Koala A-1| 日本の紙加工技術で実現。紙でつくる新しい高音質スピーカー。

Koala A-1| 日本の紙加工技術で実現。紙でつくる新しい高音質スピーカー。

【Kibidangoのクラファンあと24時間!】採用ユニットの話について少しお話を。

Kibidangoでのクラウドファンディングがいよいよ残り24時間となってきました!

Kibidangoの皆様、ご支援頂き本当にありがとうございます。 また温かいお言葉をお寄せ頂きありがとうございます。 Koala A-1プロジェクトは皆様に支えられ進んでおります。 Kibidangoでは残り24時間となって参りましたが、最後までどうぞどうぞよろしくお願い致します!

Koala A-1のスピーカーユニットについて

さて、今日はKoala A-1で採用しているスピーカーユニットについて、少し触れようともいます。
Koala A-1で採用したフォスター電機製スピーカーユニット
Koala A-1で採用しているユニットはフォスター電機製の業務用フルレンジ(※)のスピーカーユニットです。 ※低音から高音まで一つで担えるスピーカーユニットのこと フォスター電機さんはB2Bをメインとされる会社さんで車載スピーカーを筆頭に世界中に音響部品を供給している大変技術力の高い会社さんです。民生に近いところだと世界中のイヤホンやヘッドホンをOEM供給(今もやっているか知らないのですが、iPhoneのイヤホンのサプライヤーだったことも)することもされています。 そんなフォスター電機製の採用したユニットの原設計は1960年代に遡るようですが、その技術上の大きな特徴は

技術上の特徴

・マニラ麻と三椏(みつまた)を使った軽量で高剛性な振動板 ・とにかくヘビー級で強力な磁気回路 というところにまとめられるかと思います。 この組み合わせでは非常にレスポンスが良くなり、聴感上は切れが良く特に人声がかなりきれいに出るというところが魅力だと思います。 フォスター電機の中でも設計がうまくいったユニットとして見なされたのか、設計を変更してFE103シリーズとして市販のシリーズにもなっています。こちらはフォスター電機の民生向けブランドFostexの名で上市されています。 採用ユニットの方と、Fostexの名で出ているFE103シリーズとは別のラインで外観、音も異なってくるのですが、「明瞭でリアル(FostexのFEシリーズの紹介文より)」な音質というのは共通する優れた特長であるように思います。まさにフォスターの音を体現していると言えます。 Koala A-1に採用するユニットを選定するにあたり、様々なユニットが候補に挙がり試聴を重ねてきました。国内を始め、中国、台湾、アメリカ、ブラジルなどなど様々な国からユニットを取り寄せ試しました。 しかし、このフォスターの音の魅力は他に代えがたく、「自然で生々しい」というKoala A-1のサウンドコンセプトにも合致すると判断し、最終的に採用するに至りました。 この際、民生向けのFostex FE103NV2を採用する案もあったのですが、業務向けモデルの方は一般には手に入らないことから、どうせファンディングで出すならこちらの方が面白いのではないかということで採用しました。 (採用ユニットの方が元気な音、NV2の方はややしっとりという風だと思っています。ただ、優劣の差があるという訳ではないと思います) サイズは幸い双方コンパチになっており、入れ替えて楽しむことができますので、知識のある方は入れ替えて音の違いを楽しむのもまた一興かと思います。 また、NV2と比べると、ハトメがあったり、振動板がやや茶系でノスタルジックな外観で現代では逆に新しく感じるのが業務向けモデルの面白いところかもしれません。
民生向けのFostexブランドで出ているFE103NV2(業務向けモデルとは別方向に進化しており、外観も音も違う)
そんな訳でKoala A-1に採用されているのがフォスター電機の業務向けユニットであります。 このユニットについてはもっと様々な話があって、いつか詳しく触れて書いてみたいと思います。とにかくフォスター電機を語るにあたってとても重要なユニットであることには違いありません。 読んで頂きありがとうございます。
引き続き当プロジェクトをどうぞお願い致します。 米田オーディオ 米田
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