出荷8月への遅延ご報告とお詫び
サポーターの皆様
平素よりご支援誠にありがとうございます。(株)Keigan 代表の徳田です。
また、お買い上げ頂いた方々、Keigan Motor の出荷をお待ちいただき、
重ねて御礼申し上げます。
さて、Keigan Motor の出荷につきまして、
下記に申し上げる金型修正の理由により、誠に勝手で申し訳ありませんが、
8月内への出荷に延期をさせて頂きたく存じます。
本当に申し訳ありません。
日々開発と量産化に邁進しており、工場の準備も万端です。
胸を張って弊社最初の製品をお届けするため、ご理解頂ければ幸いです!
出荷遅延の理由 ハードウェア(金型)
現在まで、Keigan Motor に用いる全ての金型部品(アルミダイキャストや樹脂、プレス部品)
を何度も修正、トライして参りました。
その中で、製品の性能に関わる2部品がGOサインを出せない状況にあり、再度修正中です。
金型部品の数々・モーターの中心部
より詳細には、
ステータコア(プレス部品)と マグネット(ネオジム永久磁石)により形成される、
空気のギャップの寸法が出ていない(仕様よりも大きい)ことが原因で、
製品の出力性能を示すトルクの値が、スペック上 3.0 kg・cm のところ、
2.7~2.8kg・cm 程度しか出せていない状況です。
もちろん試作品ではスペックを達成していることを確認済みですので、
金型の寸法を修正することによって改善が可能です。
ただ、これらの部品は修正に必要な工期が比較的長いため、
修正サンプルの確認および実機テストのため、1か月程度の開発期間延長を決定いたしました。
部品修正の原因(磁石とコア部材のギャップ)
モーターの組み立て
ネオジウム永久磁石
その他、近況をご報告いたします。
ソフトウェア
・組み込み(モーター内部のマイコン)
ダイレクトティーチング(手で覚えさせる)やトルクセンシング等、きびだんごのページでお伝えしたすべての機能を出荷までに実装予定です。公表していない新しい機能については、ファームウェアのアップデートにより提供します。
・アプリ
スマートフォン用のロボット作成アプリ「Keigan Core」は出荷までに iOS, Android 両方にてリリース予定です。
カメラ専用アプリは、出荷より1か月を目途にリリース予定です。
・SDK及びAPI(開発者向け環境)
Bluetooth Low Energy による無線コマンド制御が可能な、GATTプロファイルを出荷までに実装いたします。
また、USBまたはI2Cによる有線シリアル通信も、出荷までに実装し、いずれもドキュメントとして公開いたします。
次の優先として、iOS(Swift)、および、WebBluetooth(Android, PC chrome 用)を出荷後 2~3か月以内に公開予定です。
Arduino等をお使いの場合は、I2Cなどのシリアル通信をお使い頂けますし、
Raspberry pi などは USBでの通信や、Bluetooth Low Energy 対応の Raspberry pi 3 では Bluetooth Low Energy を用いてコントロールして頂けます。これらの専用ライブラリの公開については現状未定ですが、「この開発環境があると良い」等のご意見がございましたら、
気軽にご連絡いただければと思います。
製品テスト
製品の性能・耐久性、バッテリーの消耗、熱(温度)テスト等を実施しています。
写真は試験装置の一例です
出展(東京機械要素展)
株式会社スリーピース様のご厚意で、
東京での機械要素技術展に展示をさせて頂きました。(6/21~23)
急きょ決まりまして、ご報告が遅れて申し訳ありません。
Keigan Motor をリニアアクチュエータ(直動機)に接続しています。
(右上のモーターが Keigan Motor です。)
発売は未定ですが、こういったオプション品も、発売検討中です。
引き続き何卒、よろしくお願い申し上げます!