フォーラム事務局下向です。
報告が遅くなりましたが、
先の2016年10月16日(日)、
日比谷図書文化館・大ホールにて
「わくわく読書フォーラム2016」を無事、開催できたことをご報告させていただきます。
ご支援いただきました皆様には、大変感謝しております。
本当にありがとうございました。
スタッフは当日、朝から会場前で打ち合わせ
当日、会場施設が開く前、
日比谷公園内にて最終打ち合わせ。
この日は、概ね晴れて気候が良く、
公園内で打ち合わせをするのがとても気持ち良かったです!
当日受付開始までタイトスケジュール。
40分のゲネプロ(リハーサル)と、準備、ゲストとの打ち合わせで、
あっという間に受付開始となりました。
わくわく読書フォーラム2016がスタート!主催の日本コスモトピア代表の挨拶
12:00、いよいよフォーラムスタート!
来場者は全部で120名強。
小学生のお子さまからシニアの方、
子育て世代の方、
また学習塾や学校関係者など、
教育に携わるあらゆるジャンルの方々にお越しいただきました。
武田双雲氏による講演&パフォーマンス
書道パフォーマンス中
(双雲先生のお顔の写真をUPできずにすみません。後日UPします)
最初のプログラムは、武田双雲先生による講演。
お子さまとの関わり方、双雲先生ご自身の幼少期のお話、
多岐にわたる親子関係や教育についてお話いただきました。
例えば、自分の立ち位置をどこに置くかという話。
自分の立ち位置を変えてみることで、
物事の捉え方が変わってくるというものです。
しなければならないと考えるからそれは苦痛になるのであり、
したくてたまらないと考えれば、それは楽しくて仕方ないことになるというお話。
来場の皆さまからは
「双雲先生のお話が非常にためになった」
「心に響く言葉がたくさんあった」
など、非常に大好評の講演となりました。
講演の最後は書道パフォーマンス、
と言うより、
客席から4名の方が選ばれ、
5画の漢字を
1人1画ずつ書いて、一つの書道作品を作るというもの。
舞台では、手元のアップを
スクリーンに映し出し、
会場全体と書道の臨場感を味わいました。
選ばれた4名も大人も子どもも混ざって、
みんなで「本」という字を書きました。
有意義な時間と相成りました。
第5回わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式
日本コスモトピア代表が受賞生徒本人に賞状授与を行った
2つ目は、「第5回わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式」でした。
当日は、入選・受賞した生徒さんご本人およそ16名が、
会場に来ていただきました。
今年は、個性的な作品が印象的だった「社長賞」と、
審査員長を務めていただいた絵本作家・池田あきこ氏に選んでいただいた
キラリと光る「審査員長特別賞」、
低学年、中学年、高学年それぞれの優秀な感想文「金賞」と、
全ての学年において最も優れていた感想文「大賞」
の受賞でした。
審査員長の池田先生の講評も非常に暖かく、
愛のあるコメントには、
会場もほっこりしました。
最後は、大賞を受賞した生徒さんによる、本人の感想文朗読。
言葉の選び方、感性の豊かさ、
発想の自由さには会場の大人が驚きを隠せないほど、
素晴らしい感想文でした。
ぜひ来年も、多くの生徒さんに感想文コンクールに向けて
チャレンジしていただきたいです。
第1回子ども白熱会議
そして、最後は「第1回子ども白熱会議」です。
ビデオ審査応募者23名から選ばれた5名が、
舞台上で「パネルディスカッション」というちょっと格式のある場で、
「人工知能」について討論しました。
子ども白熱会議サポーター2人による前説(アイスブレイク)
子ども白熱会議の前に、会場の皆さんと一緒に、
アイスブレイクをしました。
ファシリテーションやアイスブレイクに精通している
子ども白熱会議のサポーターお二人に、
配布された課題記事を読んで、
まず大人がどう思ったかを、
席が近い方と共有。
このバッジを会場全員とパネリスト、モデレーター、スタッフが
会場にいる全員が「子ども白熱会議」の参加者であるという証に
装着しました。
アイスブレイクのおかげで会場の空気が温まったところで・・・
子どもたちに好きな曲を選んでもらった「登場曲」で、一人ずつ自己PRをして登場!
さて、いよいよ子どもパネリストが登場しました!
一人ずつ照明が当てられて登場し、
野球選手の登場曲のごとく、
子どもパネリスト自身が選んだ曲で、
登壇!
会場は一気に盛り上がりました!
いよいよ子ども白熱会議がスタート!
そして、子ども白熱会議がスタート!
モデレーターを務めていただいたのは、
東京コミュニティスクール校長の市川力先生。
子どもたちののびのびとした自由な発想を引き出すプロです。
市川先生の導きによって、
子どもたちはかさねがさね、意見を述べていきます!
感心させられたのは、
子どもたちのディスカッションの仕方。
きちんと相手の意見を受け止めて、
自分の意見を述べていました。
まさに、「Yes, and」を子どもパネリストが全員が実行していました!
「人工知能」について、
一人が、「人工知能は答えが一つの数学は得意」というと、
「国語は問題文に意味が隠されていて人工知能には難しい」
「宇宙飛行士は人工知能がいい。人間だと隕石(いんせき)が飛んで来たら犠牲になる」
自分で描いた掃除ロボットの絵を見せて「弟を吸い込みそうになったら緊急停止ボタンが必要」
子どもならではの発想の元、活発な意見が交わされていました。
子どもパネリスト以外にも、ビデオ審査に応募してくれた生徒が客席からディスカッションに参加
当日は、子どもパネリストのほか、
ビデオ審査に応募してくれた子どもたちも3名駆けつけてくれました。
その本人も客席からディスカッションに参加。
大人の参加者からも
「思った以上に白熱していた」
「子どもたちって、あんなに意見を持っていて、みんな喋るんだ」
という感想をいただきました。
まさしく、子どもたちは自由で豊かな発想を持っています。
子どもたちも言いたいこと、意見がしっかりあるのです。
一番びっくりしていたのは、子どもパネリストの親御さんや付き添いの方!
そして、その他の大人の皆様も驚いていました。
こうした子ども白熱会議の活動を、
今後も大きく展開する予定です。
参加者からの声
●すべてのプログラムが楽しくわくわくしました。これからを生きていく子供たちに、私たちができることを考えさせられました。
●素敵な1日を過ごせました。心が和やかになりました。
●前回(昨年の「自立学習学会2015」)以上に楽しく、時間があっという間に過ぎた感じでした。
●心が洗われた感じがしました。私も「I'm OK!」と言えるように前進したいです
など、フォーラムに来場していただいた大人の方々からは、
このような声をいただきました。
ここからは、私がスタッフとして参加し、
改めて個人的に感じたことです。
それは、
①読書をして感性や発想が豊かになること
②子どもたちの可能性は、無限であること
を痛感させられた1日でした。
私たち大人がすべきことは、
■こうやって大人が真剣に考えること、
■むやみに子どもたちの発想に手を加えないこと
■子どもたちの意見に耳を傾けること
そして、学ぶ楽しさ、読書をする楽しさを「共有」すること
多くの人と、このように考える機会を共有できたことが、
感激です。
活動報告は、まだまだ続きます。
明日以降、さらに「わくわく読書フォーラム2016」のその後をお伝えします。