ブルガリアのピリン山岳100マイルレースで優勝を狙い、その映像制作を行いたい!

ブルガリアのピリン山岳100マイルレースで優勝を狙い、その映像制作を行いたい!

テレビのお知らせとトレーニング報告

明日28日の20時より、NHKのグレートレースが放送されます。予告をみると、男性陣のトップ争いがメインだと思いますが、おそらく私も写っているはず(そう言われたからきっと)なので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!!
photo by Ranyo Tanaka
皆様のおかげで、クラウドファンディング目標金額の80%を越えました。予想以上に早いペースでお力をいただけているので、レースに向けて、より一層トレーニングに力が入っております! 山岳パートに強くなるために、昨日まで友人と一緒に南アルプスの聖岳や、八ヶ岳の赤岳などに行ってきました。
今回挑戦するピリン・ウルトラの最高高度は、2665mと準高所にあたります。標高が上がるとパフォーマンスが落ちること聞いたことがあると思いますが、どのくらい下がるか検討つきますか? 室内で運動できる自転車エルゴメーターを使った実験ですが、標高0mと標高2500mの身体の反応の違いを調べた研究があります。持久的な能力値を示す最大酸素摂取量というデータからみると、標高0mに対して標高2500mの最大酸素摂取量は約86%まで下がると言われています。 簡単に言ってしまうと、2500mでは14%ほどの持久能力が落ちてしまうのです。この低下を最小限にするために高所でのトレーニングや、人工的な低酸素室でのトレーニングが重要となってきます。
パフォーマンスが落ちるだけでなく、低酸素状態を長く続けると急性高山病と呼ばれる症状が出てきます。急性高山病は、新しい高度に到達した時に起こる症状であり、頭痛や消化器症状(食欲不振、嘔気、嘔吐)、倦怠感または虚脱感、めまいまたはもうろう感、睡眠障害などが起きると言われています。また、一気に標高2500mまで高度を上げた場合、4分の1の人が症状が強く出ると言われています。 症状を悪化させないためにも、身体の状態を自分で理解できておく必要があります。一つの指標が血中の酸素飽和度をチェックすることです。80%前半まで落ちると、パフォーマンスの低下や高山病の症状が出る可能性が高いので、速度を落としたり、水を飲んだりと対処が必要となってきます。
長い距離を走れるようになるトレーニングとして、1日だけでなく、連日長時間運動をすることが100マイルを走る人のスタンダードな方法です。私も強化期には特に多く取り入れていますが、やはり二日目は身体が動きづらいので、やめようかなと思ってしまいます。しかし、仲間と一緒に話しながら登ると意外とあっさり登れたりするものです。今回はいつも雪山登山で歩いていた赤岳に向かいました。
午後から雨が降るとのことで、様子を見ながら登ることに。一つめのピークである阿弥陀岳から見た赤岳はすでに雲がかかり始めていました。出会う登山者の方もみんな天気と睨めっこです。雲にかかっていた赤岳ですが、登ってみると北側は晴れていたりと、嬉しい時間もありました。雷雲ではなさそうなので、硫黄岳を越えオーレン小屋に向かうことにしました。アイスがある〜!と子供のように叫んでいたら、中から小屋の方が「ごめんね〜もうアイスは杏とバニラしか味が無いんだよね〜」と声をかけてもらいました。言われたらもっと食べたくなり、一気にアイスタイムへ。
オーレン小屋
エネルギー充電したところで、最後に登り返して、いつもお世話になっている赤岳鉱泉へ。お目当ての人にはお会いできませんでしたが、いつも冬に来るのでまた違った赤岳鉱泉を見れて満足。ここからは、ひたすら下り坂でスピードアップ。標高2500mを越えると空気もひんやりとし、とても気持ちいいのがこの時期の高山の魅力ですが、山を降りてくると次第に暖かい空気が肌に触れ、現実感が増してきます。
赤岳鉱泉
前日に泊まった赤岳の麓にあるJ&Nまで戻って二日目も終了。宿泊すると、駐車場代も下山後のお風呂も込み込みなので、とてもありがたい。お風呂でスッキリして、グリーンカレーをいただきました。チキンと野菜の焼き具合が絶妙で、お腹いっぱい美味しくいただきました。
現在、支援額は300万円を越しました。皆様の熱いメッセージと共に本当に感謝しております。まだメッセージをお返しできていな方もいらっしゃいますが、必ずお返ししますので、もう少しお時間ください。 7月中に資金が集まれば航空券等も金額を抑えられるので、引き続き支援のご協力をいただければ嬉しいです。応援よろしくお願い致します!
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