仏教の世界観を遊べる・学べる「浄土双六ペーパークラフト」を作りたい！

さる1月28日日曜日、東京江東区の陽岳寺本堂にて、プレイベント「仏教とボードゲームトークショー」が行なわれました。 多くの方にご参加いただきました。ご参加されましたみなさま、ご関心を寄せていただいたみなさま、そして登壇者であります草場氏、望月氏、ありがとうございました。 ご出席いただいた方が、体験レポートとしておまとめいただきました。下記にリンクを示しますので、よろしければご笑覧くださいませ。（てら×まち×さんぽ様、ありがとうございます！）（てら×まち×さんぽ様は、いろいろなお寺さまを巡っては情報共有してくださる大変稀有な存在です。お寺スキーな方もそうでない方もぜひチェックをば！）

今回、プロジェクトのリターンにも入っている「浄土双六ペーパークラフト」、そのベース案（イラスト無し）を展示していました。 ベース案となるペーパークラフトを初お披露目。立体構造物が4つあり、それぞれに何が仏教の世界でいう何なのか？・・仏教の世界観についても触れつつ、すこしお話をさせていただきました。

今回、「浄土双六ペーパークラフト」というだけあって、江戸時代のお坊さんが作ったであろう「浄土双六」をもとに「新・浄土双六」をつくることとなります（浄土双六をそのまま立体化してもいいのですが・・・）。つまりリメイク、となりますでしょうか。 草場氏はこうも仰っていました。 〈せっかくゲームをリメイクして新版にするのならば、ルールやシステム面からも考えた方がいいでしょう。なぜなら「浄土双六」は、遊んでみると分かるのだが、物足りない／親切ではない部分があるから。〉 なぜ親切ではないと感じるのか。 「浄土双六はルールや遊び具合よりも、テーマを優先しているから」だと私は思っています。 ボードゲームや遊びの構成には、テーマとルールがあります。 「浄土双六」はテーマである仏教が前提としてあって、ルールはあまりどうでも・・・げふんげふん・・ルールはテーマ:仏教に則っているということです。・・面白いかどうかを度外視にしているわけではありませんが。 しかし、親切ではない部分として取り上げられる箇所に、「浄土双六」に仏教がテーマだけでなくルールとしても入り込んでいるとお示しできるところがあります。 たとえば、”終わりが見えない（ゴールまであとどれくらいなのか、いつ終わるか先行きがたたない）”。 仏教の世界観は広大無辺で、修行の階梯もひたすらに長く遠いけわしい道のりです。まさしくこの「浄土双六」の終わりが見えない部分が、仏教そのものを妙に言い表しているようです。 ・・・かといって、そのままにはしたくありません！ 仏教をテーマに、ルールについてもしっかりと。 だからこそ、ワークショップでは「お坊さんに仏教についてのお話を聞きます」。 そして、「ルールについても考えます」。 テーマとルール。 ボードゲームの作り方も同じです。テーマ先行で作る、ルール先行で作る。 何かを作る・世に出す理由には、ひとつには”伝えたいことがあるから”です。 この「浄土双六ペーパークラフト」は仏教テーマ先行。テーマ先行の理由は、まさしく仏教についてみなさんと一緒に考えたいから。ワークショップにおいても、ゲームとして遊んでも、です。 仏教を知るためのもの、仏教知識を持っている前提のもの、テーマとして仏教がまず第一にあるのが、今回のペーパークラフトです。 ルールやシステムのまえに仏教としてどうなのか。とても大切になってきます。そうなると、【お坊さんやお寺好き、仏教クラスタ】の力が必要です。 「浄土双六」にはルールが残っていないのですが、草場氏によれば「南無分身諸仏」サイコロを使っていたそうです。ルールをリメイクするにしても、このシンプルなルールは残しておきたいところです。 しかし、もっとルールやシステム面から考えてみたい。そうなると、【ボードゲーム好きの方々】の力が必要です！ さらには、一緒に作り上げる。面白そう・楽しそう、という直感を信じて、自分の興味のあるものに参加していくことの醍醐味たるや。 自分の興味のあるものを、お金出してただ消費するだけの時代は終わりました。【遊びゴコロを持って、一緒に遊び倒そうという方々】の力も必要です！ 講師のラインナップも、内容も、とても楽しみです。すごく良い会になると思っています。 とくにお坊さん。ゲーム好き。遊び好き。楽しめる勢。みなさまウェルカムでございます。 ワークショップは全6回すでに日時が決まっていますが、ご予定空けてご一緒しましょう！友引を考えて、お坊さんは絶対参加できるように設定してあります。 クラウドファンディング後にも、ワークショップ参加券はお求めいただけるようにしますが、このプロジェクトへの申し込みが一番お得です。 どうぞみなさま、ご支援だけではなく、ワークショップへのご参加も宜しくお願いします。 （以上で、ご報告、はおしまいです）