ワイン発祥の地・アゼルバイジャンの古都を日本の桜で満開にしたい!
グラデーションが美しすぎる!! カスピ海の夕暮れ

アゼルバイジャンといえばカスピ海!!
バクー中心地から歩いて10分、旧市街からならほぼ真ん前にカスピ海が広がっています。
カスピ海沿いに長く公園が続いていて、2日目朝早起きをしてこの公園をランニングしたことは最高の思い出です。
穏やかで美しいカスピ海、日本ではカスピ海ヨーグルトでその名は有名ですが、ここでは全くヨーグルト感ありません(笑)。

カスピ海沿いの公園にあるメリーゴーランド。
まるでおとぎ話に出てくるような美しい作り。日本のものとは随分芸術性が違いますww
バクーの街を歩いてみると、公園のような広い場所でメリーゴーランドを見かけることが何度かありました。
そこに小さな子供たちがおばあちゃん、おじいちゃんらしき人と楽しんでいることが多く、アゼルの子供達にとってメリーゴーランドはじいじ・ばあばとの思い出の遊具なのです。

バクーの街が一望できるフレームタワー前の展望公園までタクシーで。
アゼルバイジャンの国会議事堂もここにありました。

トルコほど多くはないのですが、所々でモスクを見かけます。
夕暮れ時、穏やかなコーランの流れがとても心地よく異国情緒に心が満たされます。

展望公園には殉教者の小道という墓地があります。
ここには1990年1月20日、ソ連のバクー侵攻やアルメニアとのナゴルノ・カラバフ紛争でなくなった方達の慰霊碑が並んでいます。
黒い石に犠牲になった方の顔が彫られているのですが、とても若くして命を落とされた方も多く改めて平和について考えさせられる場所でした。

殉教者の小道を進むとカスピ海を望む広場にドーム型の慰霊塔があり、永遠の火がバクーの強い風にも消えることなく力強く燃え続けていました。

私たちがここを訪れたのはちょうど夕方17時ごろ。
暮れかかる空とバクーの街、そしてカスピ海のなんとも美しいグラデーションが感動的でした。
近未来風のクールな高層ビルと数百年前からある歴史的建物との調和が魅力のバクーの街並み、そしてどこまでも続くカスピ海、この景色にいつか桜が加わるかもしれない。
そう思うとさらにワクワクしてきます。

バクーのシンボルといえばフレームタワー。
ペンギンのようなこの不思議な形は、『火』をイメージしています。
天然ガスが豊富なアゼルバイジャンは、『火の国』という意味があり火を拝むゾロアスター教発祥の国。
夜になると、この3つの建物に様々な映像が映し出され楽しむことができます。
この日はまだ少し時間が時早く、残念ながらその様子は見ることができませんでしたが、夕暮れが写るづレームタワーも独特の色合いが美しく、まさに自然と人工の融合する美しさを見るようでした。