明日、クラウドファンディングスタート!
こんにちは。
OneSelFの佐藤です!
明日のクラウドファンディング(以下、クラファン)スタートに先駆け、前日に、この度、クラファンをしようと思った経緯を綴りたいと思います。
クラファンのきっかけ
世の中のクラファンの印象
『クラウドファンディング』と聞いて皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
「今風」「カッコいい」「応援したい」というポジティブな反応から、「よくわからない」「へぇそういうのがあるんだね」というニュートラルな反応、そして、「詐欺じゃね?」「怪しい」というネガティブな反応まで、その印象は様々だと思います。
クラファンが世の中に広まったのは、ロックバンドのツアー費用やオバマ元大統領の選挙費用などの調達の話が有名です。日本では東日本大震災の時などから、その名前が聞かれるようになったかと思います。僕自身も大学時代に震災があり、その時に目にしたことを覚えています。その時には、何かの取り組みに対して先行購入して支援するようなものなんだな、ふーん、くらいの印象でした。そして、「楽してお金を得る方法かな?」「甘いな」というどちらかというとネガティブ寄りの印象だったかと思います。
それから僕の中でクラファンの印象もあまり変わらず、時を経ていきました。
会社を設立してからのクラファンの見え方 ー共感を数値化するツール
時が経ち、僕がOneSelFを設立したのが2019年の2月です。
その頃には、世間的にもクラファンの認知度は増しており、半分くらいの人が「何かそういうのあるよね」くらいの認識だったかと思います。
そして、会社を設立してから色んな創業者の方々に出会いました。その中にはクラファンで事業を開始された方々も複数いらっしゃいました。その方々が口にされたのは「背中を押してもらった」「お金の支援と共に、気持ちも支援してもらった」という言葉でした。もちろん、その方々はプロジェクトを成功されているからこそ感じているものもあるかと思います。
後から知りましたが、クラファンの成功率は30-40%と決して高いとは言えません。3つに1つくらいしか成功しません。その方々が成功されていたのは、おそらく「想いの強さ」と「確かな戦略」があったからかと思います。いわば、クラファンはプロジェクトに対する“共感”を数値化するツールなのではないかと考えるようになりました。そして、“共感”が“共感”を呼び、波紋が広がるようにプロジェクトが認知される。そんなムーブメントを起こすことができるのではないか、と。
クラファンの戦略的活用 ー“共感”から“共犯”、そして“共創”へ
会社を設立して一番初めに思ったことは、「驚くほど一人では何もできない」ということです。いや、マジです。結構、専門知識や技術には自信があったのですが、この資本主義の社会にあって、大したお金もない、知名度もないということは、力もない、ということです。知らない≒存在しない、と言っても過言ではありません。
そんな中でもなんとかしようともがいて、現在の一店舗目は“たまたま”上手くいきました。本当に偶然の連続だったかと思います。“たまたま”実直でひたむきな優秀なスタッフが集まり、“たまたま”見かけてくれた方々がOneSelFのカラダづくりに興味を持ってくださり、“たまたま”コンセプトが時代に合っていた。そんな偶然が重なり、小規模なジムながらスタッフ数は20名、ユーザーさんの数は100名を突破し、今年3周年を迎えることができました。本当に感謝です。
OneSelFは「最高の自分史を刻む場、を創る」というVisionを掲げています。ユーザーさんにより良く過ごせる空間とスタッフがより成長できる環境を整えることが、OneSelFに携わってくださる方々の人生がより充実するための大前提だと思っています。そのために、僕らは成長しなければなりません。そして、もはや“たまたま”なんて許されない規模になってきました。
OneSelFの知名度はまだまだ高くありません。資金も決して潤沢ではありません。なんなら途中で頓挫するリスクだってまだまだ背負ってます。もちろんリスクゼロなんてあり得ませんが、そのリスクをできるだけ少なくし、ユーザーさんもスタッフも安心して「最高の自分史を刻んで」もらうことが僕のミッションかと思っています。
そこで、今回、偶然から蓋然(ある程度、確実であること)へ、戦略的に知名度を広めていくためにクラファンの“共感”を活用させていただこう、と思い立ちました。そして、支援していただいた方々にはOneSelFを共により良い空間にするという、良い意味で「共犯者」になっていただき、様々な視点から多角的にご意見をいただきながら、共に創っていただける機会、それがクラファンだと思っています。何せ、一人では何もできないので。
幸いなことにOneSelFには能動的でありながら、利己的でも利他的でもない、フラットに良いものを創り出していく土壌が醸成されてきています。これはユーザーさん、スタッフが築き上げてきたことに他なりません。そんな土壌を活かし、皆さんと共に「最高の自分史を刻む場」を洗練していければこんなに嬉しいことはありません。
実際にクラファンを準備してみて
誰でも簡単にクラファンできるわけではない ークラファンに落ちる!?
実際にクラファンに挑んでみて、まず初めに感じたことは、「誰でも簡単にクラファンできるわけではない」です。というか、申し込みに審査があります。実際に何度か落ちました。ファーストインプレッションは「えっクラファンって落ちるの?」だったと記憶しています。
そこから何社かクラファンの会社と面接させていただき、最終的にKibidangoさんでお世話になることを決意しました。決めては初回の面談で「クラファンは甘くない」「全然失敗する」「かなり自分達で頑張る必要がある」と赤裸々に語っていただいたことでした。
それまではどこか受け身で、運営会社さんが宣伝とかしてくれるのかもなー、なんて気持ちがあったのかもしれません。非常に中立的なその姿勢にどこかOneSelFに近いものを感じましたし、実際に調整していく中で、親身にご相談に乗っていただき、多大なるご支援をいただきました。
結局、最後は「自分次第」。また一つ、身をもって勉強することができました。ありがとうございます。
支援者のことをめちゃめちゃ考える ーリターンを生み出す
そんなこんなでひとまず文章を書き上げ、添削いただき、また修正するという日々を過ごし、ページが完成しました。
さぁ、いよいよ支援していただいた方のリターン(返礼品)選びです。
よくあるリターンだと、主催者からのお礼の手紙や動画、メールなどが挙げられます。僕らも色んなクラファンを見て勉強し、これは欠かせないな、と思ってリターンに「お礼のメール」を入れました。まずは共感していただいたこと、そして、支援していただいことへの感謝が欠かせないと。
そして、事務局の方に添削をお願いしたところ、「お礼のみの特典は寄付性が高いため削除をお願いします」とメッセージが...一瞬、内心「えーっ」となったのは内緒です。いやはや、確かに。主催者と支援者が非常にフラットな関係性。どちらにも享受できる“モノ/コト”が必要だと。んーまさにその通り、Kibidangoさんの姿勢、大好きです。己の浅はかな考えと不勉強さに打ち拉がれながら、ここから必死で支援者のことを考える旅が始まりました。
そもそも、最初の面談の際に、僕らのような「〜をオープンします!」のようなイベント系はクラファンにあまり強くない、より難易度が上がる、と教えていただきました。確かに僕の経験上も、クラファンで支援するものは圧倒的にプロダクト(商品)系が多かったです。こんなモノを創りたいです。リターンはそのモノです。非常にシンプルで明快!(そういえば、現在、Kibidangoさんに200000000円のプロダクトがありますね、0が数えられないほど、すごい!)
僕らのようなイベント系で、支援者の方に喜んでいただきつつ、支援してよかったなと思われるリターンを考える過程は、それはそれはまぁまぁいい感じで脳に汗をかきましたが、僕らが提供できるコト/モノを考える機会は、イコールで僕らの価値そのものだということに気づくことができました。実用性と支援性、支援額を踏まえて色々なアイデアが浮かんでは消えて、消えては浮かんでを繰り返しながら、面白いリターンを考えてみました。是非、楽しみにされてください。そして、こんなリターンが欲しい!という方は開始後でもリターンを追加できるようなので、是非、メッセージいただけますと幸いです!
結論、クラファンで支援者と共創していくのなら「そんな楽してお金なんて手に入らない」「甘くない」。まさに私のクラファンの印象を180°変えてくれました。ありがとうございます。
事業内容をブラッシュアップできる
そして、何より事業内容がブラッシュアップできました。もちろん、クラファン前に様々な構想をして、僕らしかできない空間を創ろうと練りに練っていたのですが、クラファンをやるぞ!となってから、それはさらに洗練されてもはやネルネルネールネほどに練り上げました。そして、ここでもやはり圧倒的にユーザーさんの視点を大切にすることができました。
今回のコンセプトは「シゴトとカラダづくり」。OneSelFの今の店舗にも、リモートワークが始まり効率はよくなったけど、カラダは悪くなった、という方々に数多くご活用いただいております。そんな中で、当初は、ただ「健康的に働く」ということに主眼を置いておりましたが、だんだんと「働けば働くほど健康になる」という空間を目指すようになりました。同じような言葉ですが、両者の違いは、健康を意識して働くのか、自然と健康になっていくのか、にあります。
僕らが目指している景色は、カラダづくりや健康が、日常の生活に溶け込んだ状況です。「あー歩かなきゃ(健康のために」「あートレーニングしなきゃ(健康のために)」だと、結構プレッシャーがかかるんですよね。「〜しなきゃ」は、もはや、不健康なんじゃないかとすら思ってしまいます。そうではなくて「歩きたいなー(気持ちいいから)」「トレーニングしたいなー(パフォーマンスが上がるから)」などの目的のもと、結果的に健康になっていく。目的が「健康」ではなく、結果が「健康」。そんな空間づくりを目指しました。
働けば働くほど、不健康になる時代は終わりました。
働けば働くほど、健康になる時代。
「いいカラダ、いいシゴト、なりたい自分。」
是非、OneSelF立川をご活用ください!
もちろん、まだまだ良くなっていく空間ですので、皆さんと一緒に共創していけると幸いです!
2022年12月18日(日) 20:00-スタート!
いよいよ明日からクラウドファンディングスタートです!
正直、経済的な不安は多分にございます。
まだまだ解決しないといけない課題も山積みです。
ただ少しずつ着実に積み重ねてまいりました。
泣いても笑ってもスタートです。
なんか終わりのような雰囲気ですが、スタートです。
明日の20:00、皆さんのお気持ちを少しだけ、私たちに分けていただけると嬉しいです^^
どうぞよろしくお願いいたします!
2022.12.17 OneSelF代表 佐藤祐輔