【未来への贈り物】My bottle 美~chura~|大人のタイムカプセル
泡盛のルーツたどってみた(*≧∀≦*)

「泡盛」という名には理由がある。
泡盛という名称の由来
名前の由来には諸説ありますが、主なものは以下の3つです。
①昔は栗を原料にして作っていたからという説
②もろみが発酵する際、泡がぶつぶつと盛り上がる様子からという説
③昔はアルコール度数を計るのに、酒を上からこぼし、その泡立ち具合をもとに判断していたからという説
いずれにしても、それまで沖縄で「サキ(酒)」と呼ばれていたのを「泡盛」と呼び出したのは、1671年に琉球から徳川家へ薩摩を通して献上される品の目録に「泡盛」という名称が登場していることから、薩摩の商人だろうと言われています。

泡を盛る図(『南島雑話』より)
昔は交易船が世界に情報を運んだ
泡盛の伝来
琉球と東アジア諸国の交易が盛んであった14世紀ごろ、シャム(現在のタイ)から蒸留酒とその製造技術が伝わり、1470年ごろには琉球コクでの泡盛の生産が始まったと言われています。現にタイには、泡盛に似た感じの「ラオロン」という酒があり、その説のひとつの裏付けとなっています。

泡盛のルーツとなったタイの焼酎(参考: http://www.bazarasu.jp/c_thai_land/c_tansiki/index.html)
焼酎は熟成しないのに、なぜ泡盛は熟成するのか
泡盛の特性
泡盛はタイ米、黒麹菌、酵母、水だけを原料とし、単式蒸留機で蒸留した100%天然のお酒です。焼酎と同じ蒸留酒の仲間ですが、両者の違いは麹をつくる際、泡盛が黒麹菌を用いるのに対して焼酎が白麹菌を用いること、また泡盛が全麹仕込みですが、焼酎は醪(モロミ)に麦や甘露などを加える二次仕込みを行う点です。この結果、焼酎のもろみは成分が少なくなるためほとんど熟成しないのに対して、泡盛はもろみの成分が多いので熟成し、酒質が向上します。

今日は、泡盛のルーツをご紹介しました☺️
店内にはいくつか泡盛の資料が展示されているので、来訪の際には見てみてくださいね❗️
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