スイスアルプスを駆け抜けるSwiss Peaks 360km優勝への挑戦
2戦目 Ultra Trail Snowdonia by UTMB 4位入賞できました!

Snowdonia 国立公園の素晴らしい景色の中を走ってきました
応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
2019年のオマーンのレースの次に難しいレースでしたが、想定よりはるかにいいタイムで走れ、後半追い上げることもでき、
4位入賞することが出来ました。
今回のレースは強い選手が多かったし、表彰は5位までなのでラスト50kmは必死でした。
115キロ地点で前と1時間半差があると聞いて、その時点で7位だったので、一瞬無理かもと頭をよぎりましたが、私の挑戦を支援してくださっているみなさんや、遠征を支えてくれている家族、サポートに来てくれているイチローさん、応援に来てくれている友人や、小野寺先生のことが頭に浮かび、みんなの期待にこたえたい、喜んでもらいたいという気持ちが辛さやしんどさ、痛みを上回って、最後まで絶対トップ5に何としても入ってやるんだという強い気持ちを持ち続けてプッシュすることが出来ました。

2日目はかなり満身創痍でしたが久しぶりの熱いバトルを楽しめました
詳しくはレースレポートにしますが、今回のコースはWalesの北西部にあるSnowdonia国立公園の中のコースで、ウェールズ最高峰のスノードン山に2回別ルートで登ります。標高は最高でも1000mちょっとなのですが、岩場のテクニカルなルートが多く、手も使って上り下りする場所もあるため、非常に時間がかかるコースでした。またフラットな部分でも、湿地が大半なので、走りにくく、足を置く場所を選ばないと、ずぼっと膝ぐらいまではまるので、すごく時間がかかります。
足首も絶えずグネグネしているので、体のダメージも大きかったです。
試走である程度コースの様子がわかっていたので序盤は焦らず争わず進もうと思っていましたが、みんなすごく早くて焦りました。何度も自分に30時間後にどうなっているか考えろと言い聞かせて自制しました。

ラスト4キロで女子を一人抜いて逃げに逃げて、やっとゴールにたどり着いたときはホッとしました
道中色々ありましたが、115キロ地点で自分の体のダメージを判断すると、予定よりダメージが大きく、後半まくれるかかなり不安がありました。
最後から2つ目の山では思ったようにプッシュできず、痛みでもうダメかもと思いましたが、最後のエイドで前と10分差と聞いてスイッチが入り、なんとか気持ちを持ち直し、最後の下りで捕まえることが出来ました。
もう終わりかけていた脚が、アドレナリンで蘇ったんでしょう。
女子を抜いてからは最後の力を振り絞って逃げまくりました。
でも実はこの時点で自分は5位だと思っていたのです。
なんとか表彰台に立てると思ってゴールすると4位だといわれてビックリしました!

狙っていた表彰台に立てて本当に良かったです!
出し切ったので体のダメージは大きいですが、すぐ翌日あしラボの小野寺先生にマッサージしてもらえたので、順調に回復しています。帰国したら色々イベントが目白押しですので、早く元気になって、みなさんと講習会で走ったり、トークイベントをやったりしていきたいと思います。
お会いできる皆さん、どうぞよろしくお願いします。
改めて、企業スポンサーの皆さん、ご支援くださっている皆さん、私の挑戦を支えてくださって本当にありがとうございます。こんないいレースが出来たのも皆さんのおかげです。
次は7月のフランスUT4Mに向けて頑張ります!
