自己紹介こんにちは。
新しいお茶文化の創造「Holistic Tea LIFEプロジェクト」リーダー 石司麻美と申します。
20代前半に勤めていた中国料理のレストランで中国茶担当になったことをきっかけに、「お茶」の魅力にはまり、勢いで中国茶の勉強のため中国の浙江省へ。中国初級茶藝師を取得しました。
その後、「静岡に生まれたのに日本茶のことを学ばないのはもったいない!」と、静岡の日本茶カフェで働き、全国の産地別、品種別の日本茶を淹れ分けたり、お茶農家さんを訪れたりと勉強を重ね、日本茶インストラクターの資格を取得。そこから約14年、日本茶業界に勤め、日本茶の製造、流通、販売、カフェに携わってきました。そして、日本茶の可能性をより広げるために、だしソムリエ1級、ハーバルセラピストの資格を取得しました。
日本茶が大好きで大好きで、休日は仲間とお茶会を開いたり、お茶のイベントに参加したり。お茶好きをさらに極めたいという想いから、3年前より担い手のいない放置茶畑の管理もしています。
お茶処静岡で生まれ育った私ですが、20代前半までは、日常生活の中でお茶は水のように当たり前すぎて全く意識していませんでした。しかし、日本茶の素晴らしさに気づいてからは、日本の文化、日本の精神として、こんなに素晴らしいものがあることを知らないなんてもったいない!嗜好品としてだけではなく、日本茶の可能性をもっともっと伝えたい!という強い思いに駆られるようになったのです。
プロジェクトの目的長年、お茶業界に携わり、知れば知るほど日本茶はすばらしいもの、まだまだ大きな可能性があるものだと思ってきました。
それにも関わらず、日本茶の需要は年々下がる一方で、茶農家さんが激減し、危機的状況です。
この現状を変えていくには、日本茶の新しい魅力を発信し、楽しんでくれる人を増やして日本茶の需要を喚起することが必要と考えました。そのために、これまでにない日本茶の商品・サービスを作りました。
そのひとつが日本茶ティーペアリングです。
皆さんはペアリングをご存じですか?マリアージュとも言いますが、通常は、相性のいいお酒と食べ物を合わせ、味わいを深めて楽しむ食事スタイルです。肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインなど、皆さん合わせて楽しんでいますよね。それをお酒ではなくお茶で行うのがティーペアリングです。
今回は、クラウドファンディングの第1弾として、ティーペアリングで日本茶の魅力を世界に発信していく「茶彩師」という資格講座の開設を考えています。
3年ほど前から構想を練っており、カリキュラムや教材などの準備は整ってきました。この茶彩師の資格を、オンライン講座として開講したいのです。
より多くの方に日本茶の現状と素晴らしさを伝えたいのと、講座を開講するための撮影機材、撮影費等の資金が必要ということで、クラウドファンディングを行うことを決意しました。
サポーターになってくださる方には2つのお願いがあります。
ひとつは、「茶彩師」の資格を取得し、日本茶の素晴らしさを一緒に伝える仲間になっていただきたいのです。
もうひとつは、今回ご用意した「匠の緑茶セット」をご購入いただき、日本茶ティーペアリングの魅力を体験していただきたいのです。
ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
知ってほしい日本茶の真実緑茶=日本茶ではない!?みなさんは、緑茶=日本茶と思っていませんか?
数年前から欧米を中心に「緑茶は健康的」と人気が高まっていますが、実は世界で流通している緑茶の80%以上が中国緑茶で、日本の緑茶はわずか10%ほど。
中国と言うと烏龍茶のイメージが強いですが、中国で生産されるお茶の60%は緑茶なんです。
そして同じ緑茶とは言っても、中国緑茶と日本茶は製法が違う別物。中国茶は茶葉を釜で炒る製法なので、香りが主体で味わいはさっぱりしています。
一方、日本茶は蒸す製法なので、甘味旨味成分が多く抽出されやすく、この旨味が料理を美味しくさせます。
このようなお茶は世界を見てもほぼありません。
日本茶は永谷宗円さんによる唯一無二の発明品お茶の歴史は古く、起源とされる中国では約4700年前からお茶が飲まれるようになったとか。
一方、日本茶である煎茶が誕生したのは約280年前。
え?それだけしか経ってないの?と思った人がいるかもしれません。
そうなんです。永谷園のご先祖様である永谷宗円さんが青製煎茶製法を開発し、日本茶を生み出したのは1738年。
この青製煎茶製法が確立する前は、緑茶は抹茶として一部の上流階級のみが飲むことを許され、一般庶民はお茶の葉を焙ったり日干しした茶色い粗末なお茶しか飲んでいなかったと言われています。
そんな中、永谷宗円さんは、庶民も楽しめるおいしいお茶が作れないかと試行錯誤の上、15年かけて作り上げたのが日本茶です。つまり日本茶は、生活の中で自然に育ってきた梅干しや干物と違い、永谷宗円さんの信念のもとに生まれた発明品なのです。
そんな日本茶が、今や危機的状況に陥っています。
国内の茶農家は減少の一途コーヒーや紅茶、清涼飲料水などさまざまな嗜好飲料の登場やライフスタイルの多様化により、日本茶の需要は1975年頃を境に年々減少。それに伴い、お茶農家の数は2000年から15年の間で、なんと半数以下に減ってしまいました。
高齢化や後継者不足により、今後もお茶農家の数は減少していくと予想されます。
また、茶農家数の減少によって耕作をやめてしまった「放置茶畑」が年々増加しています。
放置茶畑をそのままにしていると、畑を荒らす猪が増えたり、茶樹が密集することで生態系のバランスが崩れるなどの問題が発生します。
私自身も、お茶についてもっと理解を深めたり、少しでも放置茶畑の減少につながればと、小規模ではありますが、放置茶畑の再生活動に携わっています。雑草に覆われた茶畑を整え、やせ細った茶樹に肥料を与えたり、固くなった土壌を耕したりと、四苦八苦の末、復活させることができました。
しかし、いざ新茶の時期になって収穫、製茶をしても、売れなければ意味がないという問題に直面します。いくら頑張って茶畑を再生し、日本茶を作ったとしても、日本茶の需要が下がり続けている状態では根本的な解決にはならないのです。
お茶農家さんへの助成や若手後継者の育成、放置茶畑の再生も大切ですが、その前に新たな日本茶の需要喚起が最優先課題です。
そのために、まだ誰も気づいていない日本茶の可能性を大勢の方に知っていただく必要があります。
知ってほしい日本茶の魅力日本茶には、まだ知られていないさまざまな魅力があります。
日本茶は旨味成分が豊富なので、さまざまな食べ物の味わいを深めることができます。主役として単独で楽しむことはもちろんですが、名脇役として食事を引き立てることもできます。
そしてカフェイン豊富なエナジードリンクにも、カフェインレスのリラクゼーションドリンクにもなるのです。
日本茶の魅力について動画にしましたので、ご覧ください。
知ってほしい日本茶ティーペアリングの魅力ティーペアリングを楽しんでみたいと思っても、専門店へ行かなければ楽しめませんが、私が開発した「日本茶ティーペアリングメソッド」を使えば、誰もが気軽にご自宅でティーペアリングを楽しめますし、飲食店の方は自分のお店で出すことができます。
日本茶ティーペアリングの魅力について動画にしましたので、ご覧ください。
日本茶ティーペアリング開発秘話日本茶ティーペアリング手法の開発に挑戦戦後から現在にかけて、食の世界は様変わりしてきました。
さまざまな黒船グルメやスイーツが上陸したり、居酒屋さんでは和食、洋食、中華のジャンルを超えたメニューが並んだり。従来の枠に留まらない楽しみ方が出てきています。食に国境はなくなりました。まさに食ボーダレスの時代です。
でも、その割に飲み物はあまり変わっていないのでは?と思っていました。
私の出身地の静岡県民は、食前、食中、食後に日本茶を飲む人が多くいます。
一服するために飲むのは当たり前ですが、食事中に飲むのは他の地方ではあまり聞きません。
静岡は日本茶の産地だからよく飲むというのもありますが、日本茶が食事をおいしくすることを無意識のうちに知っていて飲んでいるのだと私は思っています。
食べ物を流し込むために飲むのではなく、次の味わいのために口の中をさっぱりとリセットさせたり、食べ物の味わいをより豊かにするために飲んでいるのです。
私は、ティーペアリングは食の文化度を上げ、心を豊かにする重要なものだと考えています。
そこで、日本茶を使ったティーペアリング手法を作ろうと思い立ちました。和食、洋食、中華といった境がなく、幅広く食事をバックアップできる役割の、日本茶の新しい飲み方です。しかし、誰もが楽しめるスタイルにするには、日本茶をどう分類する?料理やスイーツに合わせる基準は?などいくつかの課題がありました。
日本茶をティーペアリングする場合、お湯出しだと淹れ方が難しい課題は水出しすることで解決しましたが、まだいくつか課題がありました。
1つ目は、日本茶の分類が分かりにくい点です。
「日本茶っていろいろ種類があるけど、違いが分からない」とよく言われますが、それは、産地、品種、製法、摘採時期、お茶屋さんごとのブレンドなどのカテゴリーが入り混じって販売されているからです。
日本茶をわかりやすく分類する方法、それは製法別で見るのが一番です。
玉露、浅蒸し茶、深蒸し茶、棒茶、番茶、玄米茶、焙じ茶、釜炒り茶という製法別なら、味、香り、水色の違いが分かりやすく、特にティーペアリングに向いているため、この8種類をベースの日本茶にしようと決めました。そして、製法別日本茶の味わいの特徴を分布図に記した「茶楽座」を作りました。
2つ目は、分類した日本茶をどうやって料理に合わせるか?ということです。
それには料理の解釈が重要でした。
一般的に料理の種類というと、和食、中華、フレンチ、イタリアンと分類しますが、これに合わせることはできません。どんなカテゴリーの料理にもいろいろな素材を使ったいろいろな味があるからです。
料理を口に入れた時、最初に感じるのはソースで、その後、食材の風味を感じます。つまりソースに合わせれば良いということに気づき、チーズ系、マヨネーズ系、トマト系など十何種類の基本になるソースをピックアップしました。
スイーツも、チョコレート系、生クリーム系など一般的な風味をいくつかピックアップし、それぞれ製法別の日本茶を水出ししてテイスティングしながら、ひとつずつ相性を確認し、相性表を作成しました。
こうして、誰もが親しみやすい「日本茶ティーペアリングメソッド」を完成させることができました。
リターンリターンは、以下の3点です。
①茶彩師資格取得セット
②放置茶畑の再生茶
③匠の緑茶セット
茶彩師資格取得セット日本茶ティーペアリングメソッドを学び、知識、技術を身につけ、日本茶の新たな魅力を発信していく「茶彩師」のオンライン講座による資格取得セットです。
日本茶インストラクターや日本茶アドバイザー、ソムリエなどの資格を持っていて、もっとスキルを伸ばしたい方など、飲み物に関わっている方にお勧めの内容です。
日本茶の個性を、料理や人、シーンに合わせて選定できるスキルを身に着けることで、食を通して自分も周りも幸せに導くことを目指すものです。
オンライン講座なので、ご自分の好きな時間を使って勉強していただけます。講座修了時に資格を授与します。
付属の製法別8種類の日本茶を利き分け、料理に合わせたり、カスタマイズしたり、実践的に楽しみながら取得していただけます。
日本茶ファンの方はもちろん、日本茶のことを知らない方にもお勧めです。オンライン講座は2020年7月下旬にスタート予定です。
(写真はイメージです)
詳しくは、以下のページをご覧ください。
放置茶畑の復興茶今回、放置茶畑を再生させて作ったお茶をリワードの一つとして提供いたします。
昨年の秋、阪急百貨店のケーキショーのイベントで提供し、とても好評だったお茶です。
2019年5月の摘み取りのもので、約1年の熟成により、力強さの中にもまろやかさが増してきました。
(写真はイメージです)
2020年6月下旬のお届けを予定しています。
●和の心を満たす「匠の緑茶ギフト」日本茶の基本的な違いが分かりやすい製法別6種類、玉露、深蒸し茶、浅蒸し茶、棒茶、釜炒り茶、焙じ茶のセットです。
(写真はイメージです)
料理やスイーツとのティーペアリングとしてお楽しみいただけます。
このセットの日本茶は、私が今まで触れてきた100軒以上のお茶屋さんの中から、日本茶を愛し、真摯に向き合う茶匠たちを実際に訪ねて厳選しました。
日本茶は単独でもティーペアリングでも、水出しでもお湯出しでも美味しく、まさに和の心が投影されたもの。
日本茶の本当の味わいに出逢えるセットです。
セットの中に、各日本茶がどんな食べ物と合うかのガイドを入れておきますので、そちらを参考に日本茶そのものとティーペアリングをお楽しみください。
2020年6月下旬のお届けを予定しています。
最後に今回は、日本茶ティーペアリングを広く伝える「茶彩師」の募集ですが、今後さらに日本茶を活用した人材育成を展開してまいります。
第2弾は、日本茶をベースとし、心の健康、体の健康を高める新たなドリンク、ホリスティックティーの提案。
第3弾は、日本茶をベースにハーブやスパイスをブレンドすることで、洋食やスイーツの味わいをより深める「ドリンクシェフ」の資格。
第4弾は、日本茶を活用した心の健康、体の健康を実現する人材「味わいコンシェルジュ」の資格。
第5弾としては、潜在力を引き出すセルフメンタリングを世界に広める「茶彩師メンター」の資格など、ヘルスケア自己啓発としての「新しいお茶文化の創造」を推進してまいります。
ご支援、よろしくお願いします。
■特定商取引法に基づく表記
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目標は ¥300,000 に設定されています。
プロジェクトは 2020/05/14 に達成し、2020/05/27に募集を終了しました。
放置茶畑の再生茶「茶流心縁」10g&お礼のメッセージ [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 4 | 数量限定あと 26
放置茶畑の再生茶「茶流心縁」50g&お礼のメッセージ [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 1 | 数量限定あと 29
匠の緑茶セット [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 8
茶彩師資格取得オンライン講座 [送料・税込み]
お届け・提供予定時期
サポーター数 21
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