第1回 Koala A-1試聴会 無事終了!
米田オーディオの米田です。
昨日、第1回Koala A-1試聴会を開催いたしました。雨が危ぶまれる中お越し頂きありがとうございました。
非常に興味を持っていただき、試聴後は、積極的なご質問を頂きそれにお答えしつつ盛り上がりの会となりました。
当初1時間の予定でしたが、30分超延長し、リクエスト音源の再生や、技術的特徴についてのディスカッションのお時間とさせて頂きました。
音が良さに驚いたと言って頂いたり、素直に会自体が楽しかったとのお声も頂き、大変励みになりました。
さて、当日のQ&Aのうち主なものを下記に書かせて頂きます。いらっしゃらなかった方のご参考になれば幸いです。
Q.DACは付いていますか?
A.Bluetoothの信号をアナログに変換するDACを積んでいます。Burr-Brown製のDACが搭載される予定です。
Q.光デジタルに対応していますか?DACを積んでるとなると期待してしまいます。
A.こちらは現在のところ対応の予定はありません。市販の光デジタル→Lineの変換器のご使用をお願いします。
Q.スピーカーユニットの口径は何ですか?
A.10cmです。フォスター電機製のフルレンジユニット一発の構成です。Fostexブランドで出ているFE103シリーズの源流機となるユニットを採用しています。
Q.紙でできているとのことですが、水に濡らしても大丈夫ですか?
A.撥水加工はされてませんので水に濡らすことは避けて頂きたいです。
Q.湿気に対してはどうですか?
A.お風呂で使うなど極端な湿気の下でない限りは問題は起きないように素材を選んでいます。紙に接着剤を含ませるなど、いわゆる紙というワードから想像するよりかなり強い紙になっています。試作機の筐体は梅雨前に作られていますが問題なく多湿の時期を乗り越えています。
Q.人が乗っても大丈夫ですか?
A.設計者として推奨はし難いですが、側面部は非常に強い紙で作られていて数十kgの荷重には耐えられます。天面、底板もある程度強く作ってあります。但し、側面部程は強くないので重量物を載せ続けるのはおすすめしません。
↑側面部に乗ってみた動画をアップしました。
Q.木の種類で音が違ってくると思います。紙の種類で音質が違ってきますか?
A.紙だと種類というより、繊維の状態と混ぜものの種類によってきます。紙は再生を重ねるごとに繊維長さが短くなっていきます。これが物性に影響を与えます。全てを紙会社に指定ができる訳ではないのですが、可能な限り音質が良好になる紙で製作するようにしています。
Q.クラウドファンディングの仕組みに詳しくないのですが、目標金額に到達しなかった場合どうなりますか?
A.今回のクラウドファンディングはAll or Nothing方式を採用しており、目標金額に到達したらプロジェクトGoで返礼品のお届けに向けてプロジェクトが実行に移されます。到達しなかった場合は支援金が支援者に返金されプロジェクトは実行されません。
Q,この先このプロジェクトが将来的にはどう発展するなど考えがあったら聞いてみたいです。
A.現在はKoala A-1のプロジェクトに注力していますが、Koalaシリーズのようなものを作れたりしないかなと思っています。サウンドバーやデスクタイプのものを具体的には考えています。ただ、Koala A-1の設計とプロモーションに手一杯でだいぶ先の話になるとは思います。
作り手として行いたいのはオーディオを知らない人が、入ってきやすい、敷居を下げるになるような製品を送り届けることです。そのためには一定程度の価格に抑えた上で、確かな音質が実現できていること、分かりやすいインターフェースを備えていることが大事だと思っています。
ファンディング開始にむけて準備中!
現在ファンディング用のページ制作を行っている最中です。
そう遠くない日にファンディングの開始をできるよう現在準備を進めております。
第2回以降の試聴会も行っていきます。続報をどうぞお待ちくださいませ。
ここまでありがとうございます。引き続き当プロジェクトをどうぞお願い致します。
米田 優
こちらはページ制作のために撮った写真になります
【ご来場頂いた方向け】
当日Koala A-1の試聴に用いた音源は下記です。他の機器と比較などにご活用ください。
流した曲(流した順番にはなってません)
1.Angel Voices Calling 藤田恵美 → 一番最初にかけた曲です。
2.Speak to Me、Breathe ピンク・フロイド(The Dark Side of the Moonより)→ 超低音から高音まで驚くほど高音質で記録されています。
3.告白 竹内まりあ → メジャーCDで音質良いというものが多くはないのですが、これはそんな中、密度感が高い優れた音源で重宝しています。
4.アフリカ TOTO
5.アラブ=アンダルシアの音楽 アトリウム・ムジケー → 音の位置が驚くほどくっきりわかる音源です。目をつむると眼前にすごく広い空間があって楽器を弾いている様子が浮かびます。
6.ジャズで楽しむガーシュイン名曲集 → 雑誌(オーディオベーシック)の付録CD。ライブハウスの臨場感がとても良く取れていると思います。ライブ音源だとぱちぱちという拍手の音が実はオーディオ上は聞きどころで、これは結構良い方だと思います。