モチモチの泡立ちで、保湿力抜群!100%ハゼを使った最高級石鹸を作りたい!

モチモチの泡立ちで、保湿力抜群!100%ハゼを使った最高級石鹸を作りたい!

モチモチの泡立ちで、保湿力抜群!100%ハゼを使った最高級石鹸を作りたい!

日本にはハゼという独自の樹木があります。 秋の紅葉美しく、その有用性から江戸時代は盛んに栽培されましたが、 今では伐採され激減しています。 そこで、日本にしかない貴重なハゼの商品化によって 景観を守ろうという取組を立ち上げました。 今、他では絶対に手に入らない ハゼロウ100%という、贅沢すぎる配合により 肌に極めて優しい化粧石鹸を開発中です。 本格販売まであと一息。 最後の仕上げを一緒に作りませんか。 ハゼロウであなたのずっと欲しかった石鹸を作って ふるさとの景観を守っていきましょう。

初めまして。ちくご松山櫨復活委員会代表の矢野真由美です。

■「ハゼ」の木はモミジよりも赤く美しい

みなさんは、「櫨(ハゼ)」という樹木をご存知ですか? 九州・西日本では、秋になると山を鮮やかに赤く染める木です。私の住んでいる町でも、昔は至る所でハゼの真っ赤な紅葉が見られました。「ハゼは、モミジよりも赤く美しい」と言う人もいます。

■ハゼロウは日本の化粧品だった

江戸時代、ハゼはその実から櫨蝋(ハゼロウ)が搾られ、和ろうそくや、日本髪や大相撲の力士の鬢付け油に使われてきました。

髪だけではなく、歌舞伎役者や、舞妓の白塗りの化粧下地にもハゼロウが使われてきました。市販されている高級化粧品にも、眉墨などの原料の1つとして広く使われています。 ハゼロウは日本人にとって長い歴史を持つ化粧品材料の1つなのです。

■ハゼの実は生産量が激減、ハゼの景観も消えていく

しかし明治以降、安価な石油の輸入により、コストのかかる櫨蝋産業は衰退してしまいます。ハゼの実生産量(全国)は、明治年間の90,000トンをピークに、現在ではたったの100トン前後、製蝋業(せいろうぎょう)も全国でわずか数件しかありません。

ハゼの木も多くが伐採され、ハゼの美しい景観はどんどんなくなっていくばかりです。

■ハゼを復活させたい!

私は2007年から、失われつつあったハゼの優秀な品種・松山櫨(まつやまはぜ)を復活させようと活動しています。しかし松山櫨を復活させ、残していくためには、なによりハゼに関わる産業が残らなくてはなりません。そこで、ハゼのサイクルというものを考えました。

ハゼを育てる人、商品を作る人、買ってくれる人が揃うことで、ハゼは需要が高まり残っていくことができるのです。
ハゼを使った良品を開発し販売することは、ハゼの供給を安定させるばかりでなく、人々にハゼのことを知ってもらう契機になり、ひいてはふるさとのハゼの景観保護につながります。

■和ろうそく職人もハゼが必要

ハゼの商品といえば、真っ先に思い浮かぶのが和ろうそく。ハゼの実を搾ったハゼロウを素手で手がけする伝統的製法の和ろうそく職人は、今では全国で10人程度しかいません。
和ろうそく職人も、和ろうそくの原料であるハゼがなくなっては困ると言います。ハゼロウはススが少なく、蝋も垂れにくいため、和ろうそくの原料として最も適しているからです。ちなみに市場に出回っているろうそくは、ほとんどが石油由来の製品です。

■ハゼが生き残るために

和ろうそくの他にも、ハゼロウの用途は幅広く使われてきました。しかし今では安価で大量な石油製品にすっかり市場を奪われています。ハゼが生き残るためには、石油ではできないもの、ハゼでしかできない本物志向の商品を作らなくてはなりません。そこでハゼロウの成分に注目してみると、6%の日本酸(Japan Acid)が入っていることに気がつきました。

日本酸という成分こそ、まさに日本のハゼにしかない成分です。 似たようなウルシ科の樹木はアジアにはたくさんありますが、日本酸はほとんど入っていません。日本酸が入っているからこそ、ハゼロウはJapan Wax、ハゼの木はJapan Wax Treeと呼ばれています。
つまりハゼは、日本独自の蝋(ろう)の樹木なのです。

■ 和ろうそく職人の手のしっとり具合は?

日本酸という成分が含まれるハゼロウと他の蝋の違いは、細やかできゅっと固まるという粘靱性(ねんじんせい)にあります。 実際に、ハゼロウを素手で扱っている和ろうそく職人に聞いてみました。熱いだろうとか、手が荒れるのでは、と思われる方もいますが、本当はどうなんでしょう。

和ろうそく職人の手は意外にしっとりと潤いがありました。このハゼロウならではの保湿力と、きゅっと固まる日本酸の特徴によって、ハゼロウは良い石鹸になれるかもしれません。日用品である石鹸だったら一般の人にも使いやすく、ハゼの良さを広く伝える商品として最適です。

■ 明治時代のパリ万博で世界的評価

ハゼロウは、明治時代のパリ万博で伊予の芳我家から白蝋として初めて出品され、世界的評価を得ました。(画像は本芳我家外観・愛媛県内子町)

以来、日本のハゼロウの高い評価は受け継がれ、今でもドイツに多く輸出され、医薬品や化粧品の材料として長く使われています。
よく考えたら、化粧品の原料としてハゼロウ自体、既に長く使われているということが、なにより安全性が証明されている証です。ハゼロウは石鹸を作る上で、成分、安全性の面から申し分のない原材料なのです。

■日本酸を生かしたモチモチ石鹸に!

構想から数年がたち、ようやく昨年の秋から開発を始めてからも紆余曲折。初めてハゼロウだけで石鹸を作るプロジェクトですから、そう簡単にはいきませんでした。 ハゼロウを100%使った石鹸作りを手がけたのは、70年の歴史を持つ石鹸会社「まるは油脂化学(株)」。 実際に石鹸作りを担当した石鹸マイスターは自ら持つ20年の経験の中でも、「ハゼロウは全く他の油脂と性質が違う」と大変苦労があったそうです。
そして、なんとか試供品までできました!
最初の構想から数年経ちましたが、ようやくこの秋に、完成度の高い試供品ができあがりました。ハゼロウ100%、余分な添加物を入れず、シンプルかつ贅沢すぎる配合。しかも日本酸の効果か、モチモチした泡だち、かつスッキリとした泡切れの良さ、パックのように汚れを優しくとるような、極めて肌に優しい最高級の石鹸です。
商品名は「蝋花(ろうばな)」。江戸時代、蝋を晒すために水の中に蝋を入れると、花のように蝋が浮かび上がる美しい様子から呼ばれた名前です。

ハゼは昔からあったのに、こんなに良い素材なのに、高度成長期の波から取り残され、忘れられていました。

■完成まであと一歩。一緒に理想の石鹸に仕上げよう!

ようやく試供品まで完成したものの、石鹸「蝋花」の本格販売には、まだ最小ロットという壁があります。 この夢を実現させるために、私は、このプロジェクトでハゼのサポーターを募集します。皆さんからの支援が目標金額(30万円)まで集まれば、あとはなんとか自己資金で商品を完成させて、来年2月頃に提供することが可能です。

今回できた試供品を支援者の皆さんにぜひ試してもらい、ご意見を聞いて、それを本格販売する商品に反映させたいと思っています。今まで、どんな石鹸を使ってもビリビリとして肌に合わず困っておられる方、ぜひ試してご意見・ご感想をお寄せください。一緒に理想の石鹸に仕上げていきましょう!

■特典は貴重な商品ばかり

支援者への特典には、石鹸「蝋花」の試供品はもちろん、ハゼを使った様々な商品を用意しています。
以前から少しずつハゼの良さを伝えたいと開発してきたもので、ハゼの魅力を満載したものばかりです。(提供時期:12月)

■特典:「眞櫨和ろうそく」

眞櫨和ろうそくは、芯巻き職人が福岡県産イグサ科の「灯芯草(とうしんそう)」で作った芯に、和ろうそく職人が素手で手がけをしてできた日本ならではの和ろうそくです。

■特典:「櫨ものがたり」本

2007年からハゼと関わり続けてきた活動とハゼの魅力をまとめて本にします。

■特典:水車でついた線香をつけた入門セット

最近は線香をつけると添加物のせいで身体の不調を訴える人がいます。奥八女・矢部川の上流で間伐した杉の葉とタブの葉を水車の力で粉にした、昔ながらの線香をつけました。

■特典:ハゼの花はちみつ

櫨の花からは希少なハチミツが採れます。ミツバチはハゼが大好きなのです。

甘くて美味しく、香りも色も上品。そう養蜂家が口を揃えて絶賛しています。私も初めて食べた時は、ツンとした所がなく、甘くてコクがあるのにびっくりしました。

しかし残念ながら、ハゼは伐採され続けているため、ハゼの花も少なくなって、今ではほとんど市場に出回っていません。このままハゼがなくなってしまったら、このハゼの花はちみつもいずれなくなってしまうでしょう。

■特典:ハゼの木の木工製品


画像はハゼが伐採された時の様子です。ハゼの木の真ん中に美しい金色の芯ができています。若い木にはなく、数十年経つと表れます。ハゼの金色は古来より南の太陽を表し、幸せと金運を呼ぶ色として愛でられてきた歴史を持っています。そこで、私は家具の町・大川の木工職人に頼んで幸せを呼ぶ宝箱を作ってもらいました。

宝箱の中には願い事を書いていれる櫨染の金色に染めた表紙の大福帳と、宝くじを一枚入れました。他では決して手に入らない、縁起の良い宝箱です。
ブックエンドやマウスパッドにもこのハゼの芯材を入れてオリジナルで作ってもらいました。

■特典:伝統の草木染・櫨染(はじぞめ)絹ストール

ハゼの芯材の金色は日本の伝統色・櫨染(はじぞめ)と呼び、平安時代には高貴な人々の衣の色に染められてました。そこで絹100%のストールを櫨染の金色に染め上げました。

媒染を鉄にすると、色合いが変わります。

■特典:黄櫨染絹ストール

弘仁11年(810)「延喜式」において、ハゼに蘇芳を重ね染めした複雑な色「黄櫨染(こうろぜん)」が天皇陛下のみの絶対禁色に指定されました。黄櫨染は昼と夜の光によって色が変わる不思議な色だったので、太陽を象徴する天皇陛下の衣の色に選ばれたのではないかと言われています。黄櫨染をそのまま再現するのは難しいことですが、材料を延喜式に合わせて染色職人が挑戦しました。

日本の最高位の色です。

■特典:赤白橡(あかしろつるばみ)絹ストール

ハゼに茜(あかね)を重ね染めすると、上皇・皇后陛下の禁色になります。

奥深い赤色は上品に女性を引き立てます。

■特典:綿の櫨染首巻き

絹だと普段使いにはもったいないのですが、天然綿・無漂白の首巻きにも染めてみました。

縁起のいい色です。元気な色でもあり、金運UPになりそうです。

■最後に

私は微力ではありますが、ハゼのいろんな商品を開発しながらハゼの保全にも努めています。これは 松山櫨の接ぎ木を行っている画像です。

しかし、ハゼの接ぎ木は活着率が悪く、植栽は難航しています。 だからこそまだ伐採されずに残存している木を大事にする必要があります。放置されているハゼの木から、実をちぎる収穫ボランティアも昨年から有志を募って行っています。

ハゼの実はちぎらないと新陳代謝が上手くいかず、蝋分が少なくなってしまいます。 毎年、ハゼの実の収穫作業を行う必要がありますが、なかなか人手もなく収穫は進みません。 私がハゼの商品開発をしながら、こうしたボランティアも同時に行っているのは、この輪が大きく広がって、日本古来のハゼという素晴らしい木の良さを知ってもらい、残していきたいと強く思うからです。 ハゼの良さは日本人だけでなく海外の方たちにも広めたいと国際交流も行っています。

日本人が育ててきたハゼの良さや魅力、心のよりどころを絶やしてはならないと思います。 どうぞ、みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

特定商取引法に基づく表記

事業者
松山櫨復活委員会
運営責任者
矢野真由美
住所
〒839-1233 福岡県久留米市田主丸町田主丸1224-80
連絡先
090-6779-4352
info @ mahaze.com
ホームページ
http://www.mahaze.com
支払時期
当プロジェクトにて提供する特典(商品・サービス)にお申し込みいただいた時点で与信が行われますが、プロジェクトの募集期限までに目標金額に満たない場合にはプロジェクトは不成立となり、お客様へのご請求は発生致しません。決済は募集期限までに目標金額に達し、取引成立となる場合にのみ実行されます
引渡時期
募集期限までに目標金額が集まった場合に当プロジェクトは成立し、プロジェクトオーナーは集まった資金を元手に特典(商品・サービス)を支援者に提供する義務を負います。特典(商品・サービス)の引渡時期は、特典(商品・サービス)欄の記載に準じます
支払方法
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返品・キャンセルについて
目標金額に達成したプロジェクトに関する特典(商品・サービス)の返品・キャンセルは一切受け付けておりません