スカイベリージャムを輸出したい!泣き虫母ちゃん奮闘記〜スカイベリーを世界苺に〜
「スカイベリーのぜいたくジャム」を紹介します

スカイベリーのぜいたくイチゴジャム
ジャム談義 甘い派と甘酸っぱい派、つぶつぶ派とトロトロ派
ジャムのおいしさを考えている中で、私は会うひとにいちごジャムについて聞くようにしていました。
周囲に聞いていくと、某きのこ・たけのこ論争ではありませんが、ジャムにも派閥があることがわかりました。
「ジャムであるからにはしっかり甘くないと!」という甘い派、
「砂糖の味しかしないなんてつまらない!果物の酸味がないと!」の甘酸っぱい派。
そして、
「パンに塗りやすいペースト状がいい」、トロトロ派、
「食べ応えがあったほうがいい」、つぶつぶ派。
ざっくりというと、2×2の4派閥。
これを読んでくださっているあなたのお好みは、どんなジャムでしょうか。
ぜひ、聞いてみたいです。
最初に作った「いちごを感じるいちごジャム」は、つぶつぶ甘酸っぱい派におすすめしています。

砂糖は少なければ少ない方が美味しい?
そんな誤解をして、砂糖をイチゴの重さの15%まで少なくして作ったことがあります。
作りたては、これも美味しいと思いました。
でも、日持ちしないばかりか、冷蔵庫保存してから食べると酸っぱさが際立ちます。
そして
「ジャムはシッカリ甘くないと、美味しくないよ」
…そうはっきり言ってくれた方がいて、目が覚めました。
今度はシッカリ甘いジャムを作ろう、と、その場で食べなければ痛んでしまうほどの完熟とちおとめだけを使って、甘いジャムを作りました。
同じとちおとめのいちごジャムなのに、何種類も作って、可笑しいですね。
でも二つ並べて販売しました。
対面販売の際は、試食を用意して、食べ比べていただきました。
そうすると、みなさんのお好み、分かれるんですよね。
意外な人が背中を押してくれた
当農園も、スカイベリーの栽培が始まりました。
スカイベリーは高級品、甘味が強く酸味が少ないと聞いていたので、ジャムにすることは考えていませんでした。
何も言わずにいたところ、ふと義母がひとこと。
「ジャム、作らないの?」
考えていない、と言うと、
「製造費は出すから、販売用ではなく、私用にいくつか作ってくれない?」
このときの、驚きとも喜びともつかない胸の内の暖かな感情に、私はまだ名前をつけられません。
それまで私は、イチゴの加工に取り組むことを反対されていると思っていました。
認めてくれているのか、と思ったら、スカイベリーでもジャムを考えてみよう、と言う気持ちになりました。
義母用に作ったジャムを手渡して、スカイベリーでもジャムを作ってみようと思うんです、と言うと、
「やってみたら、いいんじゃない?」
とても軽く、そう言ってくれました。
スカイベリーの味を生かして、ジャムはシッカリ甘い派に向けて作ろう。
スカイベリーで作った「スカイベリーのぜいたくジャム」は甘い派の皆さんにおすすめします。
