ガンなど苦しみの中にも“笑顔”と”癒し“ を〜ウィッグ＆個室美容室の立ち上げ〜

pentasは、病気やケガが原因で髪に悩みを抱えている18歳以下の子供達にウィッグを無償でプレゼントしているNPO法人、JHDACに加入します。 JHDACの活動内容や理念について、ご紹介します。

【髪を失った子供達に笑顔を】

JHDAC（Japan Hair Donation & Charity）は、私と同じく、美容師の方が立ち上げたNPO法人です。一般の方や賛同美容室を通して全国から髪の毛を集め、寄付された毛髪で作られたウィッグを、病気やケガのために髪を失った18歳までの子供達にプレゼントしています。 Pentasではできるだけ価格を抑えて提供していますが、一般的に医療用ウィッグは決して安いものではありません。病気やケガの治療費がかかっている状態では家計の負担にもなりますし、小さいお子さんならば、成長に合わせてウィッグを買い換えなくてはいけません。 それでも、悩みを抱えた子供達に笑顔を取り戻してほしいという想いから、子供用ウィッグを無償で提供することにしたのです。ウィッグのおかげで「堂々と外に出られるようになった」「また笑えるようになった」という声がたくさん届いているそうです。

【世界にひとつだけのウィッグ】

JHDACで提供する「OneWig」は、世界にひとつだけのフルオーダーウィッグです。提供者の方々から寄付された髪100％で作られています。1体のOnewigには、約20～30名分の髪が必要です。 提供を受ける子供達の頭のサイズをしっかり測り、頭にぴったり合ったウィッグを作ります。髪を失ってから行ったことなかった美容院に行き、ウィッグを好みの髪型にカットしてもらうと、子供達の表情が輝き始めるといいます。自宅や入院中の病院まで美容師さんが出張して、採寸やカットをすることも可能です。 そこには、どんな状況にある子供達も少しでも笑顔になってほしいという願いが込められています。それは、闘病中の人達の心に少しでも喜びや潤いを提供したいというPentasの理念にも通じるものです。

【髪を失った人にも美容室のサービスを】

美容室というのは、基本的に髪の毛がある人が対象のサービスです。でも、JHDAC創設者で美容師でもある渡辺さんは、「髪の毛がなければ別のサービスをすればいい」と言っています。 本当にその通りだと思います。私も、たとえ自分の髪を失った方でも、医療用ウィッグでおしゃれを存分に楽しんでほしいと思っていますし、そのためのお手伝いをしたいと思っています。

【寄付の心が笑顔をつくります】

もしこの記事を読んで、「自分も髪の毛を寄付したい」と思ってくださった方は、郵送で寄付をすることができます。(私どもはまだ美容室が立ち上がっていませんが、もしすぐ寄付したい方はこちらの”カットした髪の郵送先”まで。)長さが31cm以上あれば、白髪やヘアカラーをしている髪でも問題ありません。 JHDACの活動は、皆様からの寄付の心で成り立っています。ひとりでも多くの髪に悩みを抱える人の心がおだやかになるよう、願ってやみません。

【ガンなど苦しみの中にも“笑顔”と”癒し“ を〜ウィッグ＆個室美容室の立ち上げ〜】 ▽ 元記事：ペンタスBLOG