、猿は替え玉をしたのでした。

会場に戻り、少ししたら本番がはじまりました。TEMPURA KIDZさん、アカシックさんが素晴らしいライヴを披露し、その後に「キン肉マン音頭」に乗せて音頭をとりながらコムアイが登場。
キン肉マンのお面をかぶっての登場だったのですが、お面を脱ぎそうで脱がない!! という演出を経て、「二階堂マリ」からスタートしました。
2曲目に最近ライヴでほとんどやっていない「ラオウ」を披露。
「やってきましたよ、修羅の国!!」と叫び、お客さんとともにモヒカンを揺らす、揺らす、揺らす。「エンゲル」を歌い、「岡村靖幸に憧れて作った曲、聴いてください」とはじめたのは農耕ファンク「デーメーテール」。
ターンのキレもよく、動きがノリにノっています。
その後のMCでは、北海道ツアーで九州産のフグを食べた話を。
また、「鬼が島に連れて行くのは誰がいいですか?」という質問に対して「武井荘さん」と答えているエピソードをすると会場は笑いに包まれていました。
実はコムアイ、最近テレビ局で会ったそうです!!
少し長くなったMCをへてはじまったのは「ジャンヌダルク」。
途中場内が暗くなったと思ったら、可動式のテーブル式バスに乗って客席を練り歩くコムアイ!! これにはお客さんたちは大盛り上がり。
そのまま「マリーアントワネット」へ。
客席は縦乗り状態です。
さらに、サビを「ラーメン食べればいいじゃない」と変えて合唱したり、やりたい放題に。

フリを練習してから「千利休」を歌い、「桃太郎」へ繋がる鉄板の流れへ。「きっびだ~ん」というサビ部分では、お客さんも大声で歌っていました。
「アルバムを全部流してきいたのは、マスタリング後、1、2回くらいなんですよね。 1曲ずつ聴いたほうがいいっていうか、当初やりたかったシングルのA面くらい重い曲にしたかったから狙い通りなんです」とMCで語り、どの曲が好きかアンケートをとると、見事にみんなバラバラ。
どの曲も気にいってくれているようで、猿も嬉しくなりました。
そして「ミツコ」で妖艶な雰囲気を作り、最後は「ドラキュラ」でお客さんとの合唱に。
最後は客席を練り歩き、PA宅の前で「血吸うたろうか」の大合唱。
そしてクラッカーを客席へ発射!! するかと思いきや、PA席に向かっての大噴射。
最後の最後まで裏切るステージとなりました。

とにかく濃い内容となった福岡でのライヴ。
酔っぱらっているお客さんもいたり、MCで掛け合いをしたり、この会場ならではの一夜となったのでした。
水曜日のカンパネラ一向は、このあと打ち上げで福岡の街を堪能し、翌日沖縄へと向かったのでした。