まるまどの小松洋一です。
2015年4月に大三島に移住をして4ヵ月後、私たちははじめて飲食店としてイベントに出店をしました。そのイベントは「かみじま てしごと市」と言います。大三島から車とフェリーで40分位のところにある瀬戸内海に浮かぶ愛媛県の島、弓削島で開催されている地域イベントです。愛媛県の地域おこし協力隊の先輩が主催しているイベントで、年に3回(春、夏、秋)に開催されています。
第13回「かみじま てしごと市」が7月29日に開催されましたので、みかん酵母パンと大三島産のカボチャでつくった「タルティーヌ」を携えて出店してきました。当日の様子を写真を交えてご紹介します。
まず一枚目の写真は、主催者の1人、まるふ農園のゆうくんと。彼は、東京から奥様と弓削島に移住をしてきた自然農法の農家さんです。
ゆうくんの奥様(みつかさん)は、2012年に島おこし協力隊として弓削島に移住をして、地域活性の取り組みとして「かみじま てしごと市」を主催してきました。13回も継続して地域イベントを続けるって、ものすごいことです。とても尊敬する先輩なのです。
みつかさんに「てしごと市に出店してみませんか?」とお誘いいただいて、私たちは出させていただいたのでした。はじめての出店は、その場で”瀬戸内天然真鯛のフォカッチャサンドを作るというスタイル”で。初参加から2年が経過して、私たちにとっては5回目の出店です。
今回のイベントの一押し商品は、「スパイシーチキンとかぼちゃのタルティーヌ」。イベントのテーマが「スパイシーサマーフェス」だったので、こちらの商品を考えました。(立て看板は妻の智ちゃん作。食べたことがない人にとっては、この立て看板の情報が全てなので、いつもハイレベルな看板に助けてもらっています)
焼きたてがなんといっても美味しいので、ガスオーブンを持参して焼きたてアツアツをその場でご提供しました。
みかん酵母で焼いた「有機黒ゴマパン」に、大三島の黒皮栗かぼちゃのグリル、オーガニックガラムマサラ&ブラックペッパー&塩で下味をつけて焼いた宮崎県産の桜姫鶏をトッピングしていきます。
その上に、北海道産よつ葉のチーズをのせまして、ブラックペッパーを散らします。
ガスオーブン200度で3分、こんがり焼き色がつくまで焼いていきます。
焼き色がついたら出来上がりです!
イベントに出店して一番嬉しいのは、イベント内でリピート買いをしていただけることなのですが、今回も5-6人「美味しい!」と言ってリピートしてくださるお客様がおりました。
このタルティーヌの他に、みかん酵母パンを3種類(ライ麦パン、黒ゴマパン、いちじくのパン)をお持ちして、有難いことに全品完売。
イベントに出るときに、心がけていることがありまして、それは「必ず新しいチャレンジをする」ということです。
定番商品だけを並べて販売するという方法ではなく、毎回新しい商品を持っていく&販売方法を工夫するようにしています。これは、作る側としては毎回毎回直前まで色々と考えたり、試作したり、失敗するリスクと戦ったり、ドキドキの連続なのですが、イベントで買ってくださる方にとっては新しい刺激が得られて、楽しんでいただけるのではないかと思うのです。
てしごと市は、特に色々なチャレンジをしているイベントです。すごくアットホームで、お客様も温かく、距離が近いイベントなので、私たちのチャレンジを快く受け入れてくださる感じがするのです。
かみじま てしごと市を主催してきたゆうくん↑(タルティーヌを頬張るヤラセ写真、笑)から「こまっちゃんのパンは会うたびに成長しているというか、進化している感じがして楽しいよ」って言ってもらったことがありまして、とても嬉しかったことを覚えています。
まるまどがパン屋をオープンしたら、まるふ農園の野菜を使った商品をぜひとも作りたいと思っていますし、彼らとコラボレーションして、弓削島で、大三島で、色んな企画を実施できたら楽しいだろうなと夢見ています!