~セルビアンナイト~ 食べてセルビアを知ろう!旅の報告会

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宮城県での農業支援ボランティアとセルビアのアイバル

10月30日の夜から11月1日にかけて、宮城県の亘理郡山元町に行ってきました。 今回の作業は、1日目が埼玉県から移住し山元町で新規就農した「ないとうファーム」での農業支援。2日目が青巣稲荷神社で震災後初めて執り行われる例大祭の運営ボランティアでした。
山元町到着後、廃校となった中浜小学校を見学。 校舎右上の青い札が津波の到達地点。 児童と職員、保護者、町職員、地区民合わせて90名屋上で津波の直撃を回避したそうです。 山元町の人口は9月現在で12,646人。震災による死者636人、行方不明者0人。2010年の統計では16,711人なので4,000人ほどの人口が流出しています。
震災遺構でいつも感じる水の恐ろしさ。 そして、離れて生活している私たちこそ、忘れてはいけないのだと感じます。
作業場所の「ないとうファーム」に移動し、作業開始。 まず、肥料を撒き、畝をつくる作業と併行しながら、タネとなるニンニクを1片1片に割り、植え付けに適さない未熟な部分や、痛んだ部分を選別。
午後いちばんにマルチの張りかたの指導を受け、マルチが1本張れたところで、ニンニクの植え付け。時間の経過とともに能率が上がってくるので、止めたくなくなるのがボランティアの性。
立ち去り難く、作業を終了しました。
すると、なんとなんと! 今回のボランティア作業のお礼としてパプリカを大量にいただきました。 しかも、山分けの際に、料理家ということで多めに! ニンニクの植え付け作業では、タネに適さない未熟な片や、皮の内部が複数に別れている片を譲っていただきました。料理するには何の遜色もありません。 ということは、これで、飛行機の重量制限のため、泣く泣くセルビアから買わずに帰ってきたアイバルがつくれるではないですか!!!
アイバルは、セルビアやその周辺国の料理には欠かせないペーストで、日本でいえば味噌といったところでしょうか? イタリアのトマトソースやバジルソースも近いかな。
ジュベチという土鍋料理の味付けによく使われるのですが、まずはミートボールに添えてみました。 うーーーん、セルビアを思いだす味! セルビアンナイトでもご賞味いただきますので、お楽しみに。
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