サンプルとしてALPAKAから送られてきたプロトタイプを半年ほど使っていたのですが、実際に長期間使ってみた印象をレポートしたいと思います。
プロトタイプはこんな感じ(色:ブルーのつや有り)
正直、最初届いた時にはかなり面食らいました。が、実際に使ってみると目立つ色だったこともあり、「それどこで手に入れたんですか?」と聞かれること多数。
残念ながら、素材が入手不可能になってしまったとのことで、幻の色となってしまいました。
一方で、半年経ってみると結構経年変化が激しく、逆に良かったとも思いました。
こんな感じ
代わりに送られてきたのが、今回みなさまにご提供することになる新世代版Shift Pack。
これです
別プロジェクトの「Microbot Sense」が付いていますが、実際にはついてきません。
自立します。これ重要。
改善された点についてなど、後半で詳しく書こうと思いますが、まずはオリジナルプロトタイプ。
とにかくカラクリが多い!
まずは驚くのが、ALPAKAならではの多機能・多ファスナー。
6ヶ月使った後に「え、こんなところにファスナーがついていたのか!」と驚かされることも。
①ノート用ポケット(自称:クイックアクセスポケット)
名刺入れとか、モバイルWi-Fiとか。クレジットカードや名刺なども差し込めるポケットもついていますが、基本色々と投げ込むことができる万能スペース。もちろんプロジェクトの説明にあるように、ノートを入れても良いと思います。
②ドローン?トレーニングシューズ?それとも弁当箱?
これが一番のウリと言っても過言ではない、バックパック下部のコンパートメント。
止水ジッパーを開けると、比較的大きなスペースが現れます。
ここにもポケットが二つついていて、モバイルバッテリーとか、色々入れられます。
外を長時間歩く時に、モバイルバッテリーとモバイルWi-FiをUSBケーブルでつないで各ポケットに入れておいて、というような使い方をしていました。
こんな感じ
ここは、基本的には完全に独立したスペースとして使うことがほとんどなのですが、緊急時には上部との接続部分についているファスナーを開けることによって、上と一体化します。エクスパンダブルな感じです。
なので、同じくきびだんごで先日プロジェクトが終了したクッション型スピーカー・HUMU(フームー)のような大きなものも、このファスナーを解放することにより、すっぽりと入ってしまうのです。
Shift PackとHUMU
HUMUを入れた状態の写真
これぞ、Shift Packの「シフト感」が感じられる瞬間です。
③PC・ファイル収納コンパートメント
ここが今回の商品開発で一番大変だったと思われる部分。背中のすぐ裏の部分に、PCやiPadなどを突っ込み、メインコンパートメントをいちいち開けなくてもファスナーを開けることによってすぐに取り出せる「平たいもの」入れ。
なぜここが大変だったことを知っているかというと、実は今回のプロトタイプ、二つ目なんです。
一つ目は、重い荷物を持ってしばらく使っていたら、ここのファスナー部分が裂けてしまいました。
確かに相当重い荷物を入れてしまったの(おそらく20kg近く)ですが、その激しい使い方に耐えられず裂けてしまったプロトタイプ
早速ALPAKAに送り返し、色々と検証してもらいました。
結果として、何度も耐久試験を繰り返し、5,000回の荷重負荷試験にも耐える状態にまで耐久性を向上させ、完成度を高めたとのこと。
実際に今回送られてきたものは、とにかく頑丈そうです。その分、アタリがつくまではファスナーも多少硬く感じることはあるかもしれません。
このShift Packの大きな特徴でもある、サイズを変えることのできるロールトップ。でもやはり、くるくる回してパチンととめる、というのは手間といえば手間。これを省くことができるのであれば、PCを出す時についでにあれも、というような形で使えそうです(すみません、まだ使っていません…汗)
④ロールトップ:一回転、もしくは三回転すると綺麗にマグネットがパチンと留まります
0回転、二回転でも大丈夫なのですが、マグネットストラップがベルトの裏側に来てしまうので、ベルトが少しだけねじれます。気になる人は、一回転、三回転で。
初代プロトタイプからの改善点
ずっとプロトタイプを使ってきた自分としては、どう改善されたのか、とても気になりました。
①肩ベルトを前でホールドする、チェストストラップが完全に変わりました
プロトタイプ版では、使い始めてからすぐに取れてしまったのですが、チェストストラップを固定するベルトが肩ストラップに直接取り付けられ、コネクタもよりホールド力の強いマグネットに変更されたことで、トラベルピローやヘッドホンスピーカーをつけても落ちない、しっかりした作りになりました。
↓プロトタイプ
↓最終製品版
②ショルダーパッドのパッディング部分が1層構造からフォームとEVAの2層構造に。
これでより着け心地よく耐久性も向上しました。
③肩ストラップの長さを変更するためのクリップがプラスチック製から金属製に。
金属製に変わったことで、耐久性が向上しました。
↓プロトタイプ
↓最終製品版
④バックパック下部に、三脚ホルダーを取り付けるためのフックを用意しました。
↓プロトタイプ
↓最終製品版
⑤全てのファスナーは、より大型で耐久性の高いものに変えられています。
開け締めしやすく、耐久性もアップ。
使えばわかる魅力がたくさん!
耐久性・使いやすさ共にアップしているShift Pack。使えばわかる良さがたくさんつまったバッグとなっております。機能などに関しまして、質問等ございましたらコメントかメッセージをいただければと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いします!
ALPAKA事務局
松崎