前回、「日本茶ティーペアリング」をテーマにクラウドファンディングに挑戦しましたが、今回はティーペアリングや日本茶、ハーブティーの可能性をより広げるための挑戦をしています。
ティーペアリングを通して、私たちが知らず知らずのうちに「食」から受けているストレスを浄化するための「食の断捨離セルフケア」を提案します。
食の断捨離とは?
一般的にストレスと言うと、職場や家庭のストレスを思い浮かべる人が多いと思いますが、ストレスの中で一番大きい原因は、「食」にあるのです。
私たちが普段何気なく食べている食事が、知らないうちに頭や心や体に大きなストレスを与え、頭の健康、心の健康、体の健康を脅かしているのです。
これを食ストレス症候群とも言いますが、どれだけストレス発散として旅行に行ったりゲームをしたりしても、食を整えない限り、私たちは知らぬ間に心も体も蝕まれていってしいます。
この食ストレスから脱却するために私が提案しているのが「食の断捨離」。
食の断捨離をすることで、ほとんどの現代人が陥っている食ストレス症候群から脱却し、頭と心と体の健康を実現するものです。
食の断とは=食で入ってくる不要なモノを断つ
食の捨とは=不要な食習慣を捨てる
食の離とは=食への執着から離れる
「食の断」とは?
食から知らず知らずのうちに私たちの体に入ってくる「不要なモノ」を断つということ
精製食品、化学調味料、添加物、人工甘味料などによって、食べ過ぎ、濃い味嗜好になる、などの弊害があります。
「食の捨」とは?
私たちがなんとなく行っている、食の悪い習慣を捨てること
食に対する悪い習慣は、さまざまな弊害を引き起こします。
○ストレスを食で発散させようとすることで、早食い、暴飲暴食を引き起こす
○テレビやスマホを見ながら食べることで咀嚼回数が減り、満腹感を味わえなくなり過食になる
○食を見れば、その人の人となりが見える
○これらの外的要因である食ストレスが、頭と心と体の健康を害している
○ストレス発散による過食(生活習慣病の増加による健康寿命の伸び悩み)
○カロリー過多なのに栄養不足の人の増加(肥満、貧血、アレルギー、生理不順、薄毛、うつ病、免疫力低下、脚気、骨粗鬆症、味覚異常、冷え性など)
○ダイエットがうまくいかない(リバウンド、目的のズレ)、など。
「食の離」とは?
食に対する必要以上の執着から離れること
例えば、以下のような例があります。
○周りの価値観で、自分に合わないものも美味しいと錯覚してしまう
○人工的な塩味、脂肪味、旨味、甘味の調味料カルテットによって、食欲を麻痺させられている
○現代人の味覚は食べ物に支配されている。(見た目、情報、加工食品)
○自分で味わう力が衰え、周りの価値観で味わわされている
○水分補給をお茶に変えることで、アルコール、ジュースなどの糖分摂取を控えられる、など。
医学は発達しているのに、なぜ病気が減らないのか?
年々医学が発達しているにも関わらず、医療費は上がり続け、病人は減るどころか増えています。
平均寿命は伸びていても、健康寿命は伸びていません。
新しい病気もどんどん増え続けています。
そのような中で食は命をつなげる最重要なものです。
病気なったら医者に行く、ではなく日頃から病気にならない自分づくりが大切です。
食の断捨離セルフケアの要は「咀嚼力」と「味覚力」
食や食育というと食べ物や栄養を見てしまうのが普通です。
しかし、自分自身の食べ方に目を向けるべきだと考えています。
食べ物を悪者にする前にまず自分を正していくことが大切です。
食べ方という視点で私が注目しているのが「咀嚼力」と「味覚力」です。
○きちんと咀嚼し自分の味覚で自分の味わいを掴むことが3つの健康(頭、心、体)を整え、食の断捨離になる
○味覚力が鈍ることで、他の四感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚)が鈍ってしまう
○味覚力が高まることで、自分の身体に必要なもの、不要なものが判断できるようになる
○咀嚼力が高まることで、唾液分泌が増え、味わいの変化をキャッチできるようになる
○咀嚼力が高まることで、栄養の吸収が高まり、添加物などの浄化力が高まる
○薄味や素材の味わいを味わえることにより、濃い味嗜好や過食が緩和されてくる
など、以上のことがあげられます。
なぜ、食の断捨離セルフケアをティーペアリングで行うのか
ティーペアリングとは、お茶と食べ物を合わせて楽しんでいくもの。
繊細な味のお茶と食べ物の味わいのフィット感を楽しむためには、繊細な味覚が必要です。
そこに目をつけて「食の断捨離セルフケア」を考え出しました。
食の断捨離セルフケアとは、日本茶ペアリングやハーブ緑茶ペアリングを通して咀嚼力と味覚力を磨き、食事をきちんと味わえるようになることで3つの健康(頭、心、体)を実現させていくものです。
お茶を使ったペアリングとは、実は味覚を使うだけではありません。
視覚、嗅覚、触覚といったように五感のうちの4つを駆使します。そうすることで感性が高まり、さまざまな情報や上辺に翻弄されない、自分本来の健康を取り戻すことができます。
食の断捨離セルフケアで「3つの味わい」を高める
○頭で味わう…ハーブ緑茶ペアリング方式、味のジャッジ基準、食の背景を知る
○心で味わう…命をいただく感謝、食に携わる人への感謝
○体で味わう…咀嚼力を高め、味覚力を高める
食の断捨離セルフケアで「3つの健康」を目指す
○頭の健康=食の思考力(味の捉え方)
○心の健康=味わいフルネス(心の安らぎ)
○体の健康=五感を磨く(浄化力)
そして食の断捨離セルフケアを実行するためのツールが、ハーブ緑茶ペアリングmethodです。
上記のような考え方をもとに、5つのペアリングを日常の中で実践しながら3つの健康を整えていきます。
次回は、「食の断捨離セルフケア」5つのペアリングについてご紹介いたします。