本の美術展をイメージした新ジャンルの『企画本屋』を開催したい!

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長い長い作文 第5話「次に渡す、という精神」

作文の前に・・・目標金額達成!!

昨日2月22日猫の日に、目標金額の10万円を達成しました! ありがとうございます・・・!! 協力してくださった皆さま、ご支援くださった皆さま、応援メッセージをくださった皆さま・・・。 皆さまが居てくれたから、行動してくれたから、達成することができました。 精いっぱいの感謝の気持ちを込めて、返礼品をお届けします。(4月にお届け予定です。) 3月4日までは支援可能ですので、「支援しようと思ってたけどまだしてない・・・!」という方、焦らず返礼品をお選びください^^ (ただし、数量限定品は先着順です。) 支援者さまのお気持ち一つひとつ大事に抱えて、イベント当日に向けまい進して参ります!

長い長い作文 第5話「次に渡す、という精神」

ああ、もしかしたら。と私は思う。 もしかしたら、大学生の頃に見たあの映画が影響しているのかもしれない。 『ペイ・フォワード』。
中学一年生の男の子が主人公で、ある日、社会の授業でこんな課題が出される。 『世界を変えるにはどうしたらいいと思う?』 男の子は考え、一つの答えにたどり着いた。 「誰かに助けてもらったら、助けてくれた相手に恩返しするんじゃなくて、また別の三人を助けるんだ。 その三人が、また別の三人を助ける。延々と繋がっていけば、世界は変えられる。」 これがペイ・フォワード(Pay it forward)だ。 私は忘れっぽくて、映画は好きでよく見るがすぐ忘れてしまう。 この作品は忘れなかった。忘れられなかった。 私の一部になっていたのだろう。 その後、③一人でやらない、④リーズナブル、⑤続けられる、を追加した。
『一人でやらない』も私の目標のようなものだった。 私は人に頼ることが苦手だった。 でも、一人でできることは限られている。 自分の周りの人たちを思い浮かべたとき、それぞれが才能や特技を持っていて、一緒に何かできたら可能性の幅が広がるし楽しそうだと思った。 できないことがあってもいいのだ。できる人に任せればいい。 餅は餅屋、である。 『リーズナブル』であることは、②優しいのために必要なことだった。 居場所であるためには、お金を気にせず落ち着いて滞在できることが大切だと思った。 私自身、色んなカフェやコワーキングスペースを利用してきた中で感じたことだ。 また、お金が無くてもお店はできるということを証明するために、材料や備品はなるべく安価な物を探した。
hontenを思い付く前、自分の店を持つならこんなお店、と想像して書いたもの。『お金を気にせず、安心して滞在できる』ことは、いつも金銭的に余裕の無かった私にとって重要なことだった。
自分自身の頭で考えていたのはここまでで、『⑤続けられる』はさやちゃんの意見から追加した。 当初、ポイントカードが満点の場合は入場料を500円から200円にする、と私は考えていた。 「安すぎませんか!?」 と彼女につっこまれた。 「利益が目的でないことは分かっているのですが、運営し続けられるように考えることも大事かなと思って・・・。」 最もな意見だった。 私は、お客さんの負担を減らすことばかりを考えていて、運営資金というのが頭から抜けていた。
一緒に京都旅行へ行った時の写真。
彼女は私の抜けている部分をいつも補ってくれる。 いいコンビかもしれないぞ。 私は予感した。 こうして、honten五か条のようなものができあがった。 私は何も持っていなかったが、そんな私にも唯一持てるものがある。 それは勇気なんだと、ある映画が私に教えてくれた。

「長い長い作文」とは?

クラウドファンディングのプロジェクトページ作成にあたり、今までを振り返って私・三浦が書いた作文。 原稿用紙20枚分に及ぶ。 プロジェクトページに書き切れなかったhontenへの想いをお伝えするため、少しずつ活動報告にアップしていきます。
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