本の美術展をイメージした新ジャンルの『企画本屋』を開催したい!
長い長い作文 第6話「私が唯一持てるもの」
作文の前に・・・残り6日でクラファン終了!

いつも活動報告を読んでくださる皆さま、ありがとうございます。
早いもので、クラウドファンディング期間終了まで、今日含め残り6日間となりました!
活動報告に書きたいことがまだまだあって、毎日投稿になる可能性大です(>< ;)
(投稿は1日1回だけですが、通知がうっとうしかったら、ごめんなさい。)
残り6日間、私たちは最後まで一生懸命歩み続けます。
ご支援・SNSシェア・応援メッセージなど、あなたも一緒に一歩を踏み出してもらえたら、とても心強いです。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
長い長い作文 第6話「私が唯一持てるもの」
私は何も持っていなかったが、そんな私にも唯一持てるものがある。
それは勇気なんだと、ある映画が私に教えてくれた。
ならシネマテークで見た『マイ・ブックショップ』だ。
ならシネマテークは、なら国際映画祭という団体が開催する移動映画館活動だ。
過去にクラウドファンディングで運営資金を集めており、『映画館の無い町に映画を届けたい』という想いに賛同し、私は少額ながら支援していた。
慌ただしい日々の中で、そのことをすっかり忘れた頃だった。
返礼品が届いたのだ。
その中に上映会の案内が入っており、映画のタイトルを見た瞬間、『運命だ! 行かねばならない!』と私は直感した。
返礼品に入っていた上映会案内。これを見た瞬間『絶対に行かねばならない』と直感した。
『マイ・ブックショップ』。(※以下、ネタバレ含みます。)
ある田舎町で、亡き夫との夢だった本屋を開業する女性が主人公だ。
始めは順調だったが、店の物件を巡り町の権力者に様々な意地悪をされる。
それでも彼女は「怖くないわ」と言う。
愚痴を吐くことも無ければ、やり返すこともない。
ところが、信用していた町の住人たちからも裏切りに遭い、唯一の理解者も不幸に見舞われてしまう。
ついに彼女は店を手放し、町を出て行く。
彼女の夢は絶たれたのか?
いいや、叶ったのだ。
なぜなら、彼女の元で働いていた本嫌いだった子どもが、大人になり本屋を開いたから。

彼女が勇気を以て為したことは、決して無駄ではなかった。
彼女の夢と勇気は、次の世代へ受け渡されていたのだ。
そして私にも。
初めてのイベント主催、初めての自分のお店、初めてのクラウドファンディング。
何もかもが初めてで、正直に打ち明けてしまえば、楽しさに負けないくらい不安も感じている。
そんな私に、『マイ・ブックショップ』は教えてくれた。
何も持っていなくても、勇気を持つことはできる。と。
それこそが一番大切な芯なのだ。と。
次回、最終回。
「長い長い作文」とは?
クラウドファンディングのプロジェクトページ作成にあたり、今までを振り返って私・三浦が書いた作文。
原稿用紙20枚分に及ぶ。
プロジェクトページに書き切れなかったhontenへの想いをお伝えするため、少しずつ活動報告にアップしていきます。