お世話になっております。この度はプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
2015年8月26日、本日は珍しく一日中の降り続くシトシト雨。実は私にとっては待ちに待った雨でした。
ネックである縫い目など、どれくらいの防水性かテストをすることができるためです。本日は防水プロダクトを上下纏い、その雨の中半日ツーリングに行って参りました。
【時間、各種条件】
時間は下記青枠、午前10時くらいから午後3時くらいまでの5時間ほどでテストしました。
引用:気象庁より
後追いで時間帯の降水量を調べてみると、本日の降水量結果(東京)は2.0〜0.5mm/h。終始、雨粒の小さい小雨でした。本日の気温は8月には珍しい21〜22度くらい。
本当はその前のかなり降っている部分にテストをしたかったのですが、朝一でやらなければいけないことがあったため、泣く泣くこちらと。。
以降、強い雨のタイミングが合う場合さらに過酷な条件でテストいたしますのでよろしくお願いいたします。
目的地は「雨でも綺麗な景色ってどこかな」と思いとりあえず”海沿い”を目指して横浜方面へ向かってみました。気候の変化も海沿いの方が激しいですし。
【というわけで早速向かいました】
着替えて
ブーツアウトにして
こいつで横浜へ向かってみます。
実際に流したルートはこちら。
中目黒近辺を出発、しばらく下道をうろうろしました。その後、目黒で首都高へイン。その後南方へ下り、川崎の工業地帯へ抜け横浜方面へ向かいました。
【ところが途中で雨が”霧”に近くなったので途中経過を】
ところが高速を走って川崎あたりを抜けた途中で”雨”が”霧”に近くなってきたのでこれ以上のハードな雨に打たれることはないなと判断。
一旦大黒埠頭のパーキングで停車。状態を確認してみました。
右肩は浸透なし。前面止水ジッパーのため胴回り浸透なしです。
左肩は青丸部分、少し縫い目から浸透していると言ったところでしょうか。
なおそれ以外の部分は、脱いだ時僕の濡れたままの手で触って、裏地が濡れてしまった部分です。
すみません。浸透ではありませんのであしからず。
ここまでの航行は合計で1時間ほど。丁度着いたのはお昼くらい、降水量は2mm/hほどの中の航行です。
各速度と時間は、向かうまでの目黒周囲下道を時速50kmも行かずトロトロ20分ほど、高速では概ね80〜100kmで40分ほど航行したでしょうか。
というわけで少し休憩します。
そして予報を見るとこのあと”曇り”でしたのでここでお昼にし、引き返す判断としました。
【そして帰りは下道で】
予報では曇りとなっていましたが実際は小雨だったり、霧雨だったりと、結構雨に濡らすことができました。
帰りは雨足が弱いので一気に帰ってしまっては製品を悪条件に晒せないと考え、反面長い時間水に晒すことを目的とし、ゆったり下道でSTOP&GOをしながら帰りました。
下道で1号線から都内へ登り、三田までわざと遠回り。皇居前を通って246へ抜け、中目黒近辺に帰りました。帰宅は3時ほどとなりました。
【帰宅、結果確認】
というわけで帰り、早速撮影です。ウエストインしていた内部のTシャツは問題は無し。
ジャケットも問題なし。
霧に近いシトシト雨&平均時速60kmほどだと、浸透は確認できませんでした。速度における”水圧”が要素としてわりかし重要に絡んでくると思われます。
そしてパンツも浸透無し。大黒PAで浸透がないなから脱がなかったのですけれども、これくらいの雨では終日浸透は確認できませんでした。もっときつい条件でテストしなければなりません。
ついでに本日お伴したバッグ
先日のプロジェクトのこちらなのですが
一日中雨に濡らしても、内部浸透はありません。
以上各プロダクト、各条件においての結果となります。
【所感と考察】
自分で作っておいて自分でテストした感想で恐縮なんですが、予想以上に快適でした。
僕自身、携帯用カッパなどを羽織り走行することが多いのですが、それに比べるとタイトなレザーのため”バタバタ感”がなく”空気抵抗も少なかったです。ネイキッドだとかなり”風圧”でやられるのですが革素材の空気抵抗の低減とタイトなフォルムがそれを和らげてくれたように思います。
浸透においてはネックは”縫い目”ですが、
先日のシャワーテストより濡れませんでした。濡れた部分もこの程度の条件ならつけ麺を食べている間に元どおりでした。
大多数の場合では活躍してくれるのではないでしょうか。ご自身の用途を見てご判断いただければ幸いに思います。
尚、意外にも革は自分の体にフィットが早いのですね。スポーツ体系の僕は正直一般体系用サンプル(Mサイズ)はパツパツでしたが、5時間後には普通に腰が高いDUCATIでも乗車できるようになっていました。この辺はまた詳しく更新しようと思います。
一番要点として羽織るだけで気軽にゆったり走行を”愉しめた”ということですね。それを求めて創ったので。
【雨でしか”気づけない世界”をみなさまにも】
雨の中の工業地帯、結構雰囲気ありました。高架橋で風を切り左右の大きな工場の景色が動く様はエースコンバットの世界みたいでした。
(走行中だったのでこれはイメージです。Go proとかあれば皆さんに動画見せられたのですが。残念。)
雨の中の花や
帰りに上部にモヤがかかる中の東京タワーも綺麗でした。
”雨の日でしか体験できないこと、見えないこと”ってあるんだなって本日思いました。いつの日か動画でも見せたいです。
機能性だけを追求すれば他ブランドさんのほうが良いでしょうけど、バイクは”かっこよさ”も大事。
合わせて、悪条件でもそれを”愉しみ”と変えられるプロダクト。
製品を通し、体験を皆さまに伝えれたら良いです。是非ご興味ある方、よろしくお願いいたします。
【「ハイエンドな完全防水レザーパンツ」の開発~日本製に日本人が付加価値を第3弾~】
▽