益子春の陶器市とは
益子陶器市とは、毎年春のゴールデンウィークと秋の11月初旬に開催される関東最大の陶器市です。今年の開催日は4/29(土)〜5/7(日)です。
陶器市では若手からベテランまで、それぞれの窯元でつくられた陶器が幅広く展示され、気に入ったものがあればその場で買うこともできます。数ある作品の中から自分だけのお気に入りのモノを見つけたり、会う機会の少ない職人さんと直接話ができたりと楽しいポイントが多く、毎年たくさんの人で賑わうイベントです。
益子ツアーを一緒に企画してくださる川尻さんも陶器市に出店されているので、川尻さんオススメの商品を伺いました。
川尻さんオススメの商品
川尻さんは「見目陶苑 KENMOKUテント広場」で出店されているそうです。
<オススメ商品①>原土彩色シリーズ
新作のシリーズだそうです。私はこの陶器を見たときに、冬が終わり暖かさを迎える春の温もりをイメージしました。心地よい優しさに包まれているような温もりがあるシリーズだと思います。主張しすぎず控えめになりすぎず、程よい色合いなのでどんな料理もそっと引き立ててくれるような気がします。
【川尻さんのコメント】
今回新作のカラフルなラインのシリーズ。陽気な気候につられてか、明るい雰囲気のこのシリーズが人気です。赤い色は、益子のオレンジ色の原土を塗りました。
原土は本当にきれいですね。水で例えるなら、自然な雑味があって味に深みがある、美味しい湧き水のようだなと思います。
白い土の上に塗り、より色がきれいに出るようにしています。まだ始めたばかりのデザインなので、今後は色んな形・柄に発展するかもしれません。
<オススメ商品②>素材の器
素材の良さをそのまま活かし、仕上げた器だそうです。シンプルですが、どこか目を引くものがあります。川尻さんが作る質のいい土だからこそできる逸品だと思います。
【川尻さんのコメント】
自分で作った土に、透明釉や白い釉薬をかけただけのシンプルな仕上げのもの。素材が良いのでそのままで。見た目は地味ですが、使うごとに良さが分かり、輝きを増していく一品だと思います。
<オススメ商品③>B品・アウトレットコーナー
機械ではなく、なるべく自然に近い状態で手作業により作られているので、傷ができてしまうのも当然のこと。陶器市では、そのような陶器を定価よりもお得に販売しているそうです。
【川尻さんのコメント】
登り窯で焼くと、自然に近い焼き方なので、どうしても色々な理由で傷になってしまうものが出てきてしまいます。
良くないものが世間に出回るのはあまり良くない、、。という考えもありますが、そんなものでもまだまだ使えるんです。
せっかく形になって生まれたものだから。ただ捨ててしまうのはもったいないと思います。
陶器市では、そんなキズモノをお安く販売しています。使う分には問題なし。傷だって個性、愛着も湧きます。
ぜひ、そんなお得でかわいいものも探しにいらしてください。
益子陶器市に行かれる際は
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
益子陶器市に行く機会があれば、ぜひ川尻さんのお店に訪れてみてください。きっと人生を共にしたくなるような、素敵な陶器に巡り会えると思います♪
次の活動報告では、川尻さんに伺った「益子陶器市のオススメスポット」についてお伝えします。