着物に!洋服に!洗える「細畝コーデュロイ羽織」を商品化したい!
●見えないところの秘密
着ても脱いでもオシャレな服
医療系ドラマで主人公が「バサァっ!」って白衣を羽織るシーン。かっこいいですよね。
スーツの似合うイケオジが、同じようにジャケットを力強く羽織ったり、あるいは仕事を終えてネクタイを指でクイッて緩めるシーンにも、なんとも言えない憧れやかっこよさがあります。
和服界では、落語家の師匠が高座に上がって「これから本題」って時にするっと羽織を脱ぐシーンが印象的かもしれません。

東京駅でかっこよく羽織ってみました
そう、衣服は着ているときだけじゃなく脱ぎ着の瞬間も、オシャレに、かっこよく見せることができるんです。
じゃあ、そのかっこよさはどこから来るの?
それは「着やすさ」です。
着やすさを求めたウラ技
山椒庵の細畝コーデュロイ羽織は、裏に「肩すべり」をつけてあります。
滑りがよく、軽くてやわらかい良質なキュプラ生地です。

肩すべり

肩から胸にかけて1枚の生地になっています
生地同士の滑りが悪いコーデュロイ生地でも、この一工夫があることで劇的に着やすくなります。
また、着てる最中の滑りもよくなるので、和装にとって重要な「背中心」がずれていく事も少ないですし、何よりアウターとして最重要な「落ち感」をしっかりキープします。
着たら見えないウラ側ですが、そこに仕込んだ技が衣服としての性能を引き上げるのです。

お太鼓結びでも安心の着姿
ウラ技のウラ技
もう一つ、肩滑りの活用法があるんです。
肩滑りは完全に縫い止まっていないので、下のほうはペラペラと空いています。

ペラペラです
つまり……

肩滑りをめくって、針を通して…

こんなふうに、羽織に缶バッジやワッペンをつけることも!
肩滑りのある位置なら針や糸が裏に出てこないので、羽織の下の衣服を傷つけたりすることなく「盛る」事ができるのです。もちろん、脱いだ時に針や糸が見えることもありません。
さいごに
たった1枚のこの布切れが、実はとんでもない力を秘めていたなんて…!
その力を秘めた「コーデュロイ羽織」お試しください!
4回目のキーワード「100」
そんなのありかよ!?
な、キーワード。まさかの数字3ケタ。
でも、和文化に詳しい人は「あの言葉かな…?」とピンときているハズ。