しゃべって、覚えて、思い出すカードゲーム『WAになって語ろう』をリメイクしたい！

ようがくじ「不二の会」WAになって語ろうリメイクプロジェクト、起案者の向井です。 今回は、お坊さん向けのお話。 「なぜ、お寺や仏教をテーマにしたボードゲームを、お坊さんが作るのか」というお話です。 こういった理由を見つけてわたしはお寺ボードゲームを作っていますし、お坊さん仲間にもご一緒していただきたいと思うのです。

手前味噌ですが、お坊さんにとって、ボードゲーム・カードゲームという手段はとてもいいと考えています。 目次 ◆「遊びという見た目が胸を開かせる」 ◆「お土産になる」 ◆「お坊さんがそこにいなくても、代わりにコミュニケーションをする」 ◆「遊んだ人が、なにかをやってくれる、考えてくれる」

ブラウザゲームやスマホゲーム、友人と外出する、余暇を過ごす、子どもと一緒に運動するなど、「遊ぶ」ということを人はいたします。 遊ぶ時、人間の気持ちはどのようになっているでしょうか。 （（よーし、遊ぶぞー！楽しむぞー！ワクワク。）） ・・・わざわざ暗い気持ちで、ハワイへの海外旅行の予約をする・・・そんな方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。 では、仏教やお坊さんの話を聞くときに、（（よーし、楽しむぞー！ワクワク。））といったお心持ちでいる方がどれだけいらっしゃいるのか。 もちろん、聞く側で もともと好きだとか、話す側からいわせれば真面目に神妙に聞き入ってほしい、という意見も分かるのですが・・・。 わたしは、前のめりになって、仏教やお寺のことを、すっと受け入れようとしてくれる機会を作りたいと思っていたのです。 いろいろと試しているうちに気づきました。そのひとつとは、遊びであろうと。 お寺でも楽しい思い出をつくってほしい、とお寺ゲーム部を開催していきました。子供会の見た目を変えたにすぎません。実際は、大人も、子どもと親御さんも、みなさんいらして楽しんでいます。 楽しみという点においても、お寺でのヨガや、地元産の茶菓子を用意した坐禅会などもしています。

寺ヨガは毎月2回。坐禅会もお寺ゲーム部も、月1回が限度。 続けることの意味があると思いながらも、ひとりでは限界があると感じました。 どうすればいいか。 また、このとき同時に「お土産になる」なにかをつくりたい、と思っていました。 いいアイデアはないかと調べていたときに、キリスト教のカードゲームと出会うのでした。 これはいいと。「お坊さんがそこにいなくても、代わりにコミュニケーションをする」アイテムで、しかも「お土産になる」。 ルールやテーマに内容を落とし込んでおけば、ゲームがわたしの代わりに話し始めます。そして、このゲームを買った人が「いやー、こんなゲーム買ったんだけどさ」と紹介がてら、布教してくれることになります。 そんな光景を思い浮かべたのでした。

説教、説法。とても大事です。 お通夜お葬式、法事など、お坊さんは読経のあとにお話をするものです。 陽岳寺も、お経をお読みするだけではなく、お話中心にて年回忌法要やお盆参りを行なっています。 それを受けて、聞いている人はこう思います。 「いい話だったな（部屋を出たら忘れる）」 どれだけお話をしたとしても、お話というのは素通りしていくものです。 人間の身体とはザルのようなものなので、網目をとおして抜けていく。が、むしろ抜けていくのだからこそ、自身の内外を仏教に浸すことできるではないか・・・とは古人の談ですが。 そこから一歩すすんで思いました。 聞いた人が、触れた人が、実際に「なにかをやってくれる、考えてくれる」ところまで案内できないかと。 その点ボードゲームは、ルールがあります。しっかりと読み込んで、こうやるのかな・・・と考え、記憶する。遊んだあとに感想を言えるほど、余韻にひたることができる。くりかえし遊ぶことができるので、反復性がある。 しっかりと思いや教えを落とし込むことができれば、お寺ボードゲームは素晴らしいものになると確信したのでした。

仏教の教えではなく、お坊さんがお寺に関わる方とお話するなかで思ったことがベースになっております『WAになって語ろう』。 かえって、仏教くささもなく、全宗派対応も可能となりました。 「わざわざ話さないようなこと」をお話して、のちのち語れるように、思い出せるように記憶することを勧めるゲームです。 ご家族で、ご友人と、グループのアイスブレイクに。人柄が垣間見れる雑談を、ちゃんと聞くことになります。 先行予約販売ということで、現在プロジェクト開催に向けて準備中です！ 最新情報をお届けします。 上記リンク先にいき、ログインしたのち、【フォローする】ボタンをポチッとお願いいたします。合掌