空間をデザインするお香立て| SPACE.

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#3. 色々なお香に使えるように

こんにちは、プロダクトデザイナーのカルデイラです。 第3回は、色々な太さのお香に使えるよう工夫したポイントについてお話しします。

お香の調査

第2回でもお話ししたように、世の中には色々な太さのお香があるため、まずそれらのお香の太さを調査しました。
ノギスという、太さや厚みを正確にはかることができる定規を使います。
スティック状のお線香タイプ(左から8本)は、直径1.5mm〜2.6mm 竹の持ち手のインド香タイプ(右から5本)は、直径1.3mm〜2mm 一番右のなが〜いお香はAPOTHEKEさんのもので、この竹の持ち手はどれもサイズが安定しているのですが、その他のインド香に関しては手作り感(?)が強く、同じブランドの中でも太さに個体差がありました。

さまざまなサイズのお香に合わせるために

そこで考えたのが、2段構造の穴です。 下の段を細めの穴、上の段を太めの穴にすることで、細いお香にも太いお香にもフィットするようにしました。
穴の断面図
ちなみに2段構造の穴サイズの組み合わせは、色々なサイズの穴を開けたモックアップを作って検証しました。
地味〜な作業ですが、この地味〜なリサーチ(土台作り)をちゃんとすることが、いい商品作りにつながると思っています!

次回予告

次回は外観の「デザインプロセス」についてお話ししたいと思います。 ぜひフォローしてお待ちください^^
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