丹羽 薫 もう一度世界最高峰のウルトラトレイルレースUTMBの表彰台に挑戦
FKTやめるべきか悩んでいます
みなさま、こんなコロナ騒動で大変なご時世にもかかわらず、クラウドファンディングへのご支援本当に本当にありがとうございます。
そして暖かいメッセージの数々。私の頑張ってる姿に元気をもらうとか、勇気をもらったとか言ってくださって本当にうれしいです。
その言葉を胸に、5月の滋賀県を県境の山々をつないでぐるっと一周する420kmのFKTチャレンジに向けて、試走とトレーニングを重ねています。
イベントとして5名の選手が集まってFKTをするというのはコロナの影響もあって中止になりました。
しかしFKTとは本来個人がタイムアタックをするものなので、一人でやっても構わないわけです。
なのでそれをやって、みなさんにSNSなどで1週間も毎日ほとんど寝ずに走り続けてる私の姿を見て、応援してもらって、一緒に苦しみやそれを乗り越える感動などを共有しあえたら、ひょっとしたら少しでも疲弊した皆さんの心を楽しませることが出来るんじゃないかと考えて、一人でも420kmタイムアタックしてみようと考えていました。
しかし、世の中そんなもんじゃないよというアドバイスもいろいろいただきました。特に非常事態宣言が出ている地域の方や、商売をされていて大変な苦労をされている方々からしたら、自分たちが我慢してるのに、なんで今そんなことしてるんだよと言われてもおかしくないと。確かにその通りです。自分が良かれと思ってやることでも、それを受け取る側は人それぞれで千差万別です。
私を応援してくださっている方々は、やっちゃいなよ、頑張ってる姿が見たいよと言ってくださると思います。
でも世の中にはそう思う人ばかりではないということも理解できます。特にストレス状況下にある人は、他人に対し厳しくもなります。
いくらただ人気のない山の中を一人でただ走ってるだけ、寝るのも主人が運転するキャンピングカーで仮眠をとるだけで、シャワーもそこで浴びるし、人には接触しないから感染リスクもないし大丈夫でしょって思っても、それでも自粛すべきという意見もあるでしょう。
私にとっては今年のGWは他のメジャーレースが中止になっていて、最高のタイミングです。来年メジャーレースに出るならおそらく難しいでしょう。
それにGWといえど、こんなにサポートしてくれる主人や友人が長期間休めるのは今年だからです。
そう考えると、どうしても今年やっておきたい気持ちがあるのと、こんな時だからこそ、みんなに一種のエンターテイメントとして楽しんでもらえるチャレンジをしたいという気持ちが半分。そして今の状況を考えるとやめた方がいいのかという気持ちが半分で揺れ動いています。
しかしこの挑戦を楽しみにしてくれている周囲のためにも簡単にあきらめるのもしたくない。
非常に悩ましいですが、世の中にはもっと生活のかかった悩みを抱えてる方たちも多くいるわけで、私の悩みなんてちっぽけなものかもしれません。。。
とか悩んでいる間にも、たくさんご支援をいただき間もなく目標金額達成!プロジェクト成立です!
みなさん、本当にありがとうございます。
悩みは吹き飛びませんが、応援してくださる皆さんの気持ちにこたえるためにも、腐らずしっかり考えて行動したいと思います。

滋賀の山は奥深くて神秘的