生地を愛し、開発するメンズによるメンズのためのラグジュアリーパーカー
スーピマコットンとは?品質にこだわる人は必見
・スーピマコットンの奥深さ
皆さんは服の原料に「どのようなものが使われているか」を気にしたことはありますでしょうか?
相当マニアックな内容ですが、トレーサビリティなどは今後注目されていくと思いますので、ぜひ気にしていただけると嬉しいです。
私たちが作る商品はそういった中身にこだわる人にささる商品だと思います。
私たちは今回スーピマコットンを使ってモノづくりしたので少しだけ掘り下げていきます。
綿という原料は実はピンキリで産地や品種などで大きく特徴やお値段などが変わります。
スーピマコットンはアメリカのカリフォルニアやアリゾナ、テキサスなどの一部地域で栽培される綿花です。品種の基準も高く厳しく管理されています。
基準とは繊維長や繊維の細さなどを毎年収穫の時期にチェックします。
繊維は長くて細いほうがタッチがよくなり高品質とされており、スーピマコットンは各分野で最高クラスに位置付けております。
アメリカのスーピマコットン以外にも中国の新疆綿やインドのスビン綿、エジプトのGIZAなど最高クラスの品種は世界中にあります。
(ほかにも海島綿など高品質な最高クラスの品種はありますが、生産数が少ないので今回は説明を省かせていただきます)
ただそれら最高クラスの品種の中でもそれぞれ特徴があり生産量も違うのでそれによってお値段も若干違います。
そんな中なぜ今回スーピマコットンにフォーカスしたかというと、高品質な品種の中でも扱いやすさを感じたからです。
まずは最高級綿の簡単な特徴をご紹介します。
~最高級綿のそれぞれの特徴~
・スーピマコットン
生産地:アメリカ
しなやかで程よく張りがありしっとりとした肌触り、光沢があり耐久性が高い。
・スビン綿
生産地:インド
タッチが独特で他の品種に比べ油分が多くヌメリ感がある、光沢感も独特な上品さがある。
・ギザ綿
生産地:エジプト
繊維が細く均一なため張りがあり生地にした時シャキッと仕上がる、コシがあるので薄い生地でもしなやかさが感じられる。
・新疆綿
生産地:中国
油分が多いので柔らかく滑らかな肌触り、程よい光沢感もあり扱いやすい。
原料自体はとても良いのだが、ウイグル自治区での人権問題で中国以外のブランドで使用しているところはほとんどない。

まとめ
スーピマコットンは最高級綿の中でもかなり馴染みやすい品種だと思っております。
他の綿もとても良いのですが好き嫌いがありそう、だけどスーピマにはそれがないという感じです。
どんな生地組織にしてもハイレベルに仕上がるとてもスペックの高い原料だと考えています。
なので自分でモノ作りする際は絶対スーピマを使おうと思っていました。
スーピマを使うと生地不良が少なくなるので作り手としてはそれも結構魅力だったりもします(笑)
不良が出やすい原料を使うとそのリスク分のコストが上乗せされるため、安定しているスーピマはそれも魅力の一つなのです。
もしスーピマの良さを体感してみたいという方は、私が作った商品をご検討いただければと思います。
SDGsなどが多く謳われるようになったので、いかに長く大切に着ていただける服を作るか常に考えています。
もし興味を持っていただけたら他の記事でも商品に関連したことを書いているので読んでみてください。
疑問に思ったこと、ご質問があればご連絡ください。
ここまで閲覧いただきありがとうございました。