千羽鶴プロジェクト実行委員会からのご報告
昨年開催されました「G7伊勢志摩サミット」を契機に、民間レベルで何かできないか?と考え、首脳たちに平和祈願のカップ&ソーサーを届けようと皆さまのご協力のおかげで実現に一歩近づくことが出来ました。
クラウドファンディングを活用し首脳たちに贈呈するカップ&ソーサーが、皆さまのご支援によって形にすることができ、5月26日サミット初日の配偶者プログラムでのランチで使っていただくことが出来ました。
今思えば、ギリギリのタイミングだったかもわかりませんが、まずは伊勢志摩サミットで使っていただくことになり、大変光栄なことだと感じた次第です。
首脳たちに毎日このカップ&ソーサーでコーヒーを飲んでいただき「世界の平和」を意識していただければ、もしかしたら少しでも世界が平和な方に行くのではと単純に考えたのがきっかけです。
平和祈願のカップ&ソーサーと桑名の千羽鶴「八つ橋」
報告その1 「伊勢志摩サミット記念館」の中にカップ&ソーサーが展示されました。
5月26日に賢島駅構内2階にオープンした伊勢志摩サミット記念館「サミエール」の中にカップ&ソーサーが展示されました。
サミエールは三重県がサミット開催を記念して開設した施設で、三重県の取り組みが紹介されています。サミットで使われた象徴的なテーブル「サミットテーブル」の3つある内の1つがここに展示され、自由に着席することが出来ます。尾鷲ヒノキを使ったテーブルと椅子で、椅子の座り心地は最高です。展示スペースの中の壁に作られたショーケースに、上段にメディアセンターでプレスの人たちに配布されたメディアキットの中身と、下段に三重県が提供した食器類が展示されています。
その食器の中に、カップ&ソーサーと、広島在住の折り紙講師の久保田和子さんが心を込めて折ってくださった「桑名の千羽鶴」の折り方の一つ「八つ橋」が飾られています。
下段の左の奥に飾られています。
首脳たちに届けるあるアイデア
鈴木英敬三重県知事を表敬訪問(三重県庁)
最終的には、現在もまだ首脳たちの手には届けられていません。なぜ届けられなかったのだろう?と深く深く真剣に考えました。後でわかったのですが、首脳たちは数多くの贈り物をもらって母国に帰るわけで、もし仮に贈答品の一つに選んでもらったとしても、このカップ&ソーサーがどういう思いで作られたかについては説明できずにわからないのではと思いました。もしかしたら箱からも出されることなく、どこかに行っていたかもしれないと思いました。
ではどうやったら、この平和祈願のカップをしっかりとお伝えしお届けすることができるか?を考え続けました。その後の活動で安倍晋三首相の昭恵夫人とも近い関係になりましたので、その方々にご相談してお渡しすることはそれほど難しいことではない状況になりましたが、なぜか?そうしようとは思いませんでした。何か違和感を感じてそういったアクションを起こしませんでした。
そして、今年の2月か?ある一つのアイデアが思い浮かびました。
それは鈴木英敬三重県知事に首脳たちへ届けることを託そうというものです。
鈴木知事はサミット開催時の年齢は41歳でした。鈴木知事にとって伊勢志摩サミットはとても意味深い事業だったと思います。そして、世界をより身近に感じたことだったと思います。これまで何度も鈴木知事と直接お話をさせて頂く機会がありますが、そのぶれない信念、政治姿勢、行動力、爽やかさ、笑顔、空気感、全てにおいて素晴らしい素養の持ち主で、この人なら日本の国のトップに相応しいお方だと思っておりました。鈴木知事ご自身も国政への関心は非常に強く、首相への道も考えてお見えのようです。
ならば、ご自身が知事の時に成功させようと取り組み、成功させた伊勢志摩サミットへの思い入れはとても強いものであると思い、カップ&ソーサーへの思いも最初からずっと見守り続けてくださっていますので、まずは鈴木知事に、未来の首相として手渡そうと考えました。
報告その2 鈴木英敬三重県知事にカップ&ソーサーを2客贈呈しました。
鈴木英敬三重県知事にカップ&ソーサー2客を贈呈しました。(三重県庁)右が小林勇輝さん、左が久保田和子さん
そして、今年5月30日、三重県庁、鈴木知事を書家の小林勇輝さんと折り紙講師の久保田和子さんと一緒に訪問し、千羽鶴プロジェクト実行委員会からとしてカップ&ソーサー2客を手渡しました。鈴木知事には、毎日これでコーヒーを飲んでいただき、たまにはツイッターやFacebookで紹介していただければ!とお願いしてまいりました。
その時に、国のトップが三重県を訪問された時には、千羽鶴プロジェクト実行委員会からカップ&ソーサー2客を三重県に寄付させていただきます。とお伝えしましたら、たとえば大臣クラスの場合に、お土産として手渡しする品の一つに利用させていただいてもいいですか?と嬉しい申し入れをいただきました。
今後、その活動を無理なく続けられる仕組みづくりを行いながら、その活動を通して世界中の首脳たちに平和祈願のカップ&ソーサーが手渡され、真の世界平和実現に一歩でも近くなれるようなお手伝いができればと思います。
1945(昭和20)年8月6日8時15分、アメリカ軍によって広島に原爆が投下されました。
続いて1945(昭和20)年8月9日11時2分、長崎にも原爆が投下されました。
そして8月15日終戦を迎えます。(鈴木知事の誕生日も8月15日)
その年の12月末だけで広島で約14万人、長崎で約7万人がなくなったと言われます。
被爆後5年の間に広島で約20万人、長崎で約14万人
現在までの総計で広島約40万人、長崎約20万人がお亡くなりになりました。
戦争で命を落とした戦没者の数は230万人と言われています。
二度と核兵器が使われないように、唯一の被爆国である日本は世界に向けてリーダーシップを取るべきであると考えます。そして、二度と戦争を起こさないこと。世界を平和な方に導くために、日本のリーダーシップが問われているのだと思います。
小さな意識かもしれないですが、いつまでもあきらめずに地球上から核兵器が無くなるように、争いごとが無くなるように、と祈り続け、行動できる時に行動できればと思います。
引き続きご支援の方どよろしくお願いします。
これからは、報告できるタイミングで積極的に報告させていただきます。