【愛猫と一緒に社会貢献】害獣として捕獲された鹿の革で「猫じゃらし」を作りたい!
【バックスキン・スエード・ヌバック・ベロア何が違うの?】
今回は、画像がございません。
用意しようとしたのですが、弊社の技術では画像として違いを表現できませんでしたm(__)m
画像で見て、違いが分からないぐらいに、見た目が似ているという事です。
いずれも革の銀面が無く、少し起毛していて柔らかそうな革なので、どれがどうなのか分りにくいです。
共通点は、全て表面が起毛した革(起毛革)だという事です。
今回の企画で使用する革は、結論から申しますと『バックスキン』に分類されます。
ですが、非常に紛らわしいので、弊社では、革を供給してくださるタツノラボ様に倣い、『鹿革:ディアスキン』として、表記しています。
どの様に紛らわしいのかについて、以下説明してまいります。
バックスキンは英語で buck skin buck:オスの鹿の事です。 back:後ろの事ではありません。(ここがまず紛らわしい)
バックスキンは、起毛革の一種で、鹿の革 を使用している物のみを、バックスキンと呼びます。
元々は、オスの鹿革だけを指していたようですが、現在は鹿革全般をバックスキンと呼んでいるようです。
殆どが銀面部分を削って(サンドペーパーで削る)、表面を起毛させた状態で使用しますが、革ジャンなどは銀面を削らず使用している物もあります。
『ヌバック』は、バックスキンに似せて作られた革の事で、人工皮革でもヌバック調として表記されますし、牛や馬、羊などの革で、銀面を削り表面を起毛させた革を、ヌバックと言います。
鹿革のヌバックという表現をすると、矛盾した表現となります。鴈(ガン)でつくった『ガンモドキ』のような感じでしょうか(=^・^=)
『スエード』と『ベロア』がヌバック、バックスキンと違うところは、表面を深く削り落としている点です。
銀面を完全に取り、皮でいう皮下組織の部分を起毛させた状態です。
銀面部分にキズの多い革を加工する際に用いられることが多いようです。
『スエード』子牛、子ヤギ、ヒツジ、ブタ等小型の動物を使った革を指します。
『ベロア』は、成牛 大きく育った牛の革を使いますので、スエードに比べると、鞣し方にもよりますが、腰のある革が多いです。
以上、簡単に説明いたしましたが、実は日本の家庭用品品質表示法に、明確な規定はありません。
その事もあり、製品の表示や広告などは非常にあいまいで、紛らわしいのです。
以上の理由から、弊社では『鹿革:ディアスキン』として扱い、そのように表記してまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。