手のひらに「1kg」を感じる。
宇宙や科学の神秘に知的好奇心を感じるみなさまに、プロジェクトスタートのお知らせです。
これまで、惑星を天然石で再現した美しいオブジェ「Desk Space」を開発したチームが、今度は「キログラム原器」を忠実に再現した製品のクラウドファンディングプロジェクトをスタートさせました。
デスクの上に宇宙が広がる|DeskSpace
あなたが知らない、「重さ」の美
今回チームが着目したのは「重さ」です。普段わたしたちが当たり前のように感じている「重さ」にも、さまざまなストーリーが存在することを知っていますか?
DeskTechは、重さの裏にあるストーリーに焦点を当てました。
博物館などでしかお目にかかることのできないキログラム原器のその重要性や美しさを、デスクの上に飾れるオブジェとして蘇らせたのです。
キログラムの定義が変更されたことを知っていますか?
さあ、「重さ」について考えてみましょう。
わたしたちが使っている重さの単位、「キログラム」。その歴史と、定義について知っているという方はどれくらいいるでしょうか。
キログラムの基準となる「国際キログラム原器」は1889年に作成されて以来、以降130年以上にわたりパリの金庫室で厳重に保管されてきました。科学者たちは長い間、国際キログラム原器を劣化させぬよう、敬意をもって取り扱って慎重に扱っていました。しかし例えプラチナやイリジウムを使用した国際キログラム原器であれ、小さな動きや摩擦により、重量測定に小さな欠陥が生じる可能性があります。そこで原器のような可変的な基準ではなく、より精密で普遍的な新たな定義の制定が決議されました。
そして2019年5月20日、国際キログラム原器は引退し、新たなキログラムの定義が採用されることとなりました。これは世界中でより多くの人から認知されるべき、歴史的な出来事です。
DeskTechでは、このような重要な出来事が認知されていないという現実に堪えかね、歴史の一部として、会話の種として、そして何よりも誰もが常に一定であると信じているものでさえ絶えず変化しているという証の為に、国際キログラム原器の当社独自のバージョンを開発しました。
2種類の美しいレプリカたち
●Tungsten Cylinder(タングステンシリンダー)
無駄のないフォルムのTungsten Cylinderは、飾らない無垢でシンプルな美しさをたたえています。
Tungsten Cylinderの名にあるのは、原子番号74「タングステン」。
地球の地殻の中で、たった100億分の1のみ含まれている非常に稀な元素である、原子番号74「タングステン」とニッケルメッキを素材に使用することで、これまで不可能と言われていた本物同様の光沢や密度を高い精度で再現することができました。
置いておくだけでその場がスッと引き締まるような重厚感に満ちた輝きは、キログラムの歴史の重みを感じさせてくれます。
●Kilogram Prototype(キログラムプロトタイプ)
ガラス製のベルジャーが美しいKilogram Prototype。
中身に簡単には触れさせまいとする威厳すら漂わせているようです。
デスクの上だけでなく、お部屋のあらゆる場所に置いても違和感のない上品な佇まいは、コレクターにぴったりの仕様です。
手のひらにおさまる「重さ」の美をぜひ感じてください
キログラム定義の変更とともに、人類の歴史も変わりました。
そんなストーリーを身近に感じながら、科学の進歩や歩みについて思いを馳せ、知的好奇心をくすぐるDeskTech。
その美しさとロマンを体感してください。
プロジェクトは10月22日23時59分まで。
このプロジェクトを達成させ、美しい1キログラムをその手におさめましょう。
DESKX事務局