミングで3/18にクラウドファンディング開始させていただきました。
本当に多くのご支援ありがとうございました!
この文章は5/14 11:00に記載させていただいております。
ご支援者798名様、誠にありがとうございます!
私どもとしてはそもそも全くやったことのない新規のプロダクトを出すということ自体初めてでしたし、
リコーとしては初めてのクラウドファンディングでした。
これほど多くの方にご支援いただけると思っておらず、初めてすぐのころは10人もいかなかったらどうしよう・・・と思っておりました。
今回のクラウドファンディングでは非常に勇気をいただきました!
それだけに決してお届けした際に期待を裏切らないよう、期待した以上のものをお届けできるように精進していきます。
実際の開発に辺りチームも大きくなり、更なる皆様への提供価値も検討しております。
どうぞよろしくお願いします。
残り6時間です!
お得にご支援いただけるクラウドファンディング期間も残り6時間です!
どうぞ最後までよろしくお願い致します。
御覧いただきまして、誠にありがとうございました!
リコー 和田 雄二