大阪ネコビルの和田です。
2022年2月22日に、行政によるねこの殺処分を0にしたい。
これがネコリパブリックが掲げている目標です。
もちろんワタシたちだけで達成できることではありません。
個人での保護猫活動
世の中には、自分の時間と労力、稼いだお金を使ってTNRを中心に保護猫活動をされている個人の活動家の方がたくさんいらっしゃいます。
私もネコリパブリックで働き出すまで、個人で寄付やTNR、保護活動をしている人のひとりでした。
自宅のテラスに代わる代わるやってくる野良猫を餌付けして、TNRする。
怪我をしてる野良猫に投薬をする。
時には子猫を保護し、里親を探す。
そういうことをしていました。
ただ長い間、実際に猫を飼うことはありませんでした。
猫を飼い始めたきっかけ
きっかけは5年前に保護した4匹の兄弟子猫を飼い始めたこと。
それまで犬を飼っていたのですが、
勢いで4匹保護したけれどとても飼えない!
…ということで里親を探そうとはしましたが、3ヶ月授乳期間お世話をするうちに、
とてもじゃないけど手放せない!!
…とワガママを言い、家族を説得して4匹一気に飼うことになって、今があります。
猫との暮らしが始まると、これまで以上に野良猫が目につくようになりました。
どの子もうちにいる子達と同じなのに、過酷な環境で生きなくちゃならない。
どうして?
なぜこんなに野良猫がいるの?
こんな疑問から、分からないなりに本を読みネットで調べ、友人たちを巻き込み、TNRや保護をやり始めたのです。
きっかけは猫を飼い始めたこと。
ただそれだけです。
「知っている人」を増やしたい
猫を飼っているのに野良猫も可愛いと思わないの!?なんて思ったりはもちろんしません。
ネコリパブリックで働きはじめてからも考え方が変わることはなく、外で暮らす猫達、彼らのために奔走している人たちがいること、この現状を知ってほしい。
だけど、知ってからその先はあなた自身の判断だと思うのです。
自ら保護活動を!と動く人。
こんな仕事をしていてもこういう方はすごい!!と思います。
野良猫たちのために何かしたいけど何をしたらいいかよくわからないし・・・とりあえず寄付を!という人。
ありがたい以外のなんでもありません。
私はうちの子しか可愛がることはできないから、応援するけどなにかしようとは思えない。という人。
全然いいのです。ずっと猫を好きでいて欲しいです。
それぞれで良いんです。
強要されることではないのです。
ただ、知っている人が大勢いるのと猫好きだけが知っているのとでは確実に世の中の動きは変わると思います。
ネコリパで働く理由
わたしがネコリパブリックで働く!と決めた一番の理由は社会全体の意識の底上げをしたい。そういう想いからです。
知っていればできることがたくさんあると思います。
猫の話題になったとき、保護猫カフェがあるんだよ。そう言ってもらえるだけでもいい。
何事に関しても、知ったそこから先はその人次第。
保護猫カフェがあると知ったそこから先、聞いたその人が行くか行かないか、興味を持つか持たないかはその人次第だと思うのです。
ただ発信をし続けなければ、関心も持ってもらえない。
保護や愛護という一見とっつきにくいワードをいかにすんなりと社会全体に落とし込んでいくか・・・
いつもそういうことを考えています。
もっと沢山の人に保護猫カフェに来てもらいたい
ビルの前を通り過ぎる人たちが、なになに??入ってみよう!そんな風に思ってもらうにはどうすればいいか。
今回のクラウドファンディングもいつも考えているからこそのアイディアにほかなりません。
1Fをカフェバーとしてオープンしたのも、猫が好きな人達がそうでないお友達やご家族と気兼ねなく来られるように・・・そういう想いからでした。
しかし現行のネコビルは、オープンして8ヶ月ほどが過ぎ、通りがかる人たちはまだしもネコビルを目的に来てくださったお客様ですら気づかず通り過ぎてしまうということがわかりました。
もっともっと沢山の人に保護猫カフェに気軽に来てもらいたい。
保護猫カフェが猫カフェのスタンダードがになるために。
そのためには1Fをどうにかしなければならない。ご来店いただくお客様にもそう言われ続けてきました。
社会の小さな命に対する意識を根底から変えていきたい
まだまだちいさな会社だけど、絶対やるんだ。っていうブレない思いを貫くための手段であり、それを応援したいと思ってくれる人たちの強い想いによって毎回達成することができているもの。
これまでもこれからも、クラウドファンディングやお店に遊びにきてご支援くださっているネコリパブリックを支える想いを持ってくださっているみなさま。
いつも伝えきれないほど感謝の気持ちでいっぱいであることが伝わりますように、これからも楽しみながら猫助けできる仕組みを作り続けたいと思います。
ネコリパブリックの新しい挑戦。
保護猫カフェが猫カフェのスタンダードになるためにこれからも新しいことをどんどん発信していきたい。
どうぞ応援よろしくお願いいたします!