写真家ハービー・山口氏とコラボした、プレミアム限定カメラバッグ
もっとも革らしい活きた素材、ホースレザーハイド
こんにちはDOUBLE O DESIGNBOOKです!
今回は、フォトグラファーズバッグ使用されているホースレザーハイドについて。
なぜこの素材を選んだかというと、デザインのメインディテールであるレザー巾着部分作るためでした。一本の手紐で締め上げるというのは、レザーがしなやかでなければなり立たないんです。2本の手紐でできているレザー巾着バッグはよく目にすると思います。ですが、それが一本なおかつレザー製でというのは少ないと思います。
フォトグラファーズバッグはボディーが大きなパーツになり、ベルトも長い用尺として裁断しなければなりませんので総合的に考え、大人の馬ホースレザーハイドを選んだという理由がありました。※ハイドは成牛、成馬などの大人という意味として使われる
ちなみに、ボディーやベルトの表革などには、ソフトタイプのホースレザーハイド、
ベルトの裏革には、ハリコシがあるフルベジタブルタンニンースレザーハイドを使用しています。

ホースレザーハイドの特徴
プロジェクトにはホースレザーハイドのことを下記のように書かせていただいています。
ホースハイドレザーのデメリット。購入前にご理解いただきたい素材特性
「ホースハイドレザー」は成馬革のことを表します。馬は運動量が他の動物より多いため、生涯の様々な生きた証が肌に残されます。血管筋、引っ掻き傷、治り傷、虫食い傷、病気痕など、内容は様々。
フォトグラファーズバッグは、品質として相応しくない箇所は避けて裁断していますが、天然の風合いとして、生きた証は入れたままにしています。今回、ご支援いただく際には、素材の特性をご理解の上、お求めください。
言い方次第なのですが、ホースハイドレザーのデメリットはホースハイドレザーの特性とご理解いただきたいと思います。傷は、かつては生きていたという証なんですね。そんな風合いをできるだけフォトグラファーズバッグには閉じ込めて作りたいと思っていました。




ホースレザーハイドにも色々な素材がありますが、今回のレザーはこのようなことを意識しました。
◯表面加工なし-肌のキメを感じられます
◯素上げ染料仕上げ-活き活きした質感
◯トップコートなし-通常仕上げに表面を薄膜にてコーティングし小傷を隠す
革のコンセプトは、ありのままの美しさです。使っていくうちに、銀面と言われる革肌は磨かれて艶が増していきます。革の繊維はほぐれて柔らかく身になじむ様になります。
カメラバッグという機能がある以上は道具として使うのですが、革靴やレザージャケットと同様に使ったらケアをして、しっかりと休ませながら大切に使ってあげることが、長持ちと良いエイジングをしてくれるコツかと思います。
先日、早割分の革の検品をしてきました
画像では伝わりきらないと思いますが、質感とても良い感じです。これであれば良いフォトグラファーズバッグが作れそうです!!
ここで見られる馬の革は半裁と言われる大きさ。馬って牛と違って細長いんです。大きさは牛より少し小さめです。







最後まで見ていただきありがとうございます。
引き続き、”写真家ハービー・山口氏とコラボした、プレミアム限定カメラバッグ”フォトグラファーズバッグをよろしくお願いいたします!