スカイベリージャムを輸出したい!泣き虫母ちゃん奮闘記〜スカイベリーを世界苺に〜

スカイベリージャムを輸出したい!泣き虫母ちゃん奮闘記〜スカイベリーを世界苺に〜

ジャム製造者【瓶詰工房 Funky Pine】代表の松島宏直さんをご紹介します

特典品のご協力をいただいた、【瓶詰工房 Funky Pine】代表の松島宏直さんをご紹介します。

看板の似顔絵
【瓶詰工房 Funky Pine】さんには、「スカイベリーのぜいたくジャム」をはじめ、所農園のジャム、ドレッシングを作っていただいています。 「自分で加工所を持たなくても作れる」 「たった30本から作ってもらえる」 …それは、自分たちが作ったイチゴでジャムを作ることにあこがれていた私にとって、【希望】でした。 いちばん最初、右も左も全くわからない状態で、ひどく緊張して電話したことをよく覚えています。 私のジャムの最初の一歩は、この1本の電話でした。 規模が小さいこと、予算がないこと、そして知識も経験も乏しいこと…恥ずかしいとすら感じていた私ですが、大変親身に話を聞いてくださり、すぐに試作に至りました。 そんな、私の最初の一歩を支えてくれた【瓶詰工房 Funky Pine】さんの、最初の一歩と、どんな風にジャムが作られているのかをお伝えしたいと思います。
創業塾に行って思った「向いてない」、そこからできることを考えた 調理師である松島さんは、レストランを開業することを目指していました。 創業塾にも通いましたが、その最後、ビジネスプランを完成させることができず、そこで「自分はレストラン開業には向かない」と思ってしまいました。 漠然と、レストラン開業独立、と思っていただけで、より具体的に、より現実的に、ビジネスプランという形におこせなかったのです。 それでも後日、そこで仲良くなった人たちと集まることがあり、ならばお土産にと趣味で作ったジャムを持って行きました。 配ると「どこで買ったの?」と言われ、自作品だと言うと「これで何かやったらいいのに!」と盛り上がり…、そこから「瓶詰めでなにかできないか」を考え始めたそうです。

「松」島だから「FunkyPine」、せっかく作るんだから「売り物」っぽく。

もともと、保存食に興味があった松島さんは、それまでにも趣味でジャムやピクルス、燻製などの保存食を作っていたそうです。 「せっかく作るなら、売り物みたいにしよう」 チョットした洒落っ気で、自分の名前の「松」の英語「Pinetree」から「Funky Pine」と名前を決めました。 そのラベルをできあがった瓶などに貼っていたそうです。

「初期投資もリスクも小さく」「とりあえず、やってみよう」

そしてそれを、開業塾の仲間にも持って行ったというわけです。 松島さんは、数ある保存食の中でもジャムやピクルスなどの瓶詰めは使える食材の幅が広く、必要な機械が少ないので初期投資が少なくすむことに気がつきました。 「一気にたくさん作っても保存期間が長い」 「作る日とバイトする日と分ければ、ほかで働きながらやっていける」 その頃は「瓶詰め1本でやっていこう」とまでは思っていなかったそうです。 いろんな人、やり方があり、退路を断って自らを追い込んでやる人もいます。 でも松島さんは、それは自分には合わない、まずはバイトしながらでやってみようと思った、と言っていました。 退路を確保して、やりながら考えて行くのもひとつのやり方です。 自分の性格に合ったやり方、スタイルを見つければいいんですよね。 そうして、小さく始めることで、初期投資もリスクも小さく、スタートさせることができたのです。 きっと、その経験があったからでしょう。 私が最小ロットの30本で、最初のジャム製造をお願いした際も、快く引き受けてくれました。
写真に写っている瓶が34~35本

こだわりの【銅製】の鍋

初期投資の中で、「これは!」と、こだわったのが、ジャムを作る鍋。 【銅製】の鍋を2つ使っています。

小さな工房と、販売店舗

現在、ジャムやピクルス、ドレッシングを製造する工房の他に、販売店舗があります。 自然派カフェなどが入る建物の一角で、常時、展示・販売されています。 旬の野菜や果物を使ったジャムやドレッシング、中には「みかんドレッシング」「かぼちゃジャム」など他で見かけないオリジナル商品も。
すべての商品に説明のPOPがあり、隣接するカフェで購入することができます。 松島さんご自身が店頭に立つ日もあり、そんな日はより詳細な話を聞くことができます。 今後、ジャムを使ってマフィンのような焼き菓子を作ることを考えているそうです。 新商品が並ぶ日も近いかもしれません! --
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